三門をくぐり塔中の参道進んでいくと、左手に客殿や大坊へ繋つながる通路があり、そこに朱塗の門があります。古風な唐破風造りで表側の上部に鬼の面が配されていることから『鬼門(おにもん)』と呼よばれています。前回、ご紹介した『裏門』が大坊の裏側の門で、この『鬼門』は大坊の『表門』になります。また朝日の昇る東の方角を向ているので『朝日門」とも呼ばれます。『鬼門』は、享保2年(1717)、総本山第25世日宥上人により建立され、昭和33年(1958)、総本山第65世日淳上人によって屋根が桧皮葺から銅葺に改修されました。 鬼門 『鬼門』を通り過ぎて、さらに奥(北)進んで、石段を上ると、御影堂の手前に二天門があ…