一般的に著名な大学院の学生が陥るとされる就職・生活難問題の総称。社会問題のひとつ。
大学院生は生活費や研究費などの経費を自己負担しなければならないが、奨学金が無い場合などは、学業に加えてアルバイトなどを行わないと十分に補えない。また大学を離れて一般企業に入ろうとしても、学部卒と同じく就労経験がないにも関わらず、同等またはより高い給料を払わないといけない存在となるため、嫌厭されることが多い。
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
「真理の勇気」は,ミシェル・フーコーのコレージュ・ド・フランス講義1983-1984年度である([isbn:9784480790538])。 「眞理の勇氣」はサブタイトル「戸坂潤と唯物論研究会」が示すように,日本の敗戦直前の1945年8月9日,獄死した戸坂潤の物語である。秋田雨雀・土方与志記念青年劇場第127回公演(古川健・作,鵜山仁・演出)として上演される(5月13日〜22日,新宿南口・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)。 「いまだ戦争と決別できない我々人類。いかに誤謬に惑わされず,錯誤を捨てて,より良き未来を獲得するか。(改行)戸坂潤の人生には,その問いに対する大きなヒントが…
アカデミアを離れてみたら - 岩波書店 from 博士漂流時代 榎木英介著 ディスカバー・サイエンス 2010/11/15、高学歴ワーキングプア「フリーター生産工場」としての大学院 水月昭道著 光文社新書 2007/10/16 - いもづる読書日記 イノベーションはなぜ途絶えたか: 科学立国日本の危機 (ちくま新書1222) 山口栄一 筑摩書房 2016/12/06 - いもづる読書日記 大学などアカデミックな職にあった方々が、民間企業などへ転職する体験記。こんな本が成り立つことが、そうした事例の希少さを物語っている。大学院重点化やポスドク一万人計画で増え、行き先を失いワーキングプア化した人材…
佐藤郁哉『大学改革の迷走』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 今日は大学院に関する章を読んでみた。 高学歴の人材がフリーターになってしまう「高学歴ワーキングプア」という言葉がある。また、そんな背景があってか、日本では「博士離れ(=院を卒業する者が減少)」が進んでいるという。 著者はこの原因として以下の3つを挙げる。 1.若手研究者の雇用不安定化 2.産学間の人材需要のミスマッチ 3.民間企業の雇用慣行による博士人材採用の壁 個人的には、「学歴ロンダリング」というものはおそらく3点目、民間会社が院卒をあまり採用できない現状から1につながり、それを把握した学生…
でも、文法には説明の気持ちよさがあるんだよ。特に関係がないと思われていた複数の事柄とか、例外に思えていたものが統一的に説明される気持ちよさ。1 数式を美しいというのと同じように、文法は美しい。ごく少ない文法規則、例えば英語であればたかだた5つの文型にもとづいて、およそあらゆる意味が生成できる。文法はしばしば条件と例外を伴ういっぽうで、数学もまたそれらから自由であるわけではない。 文法は言語に先立たずに、個別のことばを収集処理して規則を抽出したものが文法である。ある現象を抽象化して定式化する。その美しさは優れた数式やプログラムの美しさに似ている。現象を分類してモデル化し、条件と例外を局地化して極…
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 作者:前野 ウルド 浩太郎 光文社 Amazon ノンフィクション・エンターテインメント。昆虫学で博士号を取った著者が、自らの研究生命を保つためにアフリカへ旅立ち現地で奮闘する物語。一見するとアフリカの冒険譚のようにも思える。だが、これは第一次的には現代日本社会の冒険譚なのだと思う。特にポスドクが日本社会を生き抜いていく冒険譚。日本では高学歴ワーキングプアがたくさん存在し、博士号をとっても食っていけない人間は多数いる。そんな中で地図も道もない荒野を、情報収集能力とチャレンジ精神で切り抜けていくのが本書のストーリーである。具体的には、研究費をもらえるポス…
「学歴なんて関係ないよ」 というセリフを口に出して言えるのは 本当に受験戦争に勝ち抜いた高学歴の人が ちょっと自分をへりくだって 相手をフォローしてくれる場面であったり 婚活市場での選ぶ立場の美人さんが 言って良い言葉だと個人的には思ってる。(あくまでも私個人の意見です) 実際、最終的には学歴より中身なわけで 学歴重視とは思ってなかった。 そんなセリフ言った事ないし。 でも、とある人に出会ってから 見方が変わったんです。 アプリは任意で学歴を載せれるけど 必ずチェックするようになった。 大卒かどうかを。 (アプリによっては有名大学も記載できる) 大卒じゃないからやり取りしないってわけではないで…
〇ワーキングプアドクター ドクターを終了しても、行き場のない高学歴ワーキングプアになっていく人が多いです。 アカデミックな分野でさえ、賞をとってなんぼ、というようなギャンブル的な人生を求められるようになってきたのでしょう。 ちなみに、医者など専門家は、経歴としてどの大学を出て、どこで働いて開業したという経歴が書いてあります。昔の職場の近くで開業する医者は、そことの関係がうまくいっていると思われます。 〇価値観 ITネットの発達により、生産者、創造者よりも、消費者の評価を重視する社会、その価値観一辺倒へと移行していきました。それは、一言で言うと、市場主義、目の前の評価、ランキング、価格しかみない…
著者:森川 正之[もりかわ・まさゆき](1959-) 経済政策、産業分析。経済産業省。 装幀:新井 大輔 (1982-) 装画:コーチはじめ DTP:有限会社 マーリンクレイン NDC:331.8 生産性 誤解と真実 | 日経の本 日本経済新聞出版 生産性 誤解と真実作者:森川 正之日本経済新聞出版Amazon生産性 誤解と真実 (日本経済新聞出版)作者:森川正之日経BPAmazon 【目次】 目次 [003-005] 序章 注目される生産性 007 人手不足の深刻化と生産性への関心の高まり 生産性に関する誤解 生産性と経済成長・賃金 成長戦略の効果への誤解 楽観的な将来見通しのリスク 本書の…
週刊文春もDOMMUNEも岩波書店もみんなだまされた! その悪辣な手口を暴く! こべにの「毎日新聞デジタル版報道の問題点」の問題点 「長年にわたって同級生をいじめていた」「私立小学校から高校で」の捏造 あなたは日本語がわかりますか? モンスタークレーマー・こべに大噴火 雑誌を読んで感想を書いただけ。それの何がいけないの? 全部読もうが、一部を切り取って解釈しようが、読者の自由 「小山田圭吾における人間の研究」をデマだと流布することこそ犯罪 好ましくない意見を取り締まるのは思想統制であり、言論封殺である こべには対話を拒否し、間違いの訂正にも応じない 「障害のある同級生への壮絶ないじめを武勇伝の…
読書メーターで2021年に読んだ本をまとめました。 2021年の読書メーター読んだ本の数:120読んだページ数:24484ナイス数:699現代詩手帖2020年 12月号[雑誌]読了日:01月01日 著者: シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のことの感想エッセイと自伝的小説の中間のようなもの。結論は出ない。読了日:01月02日 著者:花田菜々子高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)の感想私はこれになるのが嫌で早々と研究者稼業を引退、無事手堅いところの職を得ました。読了日:01月03日 著者:水月 昭道捨てられ…
\参加申し込み受付中/ https://techplay.jp/event/840273 ※外部サイトに遷移します こんな方におすすめ ・エンジニア 開催概要 「気が付くと周りには後輩エンジニアばかり、マネジメントの仕事も増えてきた」そんな時「エンジニアとしてこれから⾃分はどうあるべきなのか」を考える⽅も多いのではないでしょうか。 そのようなキャリアの分岐点にたっているエンジニアに向けて今後を考える上でのヒントを持ち帰っていただけるようなトークセッションを開催いたします。 当日は下記のようなキャリア分岐点にいるエンジニアが気になるテーマから厳選してトークを繰り広げます!申し込み時にパネラーに聞…
この本はドイツの著述家であるクニッゲ(1752~1796)が書いた処世哲学の古典的名著で、他にも小説などいろいろな作品があるが、自他ともに認める「粗製乱造」のせいもあってか、現在でも親しまれているのはこの一冊のみである。 第三部まであり、第一部において一般原則と一般的の人に対する交際術を示し、第二部においては身分差のない人に対する交際術、第三部においては身分社会的関係、慣習によって左右される交際術を論じている。つまり基本的に「誰とどう交際するか」について書かれてあり、例外的に交際している時点の状況にも触れられている箇所がある。以上の事情から、<交際><交際対象><交際状況>がこの著作の基本的な…
『大学出版』第123号,2020年9月1日発行(特集 大学教育・研究の現在——コロナ禍における各国比較) 馬場公彦「中国の大学事情——北京大学での教学経験を中心に——」(大学出版部協会『大学出版』第123号,2020年9月1日発行)を読んだ(バックナンバー→https://www.ajup-net.com/daigakushuppan)。 大学受験のための「高考」(全国普通高等学校招生統一考試),学生のキャンパス生活,教員の授業や研究,と体験にもとづく中国の大学における入学・学習・教育・研究の紹介である。近くて遠い中国の大学事情がよくわかる。 -関連エントリー--中国語訳『共産党宣言』初版の再…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2021年11月8日 MicrosoftNews FLASH SmartFLASH「なぜ日本の大学はダメになったのか…「教養部廃止」「大学院重点化」で企業から見捨てられた! © SmartFLASH 日本の大学進学率は、1950年代は10%程度、1960年代は20%程度でしたが、1980年代後半から1990年代にかけて40%程度にまで上がります(現在は60%弱)。学生の保護者を含めて多くの人々が大学に大きな関心を寄せ、その内情を知る立場になったわけです。 そこに、バブル崩壊後の経済…
WTTコンテンダー・ラシュコ大会(11月1日〜7日,スロベニア)の男子ダブルスで,田中佑汰・木造勇人ペアは決勝で中国の林高遠(LIN Gaoyuan)・周啓豪(ZHOU Qihao)ペアに 0-3 (9-11, 7-11, 9-11) で優勝には届かず準優勝にとどまった。田中・木造ペアは予選トーナメントで同じ林・周ペアに 3-2 (11-6, 9-11, 5-11, 11-6, 11-5) と逆転勝ちしていた。 この大会で中国選手は今月末開催の卓球世界選手権大会個人戦(11月23日〜29日,ヒューストン)の調整を兼ねており,男子シングルスの第2シード・梁靖崑(LIANG Jingkun),女子…