閉管の3倍振動 前回に引き続き閉管の共鳴を解説する。 基本振動の次は2倍振動が来るだろうと予想するが、 閉管の場合、基本振動の次は3倍振動になる。 なぜなら、閉管は片方が口でもう片方が底のため、 2倍振動はないのだ。 閉管の共鳴に偶数倍振動はなく奇数倍振動のみだと覚えておこう。 それは口の場合は定常波の腹、 底の場合は定常波の節ができるためである。 基本振動の波形が3個分あるので3倍振動となる。 閉管の中に波長は個あるので、 1波長にするには、閉管の長さを倍にすれば良い。 となる。 3倍振動の周波数 f3は、 のλに値を代入すると求められる。 この分母分子に3を掛けて、 と求めることができる。…