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記憶の残滓 by arkibito

2016-01-27

初ライド 抜き打ち襲撃練

日曜日。

金・土曜のダメージを引きずりつつ、昼前に起床。

この日は5年10年に一度の寒波が来ると予報でやっていて

それなら六甲有馬側にでも行って、氷瀑でもと思っていたのだが、

雪は降らなそうだし、

もう昼になってしまったから

朝凍ったものも溶けて期待外れも考えられる。

ん〜ん〜どうしようと思っていたら、

昼過ぎから娘の同級生が遊びに来るということで

巻き込まれる前に退散を余儀なくされる。

この時間から行けるお山は限られてしまうし、

ならばいっそチャリンコでも乗るかと珍しくイソイソ準備。

お久しぶりすぎて、レイアリングが全く分からないし、

装備も不確かで手間取る。

どこに行くという目的もないのだが、寒いし、

復帰一発目に余りしんどいことしたくないので山間部にはいかない。

となれば、とりあえず淀川CRを北上することにする。

ならば、キリよいところでは京都かな。

じゃあ先日の新年会に来れなかったおトメさんでも抜き打ち検査。

彼の家はドア・トゥ・ドアでジャスト50kmなので、

ちょうどいい足慣らしになろう。


13:20に出発し、最初は試運転ということで、いろいろ確認しつつ、

毛馬閘門から淀川CRに入る。

そこそこ風が舞っていて、向かい風5割、横風3割、追い風2割といった具合。

寒いから回して暖を取りたいのと、

果たして本格的だった時期に比べてどれくらい落ちているかを確認するため、

とりあえず全力ペースでいけるところまで行くことにする。

大体35km巡航でひたひたと進む。

ほとんど2年ぶりだったが、

柵の場所も、道の具合も、抜け道の場所も鮮明に覚えていた。

ゲートを抜けるところで足止め喰らう以外は、全然ペースも落ちず、

疲労することもなく、あっという間に枚方を通過。

特に足がタレたり、姿勢を維持するのに肩や腰に来ることもないし、

止まると寒いので休憩なしで先へ進む。

樟葉の高速区間では、いよいよ向かい風がひどくて

低姿勢になり粘りつつもやっぱりちょっとペースが落ちた。

それでも御幸橋までは約70分で来れたのだから、

ほぼほぼ今まで通りのペースだった。

水泳を始めたのがよいのかな?

一応久しぶりの記念に一枚。


↓お久し御幸橋

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そこから桂川CRに入る。

ロングの時は大体夜中にこの辺りは通過していたなあ。

道幅が狭く往来があるので少しペースを落として進む。

久我橋のところでCRを外れて、おなじみの御前通で北上。

西大路JR群をくぐり、

そのままあえて交通量の多い西大路通を進んで、

トラフィックに慣れる練習。

三条で右折して、そのまま三条会商店街へ。

それからごにょごにょ路地を進んで、おトメさん宅着。

二条城あたりまで家からジャスト2時間なら、

全然ええペースじゃないか!


自宅で完全に油断してたおトメさんに

娘からの果たし状のマヨネーズを進呈したら、

三条商店街のカフェでまったりコーヒー

帰りがけにおみやを購入して30分ほどで帰路に着きます。


↓おトメさん襲撃

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↓さらさ御供焼菓子工房

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17時に三条商店街を出発し、まずは四条大宮に出る。

そこから大宮通を南下。

京都水族館のところでJRをくぐり東寺

ちょっと厚い雲が張り出して日差しを遮り始め、寒くなってきた。

日もそろそろ弱弱しく、せめて日没までに枚方くらいまでには届いていたい。

帰りもちょっと急ぎ目のペースで参ります。


東寺

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大宮通をしばらく南下し、久世橋通にスイッチして御前通に戻ってきました。

いつもなら行きと帰りで違う道を使うのだけど、

試運転だし、だんだん寒さが厳しくて家路を急ぐので、

同じルートで帰ります。

桂川CRに入ると、向かい風がかなりきつく吹いていて、押し戻される感じ。

御幸橋の手前で夕日は天王山の向こう側へと沈んでいきます。


↓夕暮れ

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御幸橋からはさらに向かい風がきついのだけれど、

CRをいっそうペースを上げて進む。

幸いまだ明るいうちに、樟葉の高速区間を切り抜けることができました。

関西医大のトイレで一服と思ったら、トイレ閉鎖されていて、

慌てていつものファミマへ移動したらそこも閉店してた…

まあええかと、そのままリスタート。

街道沿いに進み、県道13号へ。

スカイはいつから再び淀川CRに入ると、もう真っ暗です。

まだ試運転なので気分的に交通量の多いR1をブッ飛ばすより、

交通量ゼロのCRでこの日は帰ります。

すさまじく冷たい向かい風がビッシビシ顔を叩き、

必死になって回して暖を取りますが、

あまりの寒さのせいか、左目がぼわっと視力が弱くなるような感じにさえなる。

ボロッボロのシューズカバーは機能せず、つま先が恐ろしく冷たく感覚がない。

ああ、この感覚久々だなあ。

鳥飼大橋の手前で土手に上がると、きれいなお月様。

R1に立っている電光板を見ると、なんとマイナス3度の表示。

マジかっ!!!


↓お月様

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鳥飼大橋からは土手の上をひたすら進み、豊里大橋まで。

そこからようやくブリザードの淀川CRから脱出し、

阪神高速の下を伝って19時前に帰宅。

帰路も帰路で京都から2時間かからず。


復帰初日にしてはかなりのバッドコンディションだったけど、

逆にサバイバルな方が燃えるタチなのかもしれないなあ。

もちろん今回はド平坦コースなので、

登坂力はどうかわからないけれど(きっとヤヴァイ)、

ペース的にも極端に低下しているようでもないので、一安心。

本格的に復帰なるかはまだちょっとわからないけど、

少なくともお山に行けない場合のオプションとしてはありだなと。


走行距離:101.25km

TOTAL:101.25km

2016-01-21

1.17鎮魂ウォーク2016

今年もまた1.17を迎える。

去年20年という大きな節目を越えたが、

それで阪神大震災が終結したわけではない。

去年も地震だけではなく、

集中豪雨による堤防決壊や土砂災害

竜巻被害や火山の噴火など、

自然災害による被害が出た。

当然、自然というあまりにも大きすぎる相手に対して、

あらがえない部分もあるかもしれないが、

事前の備えや十分な知識、防災意識があれば、

被害を最小限に抑えることはできるはずだ。

日々忙しい生活の中では、ついそんなことを忘れてしまうこともあるが、

せめてこの日だけは一度立ち止まって、

ゆっくりそのことについて考えをめぐらし、

記憶を呼び起こす。


前日はレッスンなどでとてもあわただしく、

そのなかでうっかり、プールでがっつり泳いでしまい、疲労がハンパない。

そして翌日の午前中にはコンクールが控えていて、

なかなかスケジュール的にも体力的にも厳しいのだが、

最終電車に乗って、今年も東遊園地までの震災ウォークへと向かった。

今年も去年に引き続いて、阪神西宮駅からスタートする。

毎年ルートは変えていて、今年は湾岸を歩いていこうと最初から決めていました。

去年まではどちらかというと

今なお残された震災の傷跡を辿るようなテーマでしたが

節目を越え、今年は過去を振り返るというより、

これからの希望、新しいものを発見してみたかったのです。


阪神西宮からスタート

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0:20に阪神西宮駅を出発する。

同じ電車から降りた乗客が、駅から暗方々へと散っていく。

ロータリーを過ぎて、西宮神社参道を歩き、西宮戎にでる。

おなじみの「ひるね」さんのところからR43をまたぎ、

そのまま西宮浜のほうへと進んでいく。

去年は歩き始めから雨が降って相当寒かったが、

この夜は比較的暖かく歩きやすい。

テクテクとえべっさん通りを南下すると、白鹿の工場のところに出る。

震災時には酒蔵も相当ダメージを受けた。


西宮神社

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白鹿

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前浜町で県道193号をまたぐと、そこから先は堤防に仕切られた水辺を歩く。

ここで一眼レフを取り出しいつでもシャッター押せる状態に。

11月にスマホに変え、最初はiPhoneのカメラ機能って

意外といいかもと思っていたのだが、やっぱり所詮スマホのカメラだった。

iPhoneのカメラで撮った写真は一見発色がいいように見えるのだが

それはiPhoneのディスプレー上で見た時に限られ、

PCの大きな画面で見たり、プリントアウトすると、ザレザレで使い物にならない。

おそらく撮影の際に、自動的にISOを上げてくれているのだろうが、

そのせいで画質がひどい。

夜景など暗い場所で撮ったり、ズームアップ撮影には全く向かないことがわかった。

今回は初めからそれがわかっていたので、一眼レフをもってきた。

ただし小さなザックだったため、三脚を持ってこれず、

ちょっと苦戦してしまいました。


↓堤防沿いに歩く

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話を元に戻すと、そのまま堤防沿いに進んでいくと、

小さな船溜まりがあり、海の匂いがする。

そのまま堤防沿いに行くと、目の前に西宮大橋が伸び、

橋のたもとにはたくさんのヨットが停留するマリーナ。

この辺りは、芦屋の裕福層たちの海の遊び場として有名で

なんとなく雰囲気が違う。

マリンクラブの脇をかすめていくと、

その奥には小さいながら西宮浜のビーチがあり、

ビーチの脇にはリゾート感たっぷりのバーやレストラン、

アメリカンなトレイラーが立ち並ぶ異国情緒たっぷりな空間。

こんな面白そうなところがあるなんて、

やっぱり地足で歩くと発見があります。

近隣では珍しいサラサラの砂浜で色々と撮影。


西宮

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ヨットが多数

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↓ビーチ発見

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しばらくビーチで写真を撮り、そこから対岸の人口島へ渡ります。

堤防から内側の道路へ戻ると、西側に芦屋浜の有名なモンスターマンションが、

まるで水辺に浮かんでいるように暗闇の中に姿を現しました。

あそこは学生時代に自主映画を撮影したゆかりの地です。

昼間に訪れた方が実際不気味さのある建物ですが、

夜闇にきらめく遠景もまた別の味わいがあります。

三脚があればもうちょっと撮れたのだけど、それはまた別の機会に。


芦屋浜のモンスターを望む

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そこから道なりに進んでいくと、歩行者専用の小さな跳ね橋。

こんなところにこんな橋があるというのも発見です。

トコトコと渡って湾岸の人口島へ渡ります。

そのまま湾岸線の高架に出て西へ転じる。

途中、神戸新聞配達工場があり、

あわただしく配達員がトラックに荷詰めをしているところだった。

震災の時に、この神戸新聞が果たした役割は非常に大きかったのは言うまでもなく、

神戸が誇るものの1つだと思う。


↓跳ね橋

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ここからは阪神高速湾岸線の側道的に並走する県道573号をトレースして行く。

この道はチャリンコでは何度も利用しているなじみの道。

人口島をいくつか繋いでおり、その度にアップダウンが伴うが、

その代り橋の上からは絶景が拝める。

まずは西宮浜から南芦屋浜まで1つ目の橋を渡る。

海沿いではあるがこの夜はとても穏やかで風はなく、寒さをあまり感じない。

パチパチと写真を撮るのだが、車が来るたびに橋自体が揺れて

うまくブレずに撮るのが難しい。ここは三脚があっても厳しい。

先ほど遠景にあった芦屋のモンスターマンションを対岸のそばに見ながら

次の深江浜まで進む。

ここは橋自体がかなり高度があり、登るのに一苦労する。

登りきると、前方には神戸の夜景が広がり、

そこからずーっと右へ視界をパンすれば、ひとつながりの街の明かりがあり、

その奥にはべったりと黒く塗りつぶされた六甲の山並みが見える。

もし21年前のあの日にタイムスリップしたとしたら、ここからきっと、

燃え盛る炎の嵐と、黒煙が幾本も立つ恐ろしい光景が広がっているのが見えるだろう。

橋の頂上からいよいよ神戸市に入る。


↓誰もいない

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↓いくつも湾岸の橋を渡っていく

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神戸市に入ります

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↓眠らぬ港湾

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深江浜に入ると、県道573号はおしまいとなり、山側へ戻らねばなりません。

大通りを北へと取り、深江大橋を渡る。

そのままR43も過ぎて、阪神電車に沿って歩くことにしました。

深江から青木の区間では線路の高架化の工事が行われている。

それは街の発展にとっては大事なことなんだろうけど、

ベルリンの壁のように地域と地域が寸断されてしまうようで悲しかったりもする。

魚崎、住吉とすぎ、御影まではずっと線路沿いに進んでいく。

誰もおらず町はひっそりと眠っている。


↓高架化の最中

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御影駅に到着して広場で缶コーヒーを買って少しだけ休憩。

駅の脇にある商店街を抜けて、澤之井と呼ばれる井戸へ寄り道。

ここは古来からの湧水で、御影の地の由来でもあり、

灘の酒(御影郷)を育んだ名水です。

震災を経た今なお、コンコンと豊かな水をたたえています。


阪神御影の高架下の商店街

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御影

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御影からは味わい深い高架下を歩く。

この駅前には名物の立ち飲み屋がひしめいているので

また別でリサーチしてみよう。

徐々に駅前のネオンから離れていき、

眠る街へと再び戻っていこうとしたとき、ふと高架を見上げると、

真っ暗な闇の中に怪しく真っ赤な物体が目に飛び込み、

思わずぎょっとする。

よく見ると、御影でこの日の営業を終了した阪神電車特急が停車していました。

なんとなくちょっと不気味さを感じて撮る。


↓高架は味わい深い

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↓突然火車が現れる

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↓少しホラー

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御影を過ぎ、石屋川まで来ると、そろそろお腹も減ってきて、

間に合うかと思ってR2のもっこすへ向かったのだが、

タッチの差で3時閉店。

そこからR2を疲労感たっぷりで歩く。

西灘で脇道に入る。

岩屋の手前で阪神線が地下へ潜るポイントをまたぐ。

その先、JR灘駅の南側から、一本の遊歩道が伸びている。

これは神戸港まで貨物を運んでいた旧臨海線の線路跡を利用したもの。

マンション群を抜け、R2の上をまたぎ、HAT神戸までを繋いでいる。

R2の陸橋のところ辺りは、当時線路だったころの遺構がちらほらある。


↓旧臨海線を歩く

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臨海線を歩いたら、少し北側へ戻る。

春日野道の商店街を入り、そこから西へ折れて下町の生活道路をずんずん進む。

生田川を渡れば、まだ昔ながらの雰囲気を残した三宮の東側のエリア。

そうして4:30に三宮に到着しました。

阪急北側にある、この長らく仮設の売り場として活躍していた建物も

建て替えのため取り壊されると、つい先日ニュースになっていた。

まだ少し時間があったので、駅前の丼屋で休憩と補給を済ます。

そして30分前には東遊園地へと向かう。


↓春日野道の商店街

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↓おっぱい山

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去年は公園に入るだいぶ手前から人があふれて、

果たして入れるのかどうかというくらいの混雑ぶりだったが

今年は明らかに人手が少ない。

もっとも去年がすごすぎたのかもしれないのだけど。

すでに岳灯篭に入ったろうそくには火がともり、

キビキビと冷たい空気の中、不思議なほど静かに人が佇み、

その時を待っている。

自分は人ごみを分け入って、いつもの場所へ。

そうして、アナウンスと時報が鳴り始め、5:46を迎える。

黙とう


↓竹灯籠

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↓祈りよ届け

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復興は続く…

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今年もまたこの地に立てたことをうれしく思いながら、

震災への想い、防災への意識を今一度はっきりと心に刻み、

慌ただしく家路に着いた。

2015-01-19

1.17鎮魂ウォーク

今年もまた1.17がやってきた。

改めてあれから20年も経ったのかと思うと、

長かったような短かったような。

1つだけはっきりしているのは、

あの日のことを一度も忘れたことがないということだ。

忙しい日々の中でいちいち記憶の表層に上がってくるわけではないけれど、

完全に自分の体の一部に浸み込んでいるというか。

忘れてはいけない。忘れたくない。

忘れずにいること、そしてあの瞬間を経験した記憶を次の世代にも引き継いでいくこと、

それが今となっては一番大きな役割のような気がしている。


毎年この時期は体調が悪く、去年は相当にひどくて断念したのだが、

今年はまた東遊園地まで歩くことにした。

今回もスタートは西宮から。

前にもその理由を書いたが、震災後に電車が通じていたのがそこまでだったから。

前回は山手幹線沿いをメインに歩いたので、今回は浜側を歩こうと思い、

最終の阪神特急に乗り込む。

スタート地点に降り立ったのが、0:30。

この日は寒さはきびしくなく、比較的暖かいのだが、ちょっと空模様が微妙。

しかしもうすでに退路は絶ったし、何が何でもたどり着かねばならない。

よしっ!と軽く気合いを入れて歩き始める。


阪神西宮駅からスタート

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まずはR43に出る。すぐに西宮戎前に出た。

ここはほんの数日前に福男を決める恒例のバトルが繰り広げられたところだ。

当然この夜はヒッソリ寒としていた。


↓先日激闘が繰り広げられた西宮

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旧国道を少し歩いて香櫨園駅のところで夙川を渡る。

そして一旦R43に戻る。

それにしても、これだけ強大な構造物である阪神高速

いとも簡単になぎ倒されてしまったあの光景は本当にショックだった。

人の想像をたやすく超えてしまう自然の驚異。

それはこの地球上のどこかでまたいつか必ずやってくるのだ。


阪神高速

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打出辺りから、単調なR43を外れて、

阪神線の一本北側にほぼ一直線に続いている生活道路を歩くことにした。

宮塚公園のあたりからポツポツと雨が降ってきた。

レインウェアを羽織りひたすら歩き続けるが、

芦屋川を渡るころには結構本格的な雨になってきた。

大急ぎで、駅前のコンビニに飛び込んでビニール傘を購入。

この状態ではカメラが濡れてしまうので、撮影はあきらめてザックに仕舞いこみ、

とにかく前進することにする。

真夜中の雨は冷徹に冷たい。


↓On the road

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深江を少し過ぎたところで、名も知らない小さな川が出現する。

こういうのには思わず興味が出てきて、少しだけ寄り道。

阪神間の川はおおむね、六甲山からほぼストレートに神戸湾に流れ込むのだが、

この川はなぜかわざわざ阪神線の手前で一旦大きくシケイン状に蛇行をしている。

もちろん何か理由があるのだろう。(まさか神戸大のキャンパスを避けるため?)

地形や町割の成り立ちは探ってみるとおもしろいのだが、

調べてみてもよくわからなかった。


↓名もなき川

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そこから元の道の戻り、西へと進んでいく。

青木を過ぎたところで北側を見ると、高校と光を放つアーケードが見えた。

ここが甲南本通で、東灘区でも特に被害が大きかったところ。


↓甲南本通

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この辺りで時刻は2:30。

2時間ほど歩いたせいもあり、結構空腹感を感じてきました。

雨のせいで体が冷えて疲労も溜まってきたので、

ちょっとどこかで腹ごしらえをすることにする。

コンビニでは外で補給となり寒いので、できれば温かいものを。

そうなれば無性にラーメンが食べたくなり、R2をひたすら西へ進んで、

御影公会堂の向かいにある「神戸もっこす」さんへ。

3時クローズのギリギリ10分前に飛び込みセーフで、中華そばをいただく。

中から温まり元気が出ました。


3時を少し回ってリスタート。

R2を渡って石屋川駅から阪神の高架沿いを歩く。

この先に阪神の車庫があり、そこも震災直後に、

ひどい脱線の様子が印象的に映し出されていました。

そこも写真を収めようと思ったのだが、上から見渡せるような場所がなく、

下から仰ぎ見てもよくわからないので断念して先を急ぎます。

新在家を過ぎると、雨はいったん小康状態。

そのまま大石まででます。

この駅の直下を流れる都賀川に降りてみます。

ここは15周年に制作されたNHKドラマ『その街のこども』でも出てきました。

数日前に再放送されていましたが、やはりジーンとくるものがあります。

前にのレビューを書きましたが、

震災直後の悲惨な状況や、救助活動にスポットを当てるのではなく、

震災を経験した普通の人たちのその後を描くという視点はとても新鮮で、

主人公たちの心情が自分にもぴったりとあてはまります。


↓都賀川

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ドラマのことを思い出したこともあり、あの公園へ行ってみようと思い立つ。

あの公園とはそのドラマで、主人公の女の子(佐藤江梨子はいい女優になったと思う)が、

震災で亡くなった同級生のお父さんのマンションを訪ねる重要なシーンで出てくる公園である。

現在地からどう向かうかわからなかったので、コンビニで地図を確認。

少し来た道を戻らねばならないのだが、やはり行ってみたい気持ちが勝り、バックする。

R2を東へとバックし、山手幹線まで進むとありました、六甲風の郷公園です。

この公園もまた震災復興によって造成された公園です。

ここで結構雨脚が強くなってきたのだが、ここまで十分に撮影もできなかったので、

せめてここでがんばろうと三脚を出してちょっと遊んでみました。

やってみると簡単そうでなかなか難しい。


六甲風の郷公園

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↓1.17

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公園を出発したのが4時過ぎ。

三宮まではまだ7kmほどあり、ちょっと急ぐことにします。

山手幹線に出てペースを上げて進んでいきますが、

向かい風が強くてビニール傘が押し戻されてなかなかしんどい。

王子公園を過ぎて神戸高速線の高架下をなぞって進んでいきます。

予想外の雨もあって、思った以上に疲労しながら、どうにか三宮に到着します。

そこからフラワーロードで東遊園地を目指しますが、

例年以上に多くの人たちが向かっていて、すでに軽い行列のようになっています。

ここ数年でこれほどの人出は見たことがありません。

20年目という節目ということや、

土曜日で休みの人が多いということが影響しているのだろうと思います。

おそらく直接的に震災を経験していないであろう若い人たちも数多くいました。

なかにはお祭り気分で騒いでいるようなのもいましたが、

それでも自分たちの住む町でこんなことがあったんだということへの関心が

少しでもあって、セレモニーに出てみようという気持ちなったことは大切です。

東遊園地の入り口で記帳と募金、それから献花をいただき、公園内へ。

するともう、前後左右身動きできないくらいぎゅうぎゅうの人だかりでした。

すでに竹筒の蝋燭への点火は済んでいて、ゆったりと暖かな火が揺らめいていました。


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人ごみを少しずつ進んで、いつもの場所にたどり着き、

そこで時が来るのも待ちます。

これだけの人たちがひしめいているのに、周りは驚くほど静かで、

独特の張りつめた空気が漂っていました。

そうして時報がアナウンスされ5:46を迎えました。黙とうを捧げます。


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黙とうを終えると、献花セレモニーのために大移動が始まります。

しかしあまりの人数でほとんど身動きができない状態で、

場内整理のスタッフもいないため、出入り口付近は大混雑していました。

自分は奥さんが仕事に出かける前に帰宅せねばならないので、

セレモニーの出席はあきらめて帰ろうとするのですが、

この大移動にはまって公園から脱出するのに30分以上かかりました。

そうして三宮から阪急に乗って帰宅したのが7時を少し回ったところでした。

思った以上に疲労が出てしまいましたが、

今年は無事にお参りができてよかった。

そうしてまた一歩、前へ進んでいこうと思います。

2014-05-16

逆打ち 六甲全山縦走 第3区間(菊水山〜鵯越〜高取山〜須磨アルプス〜旗振山〜鉢伏山〜須磨浦公園)

いよいよクライマックスに向けて歩き出します。

疲労とハンガーでヘトヘトになってたどり着いた菊水山からは、

これから進んでいくことになる道のりがしっかりと見渡せます。

まるで現実を突きつけられているかのようです。

まずはここから地獄のような階段で菊水山を下り、

丸山の住宅街の迷宮を抜けて、高取山へ。

そうして再び妙法寺に下りて、いよいよ須磨アルプス。

ここを日没までにクリアするのが目下の目標。

その先3度高倉台の住宅に下りて、ラストおらが茶屋〜鉢伏山の連なりへと進みます。

まさに大波小波、上ったり下りたりを繰り返すラスト約20kmの道のり。

いざ参る!


↓前方に連なる須磨アルプス、その向こうに淡路島。あとこんだけ!

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↓あそこに見える須磨アルプスを日没までにクリアせねば!

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まずは、菊水山から鵯越までの激下りです。

須磨側から縦走する場合、一番試練を味わう、長い長い階段です。

ここをドカンドカンと大急ぎで下っていきます。

左手にゴルフ場を望みながら、一気に高度を下げていきます。

やはり上りより下りの方が圧倒的に早いですね。ただ足にはダメージが来ますが。

下りきって、怪しい菜園を過ぎると、神戸電鉄有馬線をまたぐところに出ます。

ちょうど真下を電車が走り抜けていきました。

電車はやっぱり速いなあ〜。


神戸電鉄有馬

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そこからしばらく下ると石井ダムの直下に出ます。

前回は無謀にも、ダムの上まで寄り道をしてエライ目に遭いました。

今はとにかく日没までに須磨アルプスが最優先なので、スルーします。

今度は神戸電鉄の下をくぐって、ダムから続く川沿いの道を進みます。

浄水施設の前からアスファルトの道に出ます。

ここでご夫婦のハイカーさんにあいさつをしてパス。

この辺りには菊水山〜高取山の距離を示す標識がいくつかあるのだが、

残り8kmとあるものから、残り2kmとあるものまであって、全く信用できない。

浄水所の脇から反対側に抜けると、舗装の下りがしばらく続く。

この頃になると前のめりの姿勢が足の指先に結構なダメージが来ます。

今回は前回の反省を踏まえて、

指にテーピングをあらかじめしてあるので少しはマシでした。


↓石井ダム

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途中で標識に従って、山道に入り、少しだけ上り返したら、

小さな公園を抜けて、鵯越駅に出てきました。16:20。

さて、ここからは複雑に入り組んだ丸山の住宅街を抜けていかねばなりません。

時間的にも体力的にも無駄足をする余裕はないので、

間違えないように地図を確認する。

お孫さんとおばあちゃんの2人が仲良く歩いているところを挨拶をして

パスし住宅街に入っていきます。

大通りの下をくぐるため、小高いピークに出ると、いきなり突風!

風の具合が変わったのか、それとも海風の影響を受けやすいエリアに出たのか、

ここからは強い風が左手からしきりに吹いてくるようになります。

まあ特に問題はないだろうけど、馬の背だけがちょっと心配。


↓鵯越駅

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大通のアンダーパスをくぐると、激坂を下ります。

舗装の激坂が一番こたえるので足を痛めないように丁寧に下ります。

源平町を過ぎて谷筋へと下り、鵯大橋を渡ります。

この辺りは、大会に合わせて須磨方面からはルートがわかるように標識が立っているのだが

反対向きにはそれがないため、標識を逆算してルートをたどっていきます。

このあたりは地形に合わせて複雑な町の造りなので、

とにかく地図と標識を確認することが大事。

バス道をずんずん進み、幼稚園の脇を進んで、エネオスのある信号まで来ました。

振り返ると、遠くに菊水山が見えます。


↓鵯大橋

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↓標識を逆読みして丸山の住宅街を抜ける

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そこからクネクネと蛇行を繰り返す下り坂を進み、

鷹取橋東詰の交差点に到達したのが16:50。

そろそろ日没が気になる時間になってきました。

少し大きな道なのでコンビニか何かあると期待していたのだがなく、

自販機でビックルをがぶ飲みしただけ。

菊水山ではハンガーを抑えるために、残りの補給品をすべて食べてしまっていたし、

その分も長々と歩いてきたのでエネルギーが尽きてきている…

しかしコースを離脱してコンビニを探す猶予がないので、

とりあえず高取山を片づけて、妙法寺まで我慢することにします。


↓鷹取橋東詰

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交差点を横断し、高東町へと進んでいきます。

ここは山肌に住宅が並んでいるのだがえらい激坂で、上るのも一苦労。

こんなところで住んでいる人は毎日鍛えられるだろうなあ。

住宅街の脇に高取山への上り口を発見。

そこで下ってくるハイカーさんやらトレランの方とすれ違い挨拶。

そうだよなあ。もう下山する時間だよなあ。

でもまずは高取山を登らねば。


↓高取山丸山登山口

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舗装道から外れて山道に入ると、すぐに大きな砂防ダムがお出迎えします。

おととし通った時にはまだできていなかったように思います。

なかなか大きなサイズで迫力がありますね。

その脇の階段を上って上部へと進みます。

えっちらおっちらと登りながら、山の北側から南側へ回り込むような形で進みます。

そのうち、公園のようなところに出て、安井茶屋で高取山の登山道に合流します。

ハンガーが徐々にひどいので、何か売っていないかと淡い期待をしていたのだが

時間が遅くて閉まっておりました。じゃんねん。もうしばしの辛抱。


↓砂防ダム

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↓上から

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↓安井茶屋

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茶屋を過ぎて、石段を登っていくのだが、

高度を上げるにつ入れて風が一段と強くなってきた。

で、そのときちょっとしたアクシデント発生。

なんと、目の前に毛虫がぶら下がっていたので避けようとしたら

毛虫がいきなりの突風にあおられて、あろうことかひょいっと口の中へ!

勢いよく入ったのか、角度が悪かったのか、気管にまで到達して、

思わず嗚咽。どうにか吐き出すことができたが、

げふぉげふぉと咳き込むし、気分が悪くなり、息も上がってしまったので

近くのベンチで少し休憩を入れる。

何度も水で口をゆすぎ落ち着きを取り戻します。

ああびっくりした〜。

さすがに腹が減っているとはいえ、毛虫はゴメンだす。

ちょうど休憩を入れたベンチからは、

神戸の街並みと、遠く住吉芦屋方面まで続く六甲の山並みがはっきり見渡せました。

ああ、あんな遠くの、さらに遠くからテクテク歩いてきたのだなあ。


↓高取山から東側の眺め

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ようやく落ち着きを取り戻して、リスタートします。

残りの石段をずんずん進み、境内には入らずに脇道を進んでいく。

道が右に曲がり、階段をトトトトっと上がると高取神社に出ます。

思いがけず時間をロスしたので、山頂はパスして先を急ぎます。

時刻は17:20ごろ。


↓高取山

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脇道を平行移動して荒熊神社のわきを過ぎると、いよいよ下り道。

前回須磨側から攻めた時は、この高取山の西斜面が思った以上に長い上りで、

思わぬ伏兵に難儀したことを覚えている。

できるだけペースを稼ぎたいし、何より腹が減っているので

さっさと町へ下りたいのだが、やはりそう簡単にはいかない。

なかなか急ピッチで高度を下げる険しい下りなのだが、

行けども行けども下りは続く。長い長い下りと格闘しながら、進んでいくと、

一部西側が開けたところがあり、その先に、

次の戦いの場である須磨アルプスが顔をのぞかせている。

西の空はいよいよ黄色身を帯び始め、こちらも少し焦り気味。

徐々に、街の音やらが近くなってきて、分岐に到達。

はて?こんな分岐があったかいのぉとしばしどちらに進もうか迷っていると、

上からトレイルランナーが颯爽と下っていきました。

自分はそちらの方へは下りずに右折。

少し下ると見覚えのある公園に出たので正解でした。

そこから怪しい菜園の脇をかすめ、住宅街の細い路地を抜けると、大き目の道に出る。

この道はさっき高取山に登る前に横断した道。

山に登らずにこの道を進めばよっぽど楽なんだけど、それじゃあ意味ないんだなあ。

そうしてずんずん先へ進んで妙法寺小学校前で県道22号にぶつかります。

ここは交通量の多い生活道。

左右を見渡すと、少し下ったところにローソンの看板発見!

夕暮れ間近で、馬の背突撃目前というところだが、

ハンガーも深刻になりつつあるし、ここはいったん体勢を立て直します。

時刻は18時少し前。


日没との戦い!

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↓妙法寺小学校前

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ローソンに駆け込むと、お一人ハイカーさんがいてご挨拶。

ポカリとコーラ、それからおにぎり2つとからあげ君を買ってひたすら食べる。

空の胃袋がみるみる満たされていくのがわかります。

あまり時間の猶予がないので、味わうというよりも水分でとにかく流し込むという感じ。

ベッタリ腰を落ち着かせると後がしんどいので、中腰でむしゃむしゃ食べる。

そうして、きっかり10分。18:10にリスタートします。

縦走路にカムバックし、住宅街を抜けると、阪神高速&市営地下鉄の3本の大動脈が

山と山との間にむき出しになっているところがあり、そこをアンダーパスでくぐります。

階段にはたくさんの猫がタムロしておりました。


阪神高速神戸市営地下鉄をくぐる

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そこを抜けると横尾の住宅街に出ます。

バス通りを左に進み、緩い弧を描きながら上ります。

メロディーハイムのところで左折し、公園の方へ進む。

もうこの時点でずいぶんと日の光が弱々しくなってきました。

公園から家路を急ぐ家族連れや子供たちが出てくるのに抗って、

自分は今から難所の馬の背に向けて、山道へと分け入っていきます。

ここからは、大きくジグザグに通された九十九折れで、

斜度は緩やかなの急ぎ足で進んでいきます。

そこを過ぎると階段場が現れ、振り返ると、

先ほど歩いてきた高取山がどーんと向かいに構えておりました。


↓東山ののぼりから振り返る

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そこからしばらく山道を詰め東山の山頂に到達。

いよいよ、目前に馬の背が近づいてきました。

でも風がとてもキツイ!

そこから結構険しい下りをこなして、ようやく須磨アルプスの核心部に到達。

時刻は18:40。

ようやく馬の背にたどり着きました〜。

もう、眼下の街には夜の帳がおり、すっかり薄暗くなりましたが、

なんとか日没で真っ暗の状態は回避することができました〜。


↓須磨アルプス来た〜!間に合った〜

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簡単に写真を撮ったら、ますます暗くなる前に馬の背に挑みます。

不安的中で、折からの強風が海側から横殴りの状態で、

時折思い出したように突風が吹くため、バランスを崩しそうになる。

いかんいかん。

足元も暗くなっているし、ここは歩幅を縮めて丁寧に丁寧にやせ尾根を歩き、

中心部にたどり着く。

そこから大きな岩の塊の脇を滑り降りていくのだが、

ここは岩の陰で風がさえぎられているので、問題なく。

下ったところに標識が立っていて、そこから平行に階段までトレースするか、

それとももう一段下ってからアプローチするか迷う。

去年娘と一緒に来た時には、平行に行ったのだが、

思った以上に足場が狭く脆かったので、今回はもう一段下に下りることにします。

一旦下った方が安全でいいのだが、

そこから階段のところまでガレガレの斜面に取りつかねばならず、

落ちる心配はもう一方のルートに比べたら全然ないのだが、こちらも骨が折れる。

特に階段のある最後のところの段差が大きく、足元が滑る中、

乗り越える感じで登る必要がある。

そんなこんなで馬の背終了♪

暗さと強風で、いつもよりも少し難易度高めでございました。


↓馬の背

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↓かなりの横風。突風なので慎重に

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↓無事クリア!

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馬の背の核心部を抜けて、取り付けられた階段を上がり、

しばらくガレた道を突き上げていきます。

そうこうしているうちに横尾山山頂に到達しました。

時刻は18:50。

馬の背クリアからわずか10分。

夜はみるみると進んであっという間に暗闇が支配していきます。

山の夜は本当に早いなあ。


↓一気に夜

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↓横尾山頂

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そこから尾根づらいに進んでいくのだが、風がますます凶暴さを増し、

黒々とした木々が大きく右へ左へと巨体を震わせていて、

ちょっと怖いくらいです。

自分も被っているハットや上着のばたつきを抑えるのに必死な感じ。

もう少しだけ上り返して、

栂尾山の展望台に到達したのが19時を少し過ぎたところ。

一応展望台の櫓に上って写真を一枚撮ろうとするのだが、

暗いのでシャッタースピードを遅らせるのだが、

強風に踏ん張るのも一苦労で一発で決まらず。

ここからは残りの山塊が高倉台を挟んで対峙していています。

そうしてそのずーっと奥にひときわ煌びやかな一筋のライン。

あれが明石海峡大橋です。あれはライトアップに照らされているのではなくて、

車のヘッドライトが数珠つなぎになっているもの。

GWの大渋滞はかなわんなあ。

それはそうと、台風かと思うような風に吹き飛ばされそうな勢いなので、

すぐに櫓を降りて、森の中へ入っていきます。


↓栂尾山展望台より。右端に明石海峡大橋の大渋滞の灯。

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ここまではかろうじて肉眼で進んでいたのだが、夜の闇はどんどん深くなっていくので

ここからヘッデン点灯していきます。

まあまあ足場の悪いところもあるので、慎重に抜けていきながら高度を下げていきます。

そうしてそうして、高倉台名物の400階段に出ます。

コースだとここが一番最初の難所かもしれません。

下りも下りで、階段と階段の継ぎ目に雨どい用の溝が広く切ってあるので、

転ばないように慎重に進む。

ここも左側、海からの横風がきつく、遮蔽物がないので手すりを利用しつつ下ります。


↓高倉台への400階段

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そうして県道65号の真上まで無事に階段を下りきり、

あぜ道をつたって、陸橋を渡ります。

高倉台のセンター街に入ると少し風の威力も弱まります。

ここからラストもういっちょ山へと入っていくのだが、

そこはもう完全ナイトハイクでノンストップ。

なので、下界にいる今のうちに最後の休息を入れておきます。

なにより難所の馬の背はすでにクリアしているし、

再び山に入るといっても、もう難所らしい難所はないので、

焦らず体勢を立て直しましょう。

どの道ここまで来たら、もうゴールするっきゃない。

スーパーの前にあるちょっとした広場のベンチで、

残っていた補給品と缶コーヒーで最後の補給を済ませます。

時折突風が吹き荒れて、ゴミやら空き缶やらが目の前を転がっていく。

さすがに止まっている間は体が冷えてしまうので、

レインウェアを羽織る。

19:40となり、いよいよオーラスに向けてリスタートします。

残り5km!


人気のない住宅街を抜けて、外周道路の上に架けられた陸橋を渡れば

高倉山への階段がスタート。

途中までは外灯があったのだが、中腹でなくなり、一気に暗闇が増します。

休養十分でテンポよく進んでいきます。

そうして上がりきったら、おらが茶屋に到達。

ここもなかなかの眺望ですが、とにかく風がきつい!

当然茶屋は閉まっているのでスルーして先を急ぎます。


↓おらが茶屋

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茶屋のあたりは公園なので、外灯がちらほらあって明るかったのだが、

その先、高倉山に進んでいくと、再びうっそうとした森の中へ吸い込まれていきます。

前回の東縦走路のナイトハイクに比べれば、

周囲にまだ街の気配を感じるし、距離も無茶なものではないのでそれほど怖くない…

と思いきや、やっぱり暗闇は怖いですよ…

でも、それと同時にワクワク楽しいんですけどね。まだ余裕。

もちろんこれが北アルプスや紀伊山地のど真ん中だったら話は別ですが(汗)

で、ずんずんフラットな道を進んでいくと、

いきなり目の前にヘッデンをつけたおっちゃんが脇から出てきたので相当ビビる。

同じく鉢伏山に向かっているようなのだが、挨拶しても無言で不気味だった…

その先、鉄拐山のピーク下まで来てルートが複数に分岐。

山頂は踏まずに、縦走路をチョイスして先を急ぎます。

ずんずんと暗い道を進んでいくと、途中で工事用の足場をくぐるところがあり、

そこには縦走路のこととかの開設のパネルがあって、暗いけど少しだけ拝見。

そこからしばらく進んでいくと森を抜け、でっかい電波塔と小屋が見えてきました。

旗振山に到着です。時刻は20:00。

ここもすさまじく風が強いゾ〜〜〜!


↓旗振山

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↓真っ暗です

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旗振山を過ぎると再び森の中に突入をして暗闇をゴソゴソと歩きます。

それほどアップダウンもなく道も確かなので難なく進んでいけます。

そのうち分岐が発生するが、ここももう真っ暗なので鉢伏山の山頂はスルーして

そのまま標識に従って須磨山上遊園地への道をチョイス。

そうして、須磨浦ロープウェイの鉢伏山上駅にたどり着いたのが20:06。

いやああ、ついに来た〜。


↓須磨山上遊園(鉢伏山)

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さてここからは須磨浦まで一気に下っていきます。

疲れ切った体に、下りの階段のツライこと。

しかも海に面した南斜面なので、海風のものすごい風圧を浴びながら下っていきます。

この道が思ったよりも斜度が急で、しかも長く感じました。

徐々に、下を走るJRや山陽電鉄の音が近づいてきました。

そうして公園の入り口にある碑に到達。ここは六甲全山縦走の大会スタート地点です。

いやあ、着ましたねえ。

さらにそこから下り坂を下りきって、須磨浦公園駅に到着!イェイ!歩き切ったゼ!

時刻は20:32。6:45に宝塚をスタートして実に13時間47分のゴールでございました。

やっぱりというか、終盤の菊水山からの区間が一番色々バリエーションもあり、

ナイトハイクもあり、印象に残る山行でございました。


↓ゴール地点の須磨が眼下に見えた!

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六甲全縦大会のスタート地点の碑

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↓須磨浦公園駅。おつかれっした!

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駅前で記念撮影をして、45分の電車に乗る。

須磨駅で阪神行きの特急に乗り換えてそのままバタンQ。

22:00に帰宅しました。


前回と比べると、一度経験済みということもあってそれほど疲労困憊という感じでもなく、

ほどよい疲労感と達成感に満たされます。

どっち向きのコースが楽なのか、試してみようと思っての逆コースでしたが、

どちらも一長一短ですね。

でもやはり東縦走路のナイトハイクを回避できる方が気分的には随分と楽でした。

次はもっと荷物を減らしてどれくらいで行けるのかやってみようと思います。

気が向いたら(笑)

2014-04-14

球春到来!

この週末は色々充実、大満足しすぎておりまして、全身がバッキバキ。

ブログ記事も完成順にお送りいたしやす。


ということでまずは日曜日。

野球です野球!

この日曜日はいろいろ紆余曲折ございまして、

伊吹山を蹴って、AJ神奈川のフレッシュに参加する予定でした。

呼びかけになかなかのメンバーが賛同していただき楽しみにしていたのだが、

今年は倍率が高かったようで落選…

残念無念というところで、木馬からアワ1のお誘いがあって申し込みをしていたのだけど

会社のチームが長年参加している野球大会で1人欠員が出てもアウトな状況ということで

白羽の矢を立てていただき、最終的にこちらに参加することにしました。

みんなごめんねえ〜。でも決まった以上がやるっきゃない!


社会人が野球というのは実はなかなかハードルの高い遊びです。

まず何よりゲームをするには対戦相手も含めて18人も揃えないといけないし、

用具はもちろん、グラウンドも抑えないといけない。

なので、やろうと思い立ってもなかなか実現できない分、

今回のお誘いはとても楽しみなチャンスでした。

7番ライトで出場して、結果は3打数1安打2三振(安打だったのかエラーだったのか?)、

エラーも1つ記録してしまいましたよ…

先週はバッティングセンターに足しげく通い特訓しましたが、

野球は本当に難しい、頭を使うスポーツで、

にわか仕込みでは通用するものではやっぱりなかったです。(汗汗)

でも昨日のタイガースの新○さんより仕事したと思うよ。


↓7番ライト・背番号13

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前日の深酒で起きれるか大変心配でしたが、

どうにか7:00に起床し、8時前に自走で羽曳野のグラウンドへ向かいます。

この日は気温が低く、風も強くてなかなかが温まらない。

9時に会場に到着。わがSナイパーズの面々はまだ来ておらず一番乗りでした。

この日は別でもう1試合組まれていて、それを見ながら待ちます。

なんか審判の方は最近までセ・リーグで実際に審判されていたプロ中のプロで、

いやあ、想像していたよりずっとガチ度が高いずら〜。

自分は野球経験は、高校の授業とかでしかありません。

パワプロは鬼ですがこれは当然全く役に立ちませんし、

これほど本格的なゲームで果たしてどこまで貢献できるのか…

とにかくソソウしないように!

そのあと続々とメンバーが集まってきて、練習開始。

キャッチボールで肩を慣らし、ボールに慣れるところからですが、

前日のキャッチボールの影響か肩に張りがあって、ボールが抜けがち…

そのあとはノック練習。

打撃の方はバッティングセンターで個人練習できますが、

守備に関しては1人ではどうしようもなく、生きた球を追うのはこれが最初。

どうにかゴロはさばけそうですが、ライナーとかフライは、

前へ動けばいいのか後ろに下がればいいのか、

球筋とか勢いを図るのがめちゃくちゃ難しい!

野球経験者のメンバーに補給動作とかのアドバイスをもらいながら

ひたすら球を追いますが、目の前のアクションに必死で理屈が追い付きません!

そうこうしているうちにプレイボ〜ル!


↓野球ずら〜

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まずは守備です。

正直今までは、外野なんてボールが飛んでくるまでは

ただぼお〜っとしているイメージでしたが(スンマセン!)

なんのなんの。1球1球の動作に合わせてひたすらショートダッシュが必要でしんど…

というのは一塁のカバーをしないといけないのです。

特に草野球の場合は、内野がさばいた球を一塁へ送球する球が

暴投になったり、後逸する場合が多いので、

相手がゴロを打ったらすぐに一塁裏へダッシュ。またダッシュ!

出塁された時も盗塁を警戒して牽制球が入り、その度にダッシュ!

実際に何度か後逸した球を追う場面がありました。

ピッチャーの動きを見て、バッターの動きを見て、ランナーの動きを見て、

なかなか忙しいずら〜。

そしていざフィールドに立つと広いんです、とにかく。これはとてもバテますなあ。

まあ一番大変なのはバッテリーなんですが。

6回までの守備のうち1度はエラーを記してしまいました…

セカンドが後逸した早いヒット性のゴロをカバーに入ったのですが、

ちょうどセカンドの真後ろに入って球筋を見失い、

慌てたところをさらに後逸してしまいました。(汗)

とにかく、うまく補給できなくても後ろへだけは逸らさないようにと思ってたのに、

いざとなると、さすがにちょっと慌てますワ〜。

ただ、そのほかは思ったより無難にこなせました。

フライも一度あったのですが、なんとか捕球。ふぃ〜。


バッティングの方は、もうね、ダメダメ。

バッティングセンターの球と、生きた球じゃやっぱり全然違いますね。

特に、ストレートとカーブとか、変化球を混ぜられて、

出し入れされたらもうパニックです。

1打席目は相手ピッチャーも立ち上がりのばらつきで、

球をよく見てフルカウントまで粘ったのですが、三振…

低めの球は見極めれるのですが、

特に内角高めの球をどうやって当てたらええんですか?

2打席目は1塁にランナーがいる状態。とにかく当てるぞ!と気合を入れます。

で、ボロもボロですがとにかく当てた打球が、

ピッチャー前で大きくたたきつけるようなバウンドとなり、

ランナーの好走塁もあってどうにか出塁できました。(ホッ)

そのあと、2塁ランナーが盗塁を試みたのが挟まれ、

その動きに合わせて自分も1〜2塁間で陽動作戦。

結局2塁ランナーがコースアウトしてしまいましたが一応連係プレーもできました。

3回目のバッターボックスではもうバッテバテでして集中力がもうありませんでした。

相手ピッチャーもしり上がりに投球がよくなり、球速アップして敵わない。

ブンブン丸よろしく振り回して三振でした。トホホ…


試合は結局11-4で負けてしまいました〜。でも楽しかった♪

みんな必死で球を追って頑張ったと思います。お疲れ様でした〜。

また来年の大会に向けて精進して、

もうちょっとマシ貢献ができるようにしたいと思います!

正直観るのとやるのとでは全然違うというのを改めて実感できました。

とにかく頭は使うし、体力はいるし。

普段使っていないところの筋肉が悲鳴を上げていて本当に満身創痍です。


試合後は、フラッフラの状態ですが自走で帰ります。

どんだけ疲れていてもチャリは走れますよん。

ちょうどこの満身創痍の状態は超ロングの後半の格好のシミュレーションだと思って走ります。

ただ帰るのはアレなんで、ちょっと寄り道をして帰ります。

まったく土地勘のないところをごにょごにょと走って、北野田。

そこからさらに鳳方面へと進みます。

北摂・阪神間に生まれた人間からすると、

北は山、南は海という地理環境がベースなのですが、

河内方面は西が海、東が山ということで方角の軸が違うので、

いつもちょっと違和感を感じますね。

深井を過ぎて堺JCTの近く、宮山台にあるお目当てのラーメン屋「石原ラ軍団」に、

LOギリギリで飛び込みセーフ〜。人類系の大阪ブラックでおいしゅういただきました。

ラーメンについては別記事予定)

そのあと、ひたすら裏道を北上し、上野芝〜三国ヶ丘〜堺東と進んで、

後はいつもの阪神高速堺線の高架下にて帰宅。

心配された雨も降らず無事帰宅。

帰宅後はあまりの疲労に死んだように眠りました。


↓北野田のラウンドアバウト

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走行距離:66.33km

TOTAL:2162.23km