不動産の売却で譲渡所得が発生した場合は、所得税や住民税が課されます。総合課税の対象となる譲渡所得は、50万円の特別控除が適用になりますが、不動産の譲渡所得は分離課税にあたるため適用外です。その代わり、数百万円、数千万円が控除される特例が複数設けられています。 記事の目次 1. 譲渡所得とは? 2. 譲渡所得の50万円の控除は土地・建物には使えない 3. 土地・建物を売却したときに活用できる譲渡所得の特別控除 4. 譲渡所得の特別控除を使う際の注意点 5. まとめ 譲渡所得とは? 「譲渡所得」とは、一般的に土地や建物、株式、ゴルフ会員権など保有している資産を譲渡(売却)することによって生じる所得…