江口夏実の同名漫画を原作とするTVアニメ。
2014年1月から4月までMBS・TBS・CBC・BS-TBS「アニメイズム」にて放送された。全十三回で、一回につき二話の形式。
第2期『鬼灯の冷徹 第弐期』は分割2クール方式で2017年10月より放送開始。
講談社「モーニング」で掲載されている同名漫画の前作である「地獄の沙汰とあれやこれ」を含めた形でのアニメ化。
原作が、体系化された知識(パロディ)の要素を持ち、「TBSの番組を見ている」というベクトル(主人公鬼灯が「世界ふしぎ発見!のファンであるなど」)があるためか、TBSで放送、第1回のエンディング(だけ)は日立の樹の曲を分析しコードがハーモニーを構成するように描かれた曲を採用するなど、原作のテイストはちゃんと残っている。
多分、作劇上アレだと思われる、「にんげんっていいなを歌う」シーンは削られている。
地獄での経営、と地獄や冥界の構造、民間伝承 「かちかち山」のウサギや「桃太郎」のイヌサルキジなどが、地獄で獄卒として如何に生活するかが描かれる。
江口夏実によるマンガ作品。
2011年より「モーニング」(講談社)にて連載中。
地獄を経営している閻魔大王 の補佐官 鬼の鬼灯(獄卒からのたたき上げであり 全獄卒の憧れかつ希望の星でもある)が、272部署もある地獄を如何に切り盛りするか、という話。
不気味な表紙(舞台はほぼ地獄だし)から、「ホラー漫画」と思われている(作者インタヴューより)が、中身はギャグマンガであり、パロディもいっぱいある。
妖怪が地獄で生活している、という設定で、そのような妖怪(朧車など)の他、キツネやタヌキ(伝承に出てくる)が登場、日本で死んだ動物(ペンギン、コビトカバ カピバラ アイアイなど)が「地獄の獄卒として」出てくる。また、その他一寸法師や金太郎、かぐや姫などが現代の冥府で如何に生活をしているかが描かれる。
著者: 江口夏実