南が6年生の卒業を間近に控えたある下校時のお話。 南のおかーさんとお買い物の帰りに下校中の南を発見。 南の話にちょくちょく出てくる、かわいいバスケット部の女の子と2人です。 いつもは男女混合で5~7人の集団ではしゃぎながら帰っているのに。 反対車線のビルの隙間の路肩に見つからないように車を寄せて、2人をしばし見学。 女の子は話すたびに背の高い南を見上げながら、ポニーテールを揺らしてうれしそうに微笑んでいます。 南はポケットに両手を突っ込んで、女の子の背の高さに合わせるように背中を少し丸めて笑顔で話をしています。 何を話しているのかな? 彼女を見る南の眼は優しい。 卒業を間近に控えてきっと感傷的…