小説新潮に掲載されていた物語をまとめたアンソロジー「あなたとなら食べてもいい」の感想です。 サブタイトルは「食のある7つの風景」。こう聞くと、疲れた心があったかくなるような、ほっこりした情景が広がってるのかな〜?と思いそうなものですが、この本は割と違います。 7つある短編は、食べ物に例えるならみょうが、山椒、わさび。そんな薬味っぽい一風変わった話が多い印象です。 あなたとなら食べてもいい (新潮文庫) 作者:千早 茜 新潮社 Amazon 田中兆子 著「居酒屋むじな」 深沢潮 著「アドバンテージ フォー」 ほっこりあたたかく"ない”。食べ物アンソロジー とくに独特で、面白いと思った話が2つあり…