Mathematics In Leanから第7章 階層 7.1 基礎の勉強を続けます。 "At this stage we would like to move on to define rings"というあたりで、ここから環を定義していきます。 環を定義するにあたっての課題意識は環の2つの演算である加法群と乗法モノイドでは全ての乗法モノイドの定理は加法群でも成り立つことです。この部分を自動的に行う仕組みが必要になります。 使う道具立てはAdd, AddZero, Mul, MulOne, Neg, InvというLean標準定義済みのクラスです。ちなみに明示的には登場しませんが、これらのクラス…