哲学的なテーマを妄想するのは昔から好きで「なぜ人は生きているのだろう?」「なぜ、何もないのではなく何かがあるのだろう?」みたいな事を考えてテンションが上がることは常々あるのだが、いかんせん、面倒くさがり屋なので、疑問に思うだけで、その疑問を解決するために、体系立てて哲学の勉強をする、なんてことはずっと避けてきた。そんな自分だが、この度プラトンの「饗宴」を読んだ。半ば思い付きで「哲学やってみよう」と思い、まずは「哲学の父」であるソクラテスからと思ったが、ソクラテスは著作が無いため、弟子のプラトンから読み始めようと決めたのである。 そんな自分なので、哲学の知識・教養は無いに等しい。だから、「饗宴」…