都内に梅の名所は多く、大田区内にも「池上梅園」や「梅屋敷」まで(笑) 本展のタイトルには「梅林」「花々」の文字が躍るも、実際の展示の見所はポスターにあしらわれている『伊東深水』の{美人画}、『川瀬巴水』『高橋松亭』の{新版画}。 とりわけ{新版画}はイマイマの季節らしい冬景色のものを多く、次第に春を迎える様子を付け加え季節の移ろいを感じさせる凝りよう。 勿論『広重』の{浮世絵}や、モノクローム/セピアの写真の抑えで江戸~明治~大正~昭和の景観変化の解説も抜かりなし。 こうしてみると、今は無くなった場所や施設も多いのだなぁと嘆息。 かなりの展示数にもかかわらず、空いているのは更に有難い。ゆっくり…