一般的に著名な大学院の学生が陥るとされる就職・生活難問題の総称。社会問題のひとつ。
大学院生は生活費や研究費などの経費を自己負担しなければならないが、奨学金が無い場合などは、学業に加えてアルバイトなどを行わないと十分に補えない。また大学を離れて一般企業に入ろうとしても、学部卒と同じく就労経験がないにも関わらず、同等またはより高い給料を払わないといけない存在となるため、嫌厭されることが多い。
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
入荷した本です。その中にある「高学歴ワーキングプア」という本を読みました。 正直に言うと憤りを感じました。日本の教育システム、日本社会の若者に対しての処遇の酷さに対して怒りさえ感じます。 一生懸命勉強した人たちが報われない日本社会に、希望を持てる未来があるのでしょうか。 質の良い教育環境や、勤勉な学生の未来よりも、大学の経営が大事。そんなことをしていたら、そのうち本当に、経済はインドや東南アジア諸国に追い抜かれてしまう。前から感じていたそんな危機感が、この本を読んで更に強くなりました。
阿部恭子『高学歴難民』講談社現代新書 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 今月の新書は学歴に関するものと発達障害に関するものが多い。 ・『高学歴難民』講談社現代新書 ・『ルポ 高学歴発達障害』ちくま新書 ・『職場の発達障害』PHP新書 個人が抱えるなんらかの生きづらさや困難が、本を通して社会への認知・理解となればいいのであるが、こんなにもいっぺんに同じようなタイトルが棚に並べられていると「高学歴なのにこんなことになっているなんて、世も末だな」と思ってしまった。 読んですぐに売れば500円で読めるので読むことにした。 ・・・ 内容と…