The ABC Murders (1935) 作者:アガサ・クリスティー 名探偵エルキュール・ポアロが登場する推理小説の中でも有名なうちの一つ。 ISBN:4151300112
[MV] The Alphabet Murders, 1966(英) 90min. (未公開)
[TV] ABC殺人事件 The ABC Murders ASIN:B000063EFH "Agahta Christie's POIROT IV",1992(英/LWT) 103min. 出演デビッド・スーシェ
巻数が多いので、書影は最終巻のみ掲載。ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (4) (ビッグコミックススペシャル)作者:星野 泰視小学館Amazon クリスティの「ABC殺人事件」は中一の時に自分の小遣いで初めて買った文庫本。 その次に間を空けずに買ったのが「アクロイド殺害事件」。 この二冊が自分のミステリ人生を決定的に方向付けたと言って過言では無い。 なので、非常に思い入れのある作品。 とはいえ、記憶自体はほとんど無くなっているので、違うメディアながらも、 改めて読めて良かった。 ただ、こうして読むと、謎解き自体はそこまでスマートじゃ なかったんだなぁと。はったりではない、決め手が一…
ABC殺人事件 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,堀内 静子 早川書房 Amazon その嘘を通じて、わたしは真実を知るのです! ポワロに届いた脅迫文。 髪の薄さが気になるお年頃のヘイスティングス。必死でフォローするポワロ。 クリーミーな犯罪。アガサの自虐ネタ? 八百屋に聞き込みのため、レタス買うポワロ。イチゴ買うヘイスティングス。 クローム警部はイライラさせられることも多いけど、仕事熱心。 スクランブルエッグとティーに身震いするポワロ。ダメ?その組み合わせ。 「しゃれた表現ではないが、それで結構です。」言い方が気に入らないだけなのね。 「狂気の人間というものは、自分が手をくだ…
みなさんこんにちは、ひでえぬです。 11月下旬から上尾シティハーフマラソンに面接授業、そして毒物劇物取扱者試験と怒涛の日程でしたが、フィナーレの毒物劇物取扱者試験も無事終わり、ちょっとひと段落した雰囲気です。 今朝は埼玉県は霧がすごかったですが、雨の心配はなさそうなので、電車で出勤しました。 電車の中ではこちらを読んでいました。 ABC殺人事件 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,堀内 静子 早川書房 Amazon 名探偵ポワロシリーズは、スカパーでBBC制作の実写版をほぼ全話見ているので、この機会に原作を読んでおこうと思います。 これはいわゆる連続殺人事件ですが、まだ序盤です。…
長男の英語音読について ちょうど春休みに入った頃、長男は『そして誰もいなくなった [英語版ルビ訳付]』を読み始めました。 「そして誰もいなくなった [英語版ルビ訳付]」 そして誰もいなくなった [英語版ルビ訳付] 英語版 アガサ クリスティ (著) 新書 – 1999/4/28 Amazon 楽天 www.pandamama-eigoikuji.xyz 同じアガサ・クリスティー作品の 『オリエント急行殺人事件』が気に入ったので、次も同じ作者の本が読みたいということで選びました。 ルビ訳版が出版されていたのも決め手です。 読んでみて、 『オリエント急行殺人事件』と比べると難しいようです。 ルビ訳…
アガサ・クリスティーの『ABC殺人事件』を読みました。 殺人というのはつくづく面倒な行いだと思う。 以前森博嗣のVシリーズの一作を読んでいたとき、面白いと思う台詞があった。 Vシリーズは没落した旧家の令嬢・瀬在丸紅子を主人公とするシリーズで、私はこの瀬在丸紅子という人物が結構好きで。多分彼女の言葉だと思うが、こんなものがあった。「殺したいか、それとも、消したいか。殺人の動機は、この二種類しかない。」なるほど、と思う。確かにそうだ。前者は殺すプロセスも目的の一つであり、後者は殺すことはあくまで手段。 『ABC殺人事件』は、殺したいのか、消したいのか、どちらだろう?ABCの順番に人を殺していくなん…
アガサ・クリスティ以前には、シャーロック・ホームズのコナン・ドイル、その前のエドガー・アラン・ポーをはじめ、数多の優れたミステリー作家がいたのはよくわかっています。 それでもね、ぼくはアガサ・クリスティの作品達の中に、彼女の後に書かれたミステリー小説の全てがあると思ってます。 彼女は、とても優れた作家(ミステリー作家としてだけでなく)であり、彼女の作品は、どれもこれも優れています。 ということで、ぼくはエルキュール・ポアロの活躍する長編作品だけでも全部読んでいこうと決めたのです。 これが最近ぼくがアガサ・クリスティの作品ばかり読んでいる理由です。 ということで、ポアロものの11作目「ABC殺人…
どうも、タリホーです。 当ブログで4年前にレビューしたドラマ「アリバイ崩し承ります」のスペシャルドラマが先日放送されたけど、いや、正直続編が放送されるなんて期待していなかったからスペシャル番組として放送されると聞いて普通に嬉しかったわ。 tariho10281.hatenablog.com 以前のレビューはこちら(↑)にまとめているが、連ドラが放送された時点では原作エピソードのほぼ全てを映像化した状態だったし、続編をやるとなると原作者の大山誠一郎氏が新作を量産するのを待つしかなく、実現するとしても1エピソードの執筆にかかる時間から考えて最低でも5年以上はかかるんじゃないかと思っていたので、スペ…
ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログにリストを掲載した。『赤い館の秘密』、『ABC殺人事件』、『見知らぬ乗客』……。捜査官によると、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従っているのか? ミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作! 読んだことのある小説が物語の中に出てきて語られると嬉し楽しい。 はじめから主人公は信頼できない語り手で、作者の企みが満ち溢れていた! 猫が幸せであり続けま…
●『ABC殺人事件』 A・クリスティー 創元推理文庫 読了。 大人向けの訳で読んだのは四年前が初めて。今回必要があって、メモを取りながら再読した。感想は基本的に前回と同じなので、当時のブログをベースにして修正を加えたものを今回の感想とする。 関係者が無意識のうちに取捨選択して話さなかった些細な事柄にこそ重要な手掛かりが潜んでいる、というアプローチにはわくわくするものがある。なにしろこのアプローチの結果としての、スリリングな場面を覚えているのだ。読み進めた先の盛り上がりが約束されているのである。その他全般的に、真相を知って読むと様々な記述の意味がその場で分かるので、初読とは違う面白さがある。また…
No.3783(再)【今日のムック本】読書はなかなか奥深い「NHK趣味どきっ! 本の道しるべ」 初めて小説を読んだのは小学2年生の時で、アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」だった。以来、月に3冊ほど読む生活が50年近く続いている。本を読む人が減っているらしい。書籍から電子書籍、漫画からヴィジュアルになっているようだ。 現在NHKで放映中の「趣味どきっ!」は読書家の7人による好きな作品をもとに、本への取り組み方を示唆した「本の道しるべ」を特集している。特に作家の平松洋子と芸人で漫画家の矢部太郎が興味深い。 本を読まなくなったミドルからシルバー世代の友人はみんな「時間がない」「熱中したらやめられ…
10年前、小五郎はなぜ警察を辞職したのか。なぜ妻の妃に銃をむけたのか。今まで明かされなかった小五郎の過去が明かされる『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』の解説・考察をしていく。(犯人に関するネタバレあり)
今週のお題「大移動」徒歩10分の近所にある映画館ではなく、博多駅の映画館へ、インドアな私からすると大移動し、『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』を観てきました。 madarame-misuo.comもともと、Mr.Childrenライブの最終抽選結果次第では、会場のサンパレス福岡に移動する目的で博多へ行っていました。 これまで、一般枠でも当選してきたものの、今回はことごとく落選し、今回の最終抽選に当選するのと、Mr.Childrenにメンバー入りできる可能性は同じくらいだったのではないかと個人的には思っています。そんなわけで、急にすることがなくなり「映…
英会話サークルのリーディングのテキスト 「ナイルに死す」をもうすぐ読み終えます。 アガサ・クリスティーだけでも 「そして誰もいなくなった」 「オリエント急行殺人事件」 「ナイルに死す」と続きました。 すっかり事件慣れし、以前よりは苦戦せずに 長文も読めるようになりました。 もはやミステリー愛好会。英会話はどこへ行ったの? 二刀流のサークルになりつつあります。 ABC殺人事件 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,堀内 静子 早川書房 Amazon 次のテキストは「ABC殺人事件」に決まり どんな手口なのでしょう、被害者は何人?と 新しい本を楽しみにしています。 明日は急なお客さま。…
皆さん、こんにちは。 3連休明けは労働意欲が著しく低いですね。何度も気分転換するうちに夕方になってしまいました。これはまずいと焦りつつ、息子のお迎えをして、仕事をやっつけます。 【アクロイド殺し】アガサ・クリスティ作の古典ミステリーの代表作は今読んでも面白い 【アクロイド殺し】アガサ・クリスティ作の古典ミステリーの代表作は今読んでも面白い 作品概要 あらすじ おすすめ あわせて読みたい 「オリエント急行の殺人」 和食器のお店~13-Tableware アクロイド殺し (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]価格: 1056 円楽天で詳細を見る // オススメ度;★★★★ 再読度;★★★★ …
はじめに 私が実際に読んで良かったなと思った本をただ列挙していくだけです。ジャンルも名前もお勧め度合いも順不同。 この記事を読んで興味をもって頂けたら幸いです。 不定期で更新します。 これからの「正義」の話をしよう アメリカの政治哲学者マイケル・サンデル作。 様々な哲学者や実際の事例を通じて「正義」について論じていくものです。哲学を知らない人であっても解説が付いているので難なく理解できると思います。 功利主義、自由主義、目的論的正義感と言った様々な「正義」の物差しを見て行く事で、自分の正義感に厚みを持たせることが出来ると思います。 ホーキング、宇宙を語る 車椅子の天才、スティーブン・ホーキング…
2024年1月26日、はてなブログ初めての投稿。 書道のことや、日々の出来事をつらつらと書いていきたいと思います。 今年に入ってから、アガサ・クリスティーを読み始めた。 ミステリーは好きだが、アガサ・クリスティーは、テレビドラマでは、何作か観ているが、本は読んだことがなかったので、世界的なベストセラーの本は読まないとと思い、 まず、『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』と読み始めた。 やはり、納得のいく面白さだった。 そして、今は、『ポアロ登場』を読んでいる。 こちらは、短編集になっていて、初めの話「西洋の星」は、テレビドラマで観たのを思い出した。本を読むと、事件の解決だけでなく、ポアロと…
TikTokerに曲パクられた人が激ギレしてるのを見た。 聴いてないから何とも言えないが、曲だけじゃなく歌詞もらしいんで完全にアウトだろう。 ただ激ギレした言い方が大人気ない、あれでは余計に拗れるような。 播州弁入ってるから尚更キツく見えるし。「貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ」(田中啓文/徳間文庫)読んだ。貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ (徳間文庫)作者:田中啓文徳間書店Amazon今回は連続殺人に料理対決。 小悪党が次次と殺されていく、遺体には判じ物、つまり”なぞなぞ”が描かれた紙が添えられている。 なぞなぞを解きながら犯人を追っていく。 色んな種類があるんだろうけど、此処に…
キッド・ピストルズの説明は下記を参照。本書は2010年に出た第6作なので、とても息の長いシリーズだ。例によってマザー・グースの歌詞の通りに事件が起きる。2019/11/1 山口雅也「キッド・ピストルズの冒涜」(創元推理文庫) 1991年 だらしない男の密室 ・・・ とてもだらしない「片づけられない症候群」の男が密室の中でバラバラ死体になっていた。中には彼の自伝を書くことになっていた小説家がいた。彼は見覚えのない紙片(マザー・グースの歌詞)をもっていた。男は金融業を営んでいたが最近廃業し、莫大な資本を専用の金庫に収蔵していた。脱出奇術の助手を務める妻と離婚訴訟を進めていて、同時に医療過誤の訴訟も…
今日は俳句のレッスンはお休みで、ちょっと別の話題。 年末年始にネットで、「今年(去年)購入して良かったものベスト10」といった記事や動画をよく見かけますが、 昨年私の生活を変えたNo.1が、AudibleというAmazonのオーディオブック・サービスなのです。 現在、子育て中でゆっくり読書する時間がなかなか取れなかったのですが、Audibleを使い始めてから、家事の最中に本が聴ける(≒読める)! これがもう最高で、面倒なだけだと思っていた洗濯や掃除が楽しい時間に早変わり! どハマりしてしまいました。 Audibleで次々本を聴いているので、何を聴いたかメモしておきたいと思いつつ、出来ておらず、…
ミステリを読むのが好き、と事あるごとに書いておりますマズルカ。ミステリの女王と呼ばれておりますクリスティについても、このブログの当初にご紹介をしたことがありましたが、その折にはELTというシリーズについて中心のご紹介でした。 ホームズについてはいろんなGraded Readers(GR)を中心に横断的にご紹介したのに。なんで今更、なんですけれど、実は家族とミステリについて先日話しておりまして、え?「アクロイド殺し」も「そして誰もいなくなった」も読んでないの?となったわけです。まあ、和製SFが大好きの人が翻訳物のミステリを読んでいないのは考えれば当然のことなのですが、何となく世界中の人が(大げさ…