『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観た時点では、(これ、次作でいったいどうやって収拾付けるんだろう……?)と不安に感じていた。しかし、本作を観るとその不安感は雲散霧消、終わってみればこれ以上ないという締め括りだったと思う。 【ネタバレです。】 ゲンドウの物語 本作は新劇場版、そして、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの締め括りとなります。映画館で観て思ったのは、本作は碇ゲンドウの物語だということ。ゲンドウが主人公の碇シンジと対話し、気づき、そして列車から下車する。思えば、ゲンドウとシンジ、テレビ版でも旧劇場版でもこんなにきちんと対話してなかったからなぁ 。 冬月先生大活躍 本作では冬月コウゾウ…