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電力改革プロジェクト

2017-01-14

中間とりまとめへの意見 その2


総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会
電力システム改革貫徹のための政策小委員会
中間とりまとめへの意見 その2

中間とりまとめ」は多くの専門家・市民が厳しく指摘するように、東京電力債務超過を防ぐ「東電救済」目的としか思えないタイミングと内容です。賠償費用不足金として「2020年から40年間、標準家庭で月約18円」を託送料(電気料金の一部)に上乗せすると試算されていますが、上限とされる2.4兆円を簡単に上げられる仕組みが大問題です。託送料への上乗せ自体が、発送電分離後の送配電部門中立性・公平性を損ね、公平な競争を掲げる電力自由化の原則に反します(安田陽氏2016「「新電力の負担」が誤解を招く〜本質的に公平性を欠くのはなぜか?」自然エネルギー財団連載コラム。図も同じ。,波生した事故費用をに求めるのが第一の不公平性、税とせず△総括原価方式を利用して回収するのが第二の不公平性)。http://www.renewable-ei.org/column/column_20161212_02.php
電力システム改革を進める同省が自らそれを葬るような矛盾に満ちています。国会審議もなく、膨張が予想される国民負担を、一省庁である資源エネルギー庁審議会のみで決定するのは、エネルギー政策が関係団体の利害調整として決められていた震災前への逆戻りであり(大島堅一氏ほか編2016「地域分散エネルギーシステム」日本評論社を参照)、著しいガバナンス不全と言わざるを得ません。3.11福島原発過酷事故を経て、なおも原子力発電を手厚く保護支援する政府の「重介護政策」(原子力市民委員会声明)と批判されるゆえんです。

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中間とりまとめへの意見


総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会
電力システム改革貫徹のための政策小委員会
中間とりまとめへの意見

中間とりまとめの概要は図の通りですが、このうち赤矢印の部分を取り上げます
中間とりまとめ 18〜23ページ)

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賠償の準備不足分として「2020年から40年間、標準家庭で月約18円」を託送料(電気料金の一部)に上乗せして需要家(全電力消費者)から回収する、
東電パワーグリッド(送配電部門)の合理化努力による利益があっても託送料は値下げせず、廃炉費用に回すとされています。
パワーシフトキャンペーンはじめ市民団体消費者団体、専門家ジャーナリストから強い批判が上がったのは、大きく3点あげられます(FoEJapan作成の図より)

1 東京電力の破綻処理と資産提供を行い、国民負担額を減らすべき
2 発電部門から発生した費用を送配電部門に上乗せするのは、電力システム改革に反する
3 今後、膨張が予想される原発廃炉賠償の国民負担の仕組みを、経済産業省令レベルで拙速に決定する手続きが不公正

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2017-01-12 12.3連続講座 開催報告

12.3連続講演 資料と動画公開

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ご好評にお応えして、
12.3意外とカンタン!新電力に乗り換えよう
講師の資料スライドと動画を公開致しました。
以下からダウンロード、視聴いただけます。


吉田明子さん

http://xfs.jp/zkrsN
パスワード kokub
当日の講演動画(youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=9t08xMVYldU

竹村英明さん
http://xfs.jp/1zFjc
パスワード rous
当日の講演動画(youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=lM8EbwdWN-w

新電力紹介パルシステム電力、エネックス、youtube
https://www.youtube.com/watch?v=55rMGH8N0Rg



当日の質疑応答youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=3jY0jGwdIpo

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12.3連続講演 開催報告

連続講演 脱原発の明日をめざすVol.1
12.3意外とカンタン!新電力に乗り換えよう
国分寺労政会館


年末の土曜午後、40余名の参加をいただき、議論しました。
講師のお二人のお話のポイントと質疑応答、参加者アンケートの感想をまとめました。
(講演資料と動画は本ブログの次ページで公開しています)


吉田明子さん [FoE Japan・パワーシフトキャンペーン事務局] 
パワーシフトキャンペーンの活動を紹介しながら、新電力にどう乗り換えるか、会社名を具体的にあげてお話しいただきました。新電力のタイプ分けと再生可能エネルギーを目指す新電力を図示いただき、応援・推奨したい5つの理由を説明いただきました。

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竹村英明さん [EGパワー代表取締役] 
電力小売自由化8ヶ月後の現状、日本の電力システム改革の概要と本来の自由化のあり方、成長を抑えられている再エネ電力の現状を解説いただきました。緊急課題として、政府経産省原発廃炉福島賠償費用を「託送料金」(送電網利用料。電気料金の一部)に上乗せして調達する国民負担策を進めている問題を取り上げていただきました。図の通り経産省資源エネルギー庁が複雑な審議会を組織し、関係団体の利害を調整して東電救済の仕組みを急いで決めようとする不公正が明らかになりました。
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休憩をはさんで、新電力のパルシステム電力の野津さん、エネックスの榎本さんに10分ずつお話いただきました。

会場との質疑応答より

・乗り換え後の縛り(解約違約金)は? →パワーシフトが推奨している新電力にはほとんどない
・新電力は安心できる? →停電心配なし。倒産しないよう応援していきたい
オール電化世帯は乗り換えでどうなる? →高くなりそう
アメリカの政策は? →トランプ政権不透明だが、米国はCOP21に批准して4年間は方針維持
東電OBの年金厚遇はおかしい →その通り。株主、経営陣、銀行の責任を明確にすべき(古賀茂明さん引用)
・自宅の太陽光発電を新電力には売れない? →買う会社はある。探してください
・日本で風力発電が広がらない理由は?→原発石炭火力をしのぐ発電ポテンシャルがあり、風力が入ると既存電源を追い出してしまうから。諸外国は風力の比率を伸ばしている。日本の産業界は巨大発電所神話にとらわれている。認識を変える必要あり

参加者アンケートより(近い意見は1行にまとめました)

・講演は新電力乗り換えの参考になったか →ほぼ全員が「なった」
・(参考にならなかった理由)スマートメーターを使わず新電力にしたい
・新電力に乗り換える決心がついた、早く変えたいと痛感した、かなり参考になったので何社か検討する
脱原発が可能なら電力料金は多少高くても受け入れる
・新電力の実状がよくわかった、またこうした勉強をしたい
・講師の講演時間が少なく、話が速く消化不良だった、もうすこしゆっくり聞きたい
・人数が少なくもったいなかった。広報を工夫してほしい
 
ご意見ありがとうございました。今後の運営に活かさせていただきます。

2016-11-12

電力会社スイッチの体験談

いち早く新電力にスイッチした当プロジェクトのメンバーの体験談をご紹介します。

東電サヨウナラ、新電力にコンニチハ!?〜4月からの電力小売自由化を前に〜

3.11後、多摩地域の有志数人で電力改革プロジェクトを立ち上げ、電力自由化の暁には東電以外のエコな電気を買うことで、原発を存続させるシステムを崩そうと講演会開催などの活動をしてきた。しかし、来月から一般家庭にも電力自由化が到来するのに、「エコな電気」を買おうとするとその選択肢はかなり限られる。
たとえばパワーシフト・キャンペーンhttp://power-shift.org/は、推奨する電力会社の条件として「再エネからの調達を中心とすること」の他に、「電源構成や環境負荷などの情報開示」「原発石炭火力からの調達をしないこと」「大手電力と資本関係がないこと」などを挙げている。そうすると、東電と提携するソフトバンクでんきはアウトだし、大規模石炭火発を計画している東京ガスにも疑問符がつく。
パワシフのHPでは3月23日現在12社の電力会社を紹介しているが、そのうち東京の会社ですぐに申し込めるのはLooopでんき(0120-707-454)と、みんな電力(03-6805-4624)ぐらいだ。両方とも1、2ヶ月後に供給可能だが、供給量には限度がありそうなので、私も慌ててHPでみんな電力に申し込んだ。なお、生活クラブエナジーは生協組合員限定で、申込多数で3倍の抽選になったとのこと。
知人が関わっている事業を始め、事業開始が今秋や来春にずれ込む新電力が多いのは、再エネが圧倒的に足りないからだ。その根本原因は、「2030年原発比率を再エネと同等の2割とする」現政権方針にあり、最近まで電力小売に関するルールをごちゃごちゃと変更してきたことも新電力のビジネスを阻害してきた。
友人は東電と一刻も早く手を切りたいと、東京ガスに切り替えたが、1年経てば他の電力会社に切り替えることも可能と確認している。みんな電力はそのような縛りもないという。しばらく様子見もありと思うが、CMで「意気地なし!」と挑発されたからでもなく、「安くなる!」に飛びつくでもなく、再エネ拡大、地産地消をめざす新電力を応援するために、原発再稼働に固執する東電を懲らしめるために、契約変更を検討してみてはどうでしょう? まずはパワーシフト・キャンペンのHPをのぞいてみてください。自然エネルギーの電力会社を応援する「パワーシフト宣言」をした人は3200名(注:11月で4800名)に達しましたが、4月までに1万が目標、まだの方はぜひ登録を。私たちは「脱原発」がほしい!消費者としての力をフルに発揮するチャンスです。
2016年3月、小平環境の会 会報「わおん」より転載)

2016-11-07

12.3意外とカンタン! 新電力に乗り換えよう

2016年いよいよ電力小売自由化が始まりました!市民派の講師をお迎えして、半年を振り返り、今後の電力エネルギーのゆくえを展望します。また、政府原発廃炉費用・福島賠償費用を電力の託送料に載せ、全消費者から徴収するという、国民負担策を固めつつあります。この緊急課題も含めて、講師のお話をお聴きしたいと思います。

連続講演 脱原発の明日をめざすVol.1
原発廃炉福島賠償費用の「託送料金」転嫁は電力システム改革の理念に反する〜
意外とカンタン!新電力に乗り換えよう
2016年12月3日(土) 14:00〜16:30 開場13:30
国分寺労政会館 第5会議室JR国分寺駅南口徒歩5分)

                                     
講師
吉田明子さん [FoE Japan・パワーシフトキャンペーン事務局] 
竹村英明さん
[EGパワー代表取締役]
  


電力小売自由化が始まって半年。「手続きが面倒」と電力会社をSwitch(乗り換え)した人はまだ少数派ですが、実は携帯電話インターネット契約変更よりずっとカンタン。市民派の講師をお迎えして、電力比較サイトやパワーシフトの情報を上手に利用する、新電力選びのコツを指南いただき、実際の体験談も紹介いただきます。
カギは「安さ」より「環境にやさしい」「情報公開」の2つ。原発の電気をなるべく混ぜない、太陽光や風力などC02排出の少ない再エネを重視する、などポリシーのある新電力を〈選んで応援〉するには、どうすればよい? 迷っているあなたも新電力にSwitchして、私たちが望む電力のしくみに変えていきましょう。
もう一つの緊急課題は、政府経産省は、原発廃炉費用、福島第一原発廃炉賠償費用を新電力にも課して託送料金(電気料金の一部)に載せ、8兆円ともいわれる金額を国民負担にする案をまとめ、来年の国会に法案提出しようとしています。電力システム改革の理念に反するこの動きには、各方面から疑問と反対の声が上がっています。講師から問題提起いただきます。

資料代 500円
こくちーずhttp://kokucheese.com/event/index/437500/
 

主催 電力改革プロジェクト
 http://d.hatena.ne.jp/ao0332646475/   
 email : ao13111402@gmail.com
共催 パワーシフト・キャンペーン事務局 
 03-6909-5983 info@power-shift.org
 http://power-shift.org


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2015-11-13

12.5連続講演 かしこい電気の選びかた

2015年も残り少なくなってきました。16年はいよいよ電力小売自由化が始まります。
「わが家に電力自由化がやってくる!」に続き、市民・消費者の側から「電気の選びかた」に迫ります!今回は、小平市内に太陽光発電を次々と展開中のNPO法人こだいらソーラーと主催します。ぜひご来場ください。


講演とディスカッション
(連続講座 電力システム改革のゆくえvol.5)
脱原発の明日をめざす〜

かしこい電気の選びかた
〜消費アドバイザー・新電力・環境NGOに聞いてみよう〜
2015年12月5日(土) 14:00〜16:30
国分寺労政会館第4会議室(JR国分寺駅徒歩5分)



講師・パネリスト
辰巳菊子さん
(日本消費生活アドバイザーコンサルタント相談員 協会常任顧問)
竹村英明さん(エナジーグリーン副社長、EGパワー社長)
吉田明子さ
ん(FoE Japan、パワーシフトキャペーン事務局
資料代 500円 事前申し込み不要


2016年春からいよいよ一般世帯でも電力会社を選べるようになります。
電気代は安くなる? 高くなる? 電源は火力、水力、原子力自然エネルギー太陽光・風力など)から自由に選べる? 自然エネルギーの電力供給はどうなる? 省エネにはどう取り組む? 疑問はいっぱいです。
政府審議会消費者代表を務める消費生活アドバイザー自然エネルギーの電力小売をめざす新規参入事業者、そして新電力各社に精力的に取材している環境NGOエネルギースタッフにお話を聞き、「電気の質を知り、選んで買う」消費者の権利を追求します。

主 催 こだいらソーラー、電力改革プロジェクト   
共 催 パワーシフトキャンペーン
連絡先 電話080-5070-6475(留守電の時はメッセージをお願いします)

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