ダイナミックさも切なさも踊りっぷりまでもが超重力級。スケール感が全方位的にギガアップした作品に仕上がっていることにとにかく驚かされた。その勢いにノックアウトを喰らい、半日で3回も繰り返し聴いてしまったほど。前作『千紫万紅』から約2年のインターバル。その間のライヴで着実に人気も実力もスケールアップしていることはSNSから察していたのだけれども、それにしても最新作である本アルバムに落とし込まれた熱量は半端ではない。いや、ここにパッケージしきれなかっただろう猛烈なエネルギーが、音の外へとほとばしっているとまで感じ取れる。通して作品を聴くことですぐに把握出来るのが、その挑戦的な曲順。涙腺を攻撃するかの…