獸木野生(けものぎ・やせい)(以前は「伸たまき」という名前で書いていた)作のマンガ作品。
Palm社のPDA。また、Palm社のPDA用OS「PalmOS」を搭載したPDA。
持ち運べるパソコンを目指すのではなく、あくまで携帯情報端末に徹した設計で、高性能CPUも多量のメモリも必要としないシンプルなつくりを特徴とする。
この考え方は「Zen of Palm」と呼ばれ、コンピュータがとにかく高速化、高機能化を目指す姿勢に一石を投じた。この考え方に共鳴するPalmのファンは多い。
しかし近年はマルチメディアなど多量のリソースを必要とする機能をサポートしつつある。これは高性能Palm路線を推し進めるSONYと、「ポケットに入るパソコン」を標榜するライバルOS、MicrosoftのPocketPCの存在によるものと言えよう。
Palm社の他、Tapwave、HandEra等がPalm互換機を開発し、SONYがCLIEを国内で開発発売していた。
世界では最も普及しているPDA機種であるが、PDA市場全体の不振から開発企業は減少しつつあり、Palm Computing社は日本から撤退。Palm社とライバル関係だったHandspring社はpalmOne社と合併。SONYはCLIEブランドにおけるPDA市場撤退を発表し、それらによって現在国内で購入できる新たなPalm系列のPDAは輸入品のみとなっている。
むしろ日本製よりも本家の外国製のほうが人気となる傾向があり、Tungsten(TungstenC)などはクリーンヒットを記録している。
Palm系統は元々US Robotics社が開発していたものであるが、US Robotics社は3Com社に買収され、部門として分社化した後、子会社としてPalm Computing社が設立。
更に完全に独立してPalm社に。後、Palm社の分割によりソフトウェア部門からPalmSource社とハードウェア部門からpalmOne社が誕生したが、palmOne社がPalmSource社から『Palm』のブランド名を完全に取得したため再びPalm社に戻った。
近年は、スマートフォンであるTreoシリーズが主流の商品となり、PalmOSだけではなくMicrosoft社のWindows Mobileを搭載した製品も扱う。
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