2026年の「骨太の方針」原案が発表された。前年まであれほどメディアを賑わせていた「ライドシェアの全面解禁」や「新法制定」の文字はどこへやら、蓋を開けてみれば「規制改革」の熱量は驚くほど冷え切っている。 文中に並ぶのは「交通空白の解消」や「地域の足の確保」といった、福祉政策のようなマイルドな表現ばかり。既存のタクシー業界の秩序を1ミリも崩さない「日本版ライドシェア」の枠内でちまちまと微調整します、という政府の強烈な「やる気のなさ」が透けて見える着地となった。 だが、この結果を見て「自民党は改革に後ろ向きだ」と単純に批判するのは、彼らの本質を見誤っている。彼らが行っているのは、市場を自由にする行…