痛いところから見えるもの (文春e-book)作者:頭木 弘樹文藝春秋Amazon こちらの本に関する記事の2回目です。 前記事では、著者の頭木弘樹さんが、見舞いに訪れた知り合いと痛みを分かち合えた感慨から思わず涙を流したという話を紹介しました。 痛い体験は、肉体的に苦しいことに加え、誰とも分かち合えない孤独感をも味あわされます。 ですから、さほど親しい間柄ではなかったにも関わらず、目の前の男性が見せた共感の涙によって頭木氏の感情も一気に噴き出したというエピソードでした。病者の痛みを他者が共感することは、ほとんど不可能なことと言ってもよく、これはもう仕方のないことなのです。 世間並みの優しさや…