饗宴 (岩波文庫)作者:プラトン,久保 勉岩波書店Amazon 作品概要・所感 前416年の春のこと、悲劇コンクールでアガトンが初優勝したことを祝う宴会の席で、各参加者が愛の神エロスを讃える演説を行おうということになった。若きパイドロス、アガトンの恋人パウサニアス、医師エリュキシマコス、喜劇詩人アリストファネス、そしてアガトン、とそれぞれがエロスのさまざまな面を賛美していく。 大トリを務めるソクラテスは、自分は「真実」のみを語ると宣言し、以前にマンティネイアの巫女ディオティマから聞いたというエロスの真実について語ってみせる。エロスはそもそもその出生からして神ではなく、ダイモンである。そしてそれ…