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cardrivegogoの日記

2017-04-10

世界に羽ばたく日本車の原点

  日本車のゴールデンイヤーといえば「1989年」ですが、日本車の勢いがアメリカを席巻したという意味では「1978年」もなかなかすごいです。特にスポーツタイプのモデルが目立ちます!!特に北米で大ヒットしたのが「2代目フェアレディZ」「サバンナRX-7」「プレリュード」。もうこの3台だけで大興奮で鼻血ブーな人もいるのでは? この後に続く「バブル期」に本気でフェラーリやポルシェを仕留めにいくことになる偉大なる国内3メーカーの10年後の大躍進を予見していたかのように、北米市場向けに「挨拶替わり」の傑作スペシャルティカーが揃い踏みしています。







  「スペシャルティカー」という表現は、ちょっとばかり「似非スポーツカー」という差別的なニュアンスがあったりしますけども、やっと自動車先進国に肩を並べてきた、まだまだ「黎明期」の日本メーカーですからこれくらいのもでるが「自然」だと思います。当時の国内市場ではスーパーカーどころかスポーツカーすらも愛好する層もまだまだ少数派で、今よりもずっと「質実剛健」な時代です。この3台も2ドアとはいえ見た目は非常に「硬派」で堅実。それでも中身は相当にハードに作り込んでいます。プリウスと同じエコタイヤを標準装備する今時のスポーツカーよりもよっぽど本格派です。

  この「1978年組」で口火を切った後、国内でも日本車の魅力が一気に輝き出した1980年代のクルマは中古車市場でも特に人気です。若者向けのクルマとしてスペシャルティカーがたくさん作られた時代だからなのでしょうけども、それらのモデルでは北米で大成功を収めるなどの、海外市場における強烈インパクトはそれほどないです。1990年に発売後、欧州で見事に輝いたP10プリメーラまでなかなか出て来ないです。1台挙げるならば1985年発売で北米でも人気を博したRX7FC3S型(二代目)くらいでしょうか。

  日本車の活躍が制限された背景には、1981年のレーガン大統領就任により日本車の輸出規制が始まったことが挙げられます。当時はアメリカで品薄になった日本車の価格が高騰した!!みたいなことがあったようですけども、1980年代は日本の自動車技術の高さがダイレクトに伝わる機会は大きく損なわれたようです。規制が始まる「一歩前」に登場したことで北米市場に爪痕を残した1978年組は、当時の一大強国アメリカを恐怖のどん底に突き落とした日本車大攻勢の先頭を走ったモデルと言えます。フェラーリやポルシェのようにクルマの性能や官能度だけで、アメリカのユーザーを納得させてしまうクルマ。3台とも非常にダイナミックな造形をしていますし、スペックから想像するに、走行性能も相当なレベルに達していたことが伺えます。

  ただし当時の911(2代目930型)は、230〜330psといったイタリア製スーパーカーにも匹敵する高性能時代を迎えていて、Zは145ps、RX7は130ps、プレリュードは90psとまだまだ大きな差がありました。なんとか北米でも通用するくらいの性能には達していて、勇躍して北米に挑む!!といった初めの一歩でしかなかったですが、国内の他のライバルに遅れを取るわけにはいかないという意地はあったようです。

  その後わずか10年ほどで280psギリギリまでボアアップを経て「スカイラインGT-R」「RX7FD3S」「NSX」としてフェラーリやポルシェにも喧嘩を売った3ブランドである日産、マツダ、ホンダが世界の頂点を目指して駆け上がる時代が日本の自動車産業の「ハイライト」だと思います。失礼ですが、その後に登場したランエボ、WRX、GT-R、LFA、NSX()は完全に世界を飛び越えてしまった果てに、各ブランドのエゴ見せつける「自己満」に堕ちてしまったかなー・・・という気が。

「1978年」あるいは「1989年」(レガシィTW、180SX、ロードスター、セルシオ、インテグラ初VTECなど)、「1990年」(プリメーラ、ユーノスコスモ、ディアマンテ、NSX、GTOなど)「1991年」(ビート、3代目ソアラ、センティア、32セドリック/グロリア、2代目ピアッツァ、アルシオーネ、シビックEG-6、アリスト、カプチーノ)といったゴールデンイヤーの迫力が再び蘇れば、もっともっとクルマが売れるんじゃないか?と思うのですよ。GT-R、LC、NSX()といったラグジュアリーでハイスペックなスポーツモデルが発売されてますが・・・ちょっと敷居が高いかなー。(もっと気合いれろ!!ってか?)

  頂上に位置するスポーツカーだけじゃなくて、ゴールデンイヤーのようにいろいろなジャンルで真剣勝負をしてほしい!!今の日産、マツダ、ホンダは一体何をしているのだろーか!? 日本市場で全面対決をしているのは、ノートe-POWER、デミオXD、フィットHVの「Bセグ」と、ジューク、CX3、ヴェゼルの「コンパクトSUV」の2クラスだけ。デイズ(三菱OEM)、キャロル(スズキOEM)、Nワンの争いもあるけど。経営を考えるとSUV、コンパクトカー、軽自動車こそが非常に大切なコンテンツであることはよくわかりますけども、この3メーカーに「最も開発が望まれているクルマ」は、日産だと「次期フェアレディZ」、マツダは「RX9」、そしてホンダに期待が寄せられているのは「プレリュードの復活」じゃないでしょうか?(ホンダの場合はS2000復活というのもあるけど)


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