ディドルディドル、猫とバイオリン

2015-08-25

[][]石川博品時系列メモ

2009年

発表

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)


執筆

耳刈ネルリシリーズ本編の他に後にネルリ拾遺に収録される短編を多数執筆


2010年

発表

なし


執筆

『菊と力』

『菊と力』は2010年の上半期に書いたものです。

より正確にいうと、この作品には大きく分けて3つのバージョンがあり、そのバージョン1と2、および3の前半を2010年の上半期に書きました。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2015/02/blog-post_19.html


2011年

発表

平家さんって幽霊じゃね?』前編web公開が9月9日、後に『ホラーアンソロジー2“黒”』に収録。

ホラーアンソロジー2 “黒

ホラーアンソロジー2 “黒" (ファミ通文庫)


執筆

『クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門』

『後宮楽園球場』

これを書いたのは2年前、『カマタリさん』のあとであり、あの大震災の直後のことです。

日記を見返してみると、3月13日から16日まであらすじを書いて、3月20日から6月11日までかかって初稿を書きあげています。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

『菊と力』バージョン3

バージョン3の後半は2011年、『後宮楽園球場』のあと(『アクマノツマ』の前)に書きました。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2015/02/blog-post_19.html

『アクマノツマ』

『アクマノツマ』は2011年に書いたものです。

『カマタリさん』『後宮楽園球場』のあとに長編が一本あって、そのあとに書きました。

当時の日記を見てみると、10月8日に書きはじめて11月21日に書きおえています。

ページ数がすくなく、中身も割とスカスカしてはいますが、私にしてはかなり早く書きあげた方です。

ちなみに11月24日の項に「百合物帳パイパンネタで押すか」という記述があり、12月3日には『百合物帳』を書きはじめています。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html

『四人制姉妹百合物帳』

『四人制姉妹百合物帳』は数多のレーベルに出版を拒否された問題作です。

――そう書いたら何やら凄そうですが、要するにボツになったわけです。

書いたのは2011年の年末から翌年2月にかけてです。

この2011年という年は私にしては頑張った年で、『カマタリさん』『後宮楽園球場』を含めて長編を五本書きました。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2014/03/blog-post_19.html


2012年

発表

2011年にweb上に掲載された平家さんが『ホラーアンソロジー2“黒”』に収録

ホラーアンソロジー2 “黒

ホラーアンソロジー2 “黒" (ファミ通文庫)


執筆

『明日の狩りの詞の』

本作は2012年の4月――『四人制姉妹百合物帳』を書きおえたあと――から、『ヴァンパイアサマータイム』前半の執筆を挟んで、翌2013年の1月までかかって書きました。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html


2013年

発表

『部活アンソロジー2「春」』に『地下迷宮の帰宅部』を書き下ろし、後に『さよならの儀式 年刊日本SF傑作選』にも収録

『後宮楽園球場』にはSSが付属


執筆

今年は『ヴァンパイアサマータイム』の第四章以降と短編「地下迷宮の帰宅部」しか書けませんでした。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2013/12/blog-post_30.html


2014年

発表

サンシャインクリエイトにて2月9日『耳刈ネルリ拾遺』

『さよならの儀式 年刊日本SF傑作選』に『地下迷宮の帰宅部』収録

夏コミにて8月15日『四人制姉妹百合物帳』

11月末にネルリ・ヴァンサマ増刷ヴァンサマのSSが付属。またビンゴ×博品フェアと銘打って質問コーナー

メフィスト』2014 Vol.3にエッセイ『街道の犬たち』

メフィスト 2014 VOL.3 (講談社ノベルス)

メフィスト 2014 VOL.3 (講談社ノベルス)

『四人制姉妹百合物帳』星海社文庫版出版、SSが付属

冬コミにて12月28日『アクマノツマ』


2015年

発表

明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)

明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)

夏コミにて8月14日『菊と力』


執筆

『後宮楽園球場2』

本作は3月14日に書きはじめて昨日書きおえました。

http://akamitsuba.blogspot.jp/2015/06/2.html


15年の冬コミではプロト長編版平家さんを頒布する予定であるそうです。

2015-08-12

[][]俯瞰するニンジャスレイヤー

大型エピソード「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」が完結し、忍殺の本アカウントhttps://twitter.com/njslyr)では現在クールダウンを意図したような独立した好短編が連載中。

メインストーリーには大きな動きのなさそうなこの機会に、『ニンジャスレイヤー』における物語を俯瞰して眺めてみたい。


ニンジャスレイヤーの物語の大枠

ニンジャスレイヤーにおける物語の大枠は以下の3つ。


1.時系列シャッフルされた連作短編。単体でおもしろいニンジャが出て殺す短編がモザイク状に組み合わさっていくことで、より大きな物語が浮かび上がる。

2.縦軸としてのロングスパンな復讐劇。突き詰めるとフジキドの復讐の相手はダークニンジャことフジオ・カタクラであり、ナラクの復讐の相手はカツ・ワンソー。神秘の彼方に隠されたカツ・ワンソーに対してフジオは比較的手に届きやすいところにいるが、第二部以降裏主人公として覚醒したフジオはカツ・ワンソーとの対決を目指しており、結果としてフジキドとナラクの復讐の旅の終着点は同じ場所になる。また復讐の達成は物語上の謎が明かされる時までサスペンドされ続ける。

3.ネオサイタマという都市と近未来日本を舞台とした群像劇。猥雑なサイバーパンク日本の描写とそれを彩るジョークや風刺が作品の主眼であると言っても言い過ぎではないだろう。


なお物語としてのジャンルに違いのある2の要素と3の要素を結びつけているのがコトダマ空間というアイデア。

1・2・3の要素は忍殺の第一部・第二部・第三部の各パートに共通して存在し作品全体の軸になっているが、どの要素が前景化しているかによって各部のテイストの違いが生まれている。

なお各部の中盤に負けイベントが配置してある点や、ハッカーニンジャの攻略が敵組織打倒の鍵となる点は各部で共通であり、大きなリフレインを為している。


第一部 ネオサイタマ炎上:復讐のミニマル・ミュージック

ゲストキャラクターの再登場率の低さ、協力者の死亡率の高さ、敵組織が比較的一枚岩で派閥争いのような中規模なイベントが少ないことなどにより、第一部は忍殺各部でもっとも連作短編としての性質が強いパートとなっている。

各話の視点人物が抱えた事情や悲哀、そしてニンジャスレイヤーとゲスト敵ニンジャとの戦いが繰り返し描かれ、シンプルでストイックで独特のグルーヴ感を宿しているところに第一部の魅力がある。

一方でサブレギュラーが少ない分だけ、フジキド・ケンジ自身の物語に焦点が当たっているのも第一部の特徴。妻子との死別・ナラクの憑依・ゲンドーソーへの弟子入り・盟友ナンシーとの出会いといったいかにしてフジキド・ケンジはニンジャスレイヤーとなっていったかというオリジンの物語が第一部にはある。

ニンジャスレイヤーがソウカイニンジャを殺して殺して殺して殺す復讐のミニマル・ミュージックという第一部の面白さの特性の極地が、第一部最終話「ネオサイタマ・イン・フレイム」におけるシックスゲイツ6連戦やラオモト・カンの7つのニンジャソウルの連続撃破。また、ニンジャスレイヤーオリジンの物語としての側面もラオモト戦でのフジキドとナラクの和解によってひとまずの完成を見ることに。

そしてまた、最終決戦を前にした古参のシックスゲイツのヘルカイトの述懐を踏まえて第一部を見直してみる事によって、ニンジャスレイヤーと戦い滅んでいったソウカイ・シックスゲイツという組織のたどった歴史もまた第一部を貫く裏の主要プロットだったのだなあということがわかる。


第二部 キョート殺伐都市:抑圧される階層間移動

第二部は神話的ロングスパンの復讐劇としての忍殺の縮小版であり、敵・味方・トリックスターが入り乱れる圧倒的なエンターテイメント性を誇る。

第二部の特徴は敵組織ザイバツの位階制度と、地下型階層都市キョートと言う2つの階層構造の存在と、階層間移動に対する抑圧。

ニンジャを虐げるニンジャ達もまたより上位のニンジャの陰謀のコマに過ぎないというザイバツニンジャたちの抱えた悲劇性と、表層ばかりを取り繕って貧困と悪徳を下層へ下層へと押し込めていくキョートという都市の有り様との二重の階層構造の中で、最も深い秘密を抱え最大の抑圧者として君臨しているのがロード・オブ・ザイバツ。

二重の階層構造と階層間移動への抑圧は、第二部の物語に目をそらすことを許さない凄みのある面白さを与えているが、それだけでは面白さの方向性が陰気な方に振れすぎてしまう。そこでそれを補っているのが縦方向の階層間移動への抑圧とは対照的に活発な、キョート―ネオサイタマ間の横方向の移動。東へ西へと精力的に移動するニンジャたちの姿は物語に勢いのある面白さを加えている。

階層構造という視点から考えた場合第二部のターニングポイントとなっているのは「アウェイクニング・イン・ジ・アビス」。階層構造のどん底であるキョート最下層コフーン遺跡に、フジキド・ガンドー・デスドレインが集まっているという点が重要。ガンドーとデスドレインは死にそうで死なないことが何度かあるが、それは別に作者に贔屓されてるとかではなく、キョート市民の希望の灯であるガンドーと悪の精粋であるデスドレインはキョートという都市の生命力そのものであり、彼らがキョート最下層から上昇しながらやがてキョートを支配する僭主ロード・オブ・ザイバツに挑んでいく事は第二部のプロットにおけるもっとも重要な部分と言える。

階層間の下降と上昇というモチーフは、また別のターニングポイントエピソードである「リブート、レイヴン」においても、琵琶湖に投げ込まれたガンドーが過去の記憶に沈み込み、そこからまた浮上することがザイバツへの反撃の起点となっている点でも踏襲されている。またこれはほぼ同じ時期に起きていたエピソードである「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」でフジキドがマルノウチ・スゴイタカイビル地下の巨大空間で太古の記憶に触れていたこととリンクしている。

第二部最終話「キョート:ヘル・オン・アース」ではキョート城の浮上とともに抑圧されてきた都市の階層間移動がついに決壊、キョート下層からはモヒカンが溢れ出し、都市を覆う死と混沌を餌に天に向かって伸びる暗黒の大樹によってデスドレインはキョート城を目指し、また一方で東のネオサイタマからは決戦兵器モーターツヨシがロケット推進でぶっ飛んでくる。

キョート城天守閣最上階にてガンドー・デスドレインは再びまみえ、そしてそのふたりをさらに代表するニンジャスレイヤーがキョート城の屋根の上にて抑圧者ロード・オブ・ザイバツと雌雄を決する。

なお第二部最終決戦に集まった者たちのうち、ニンジャスレイヤーとガンドーとデスドレインとロード・オブ・ザイバツとダークニンジャとザ・ヴァーティゴはみな、自身の中にほかの人間の命を抱えそれを力に変えているという点で共通しているのが理由はよくわからないが面白い。


第三部 不滅のニンジャソウル:ネオサイタマにおける今、この時代

第三部については、まずこちらの記事http://blog.livedoor.jp/otaphysicablog/archives/1835287.htmlで忍殺は空間軸ではなく時間軸で物語を作っているという指摘があり慧眼だなと思う。

 遅まきながら読みかたを根本的に間違えていたことに気づいた。私はこれまで、この作品は基本的に空間軸で話をつくっていくタイプのものだ、と思いこんでいた。つまり、一つの街のような限定された空間に奇人怪人超人を大量に放りこんで、そこでのバチバチとした化学反応を楽しむのが主眼であって、ニンジャ云々は、なぜそんな奇人怪人超人が存在するのか、という説明を省略するための馬鹿設定にすぎない、と思いこんでいたのである。しかし、この巻に至って、延々とニンジャ神話的真実が語られはじめて、ようやくこの作品が時間軸で話をつくっていこうとしていることがわかった。どうりでネオサイタマやキョートといった都市そのもののキャラクターが薄いわけだ。地理ではなく歴史が物語のエンジンだったのだ。

第三部は他のパートと比較してネオサイタマという都市を描き出すことにより重点が置かれているが、その描き方はやはり時間軸の中における都市に焦点が当たっている。言い換えると第三部はネオサイタマという架空の都市におけるいまこの時代を、あるいは歴史の動く転機を描くことを目指しているように思う。そのために多数の単発エピソードがあり、また他のパートよりはるかに多いサブレギュラーの存在があるのではないか。

動機を失ったフジキドを欠いたまま状況が拡大していく「フー・キルド・ニンジャスレイヤー?」は第三部の縮図と言えるし、「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」は都市の過去と現在をつなぎ、「ゼア・イズ・ア・ライト」&「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ」は都市に訪れた大きな転機を描く。そうしたいまこの時代の描きの頂点にあるのが「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」と言えるし、第三部最終話はあるいは都市の終局を描くのかもしれない。

なお都市(それもネオサイタマとキョート)における激動の時代を描くという点で第3部は幕末ものの大河ドラマ的だが、主人公を背負う艱難辛苦という点を加味すると『レ・ミゼラブル』が一番近い気がするので、以前からヘッズの皆さまにミュージカル映画のやつをおすすめしている次第。

また第三部の敵組織アマクダリの天孫降臨神話モチーフが、作品設定の開陳とともにどのように展開していくのかも第三部の見所の一つである。


その他

忍殺は第四部が存在することは明らかにされており、WEB版のニンジャ名鑑に掲載されている未登場ニンジャの紹介から推測するとポスト・アポカリプスものなんじゃないかと思えるが、こうゆうのはけっこう引っ掛けだったりするので予断を許さない。しかし第三部で死なずにジョン・コナーないしはイモータン・ジョーのポジションになってるチバくんとかすごい見たい。


また、忍殺のヒロインズはわりと冒頭にあげた物語の大枠に根ざした存在となっていることが多いように思われる。つまり一話完結でニンジャスレイヤーとソウカイニンジャとの戦いを描くものとしての忍殺におけるメインヒロインは、虐げられたモータルの代表としてのフジキド・ケンジの妻フユコであり、神話的ロングスパンでの復讐劇あるいはその背景としてのニンジャ歴史絵巻におけるメインヒロインがドラゴン・ユカノであり、サイバーパンク群像劇としてのニンジャスレイヤーにおける電子のヨメがナンシー・リーである。ただし第二部に限定した場合虐げられたモータルの代表はシキベ・タカコになる。

アガタ・マリアとコヨイ・シノノメはフユコの従格のキャラクター、ユンコ・スズキはナンシーの従格であり、パープルタコは何人かいる悪の組織の女幹部ポジションにあるキャラクターの一人だがフジオやナブナガ・レイジの物語におけるヒロイン的な立ち位置にもいる。アズールは既存の価値観への信頼が崩壊した世界に生きている子であって、世界の本質を見ているという点でレイジにも近いが、もし第四部がポスト・アポカリプスものであった場合は世界観とキャラクターの精神のシンクロ度合いが高まるため作中での重要度も上がるかも知れない。

エーリアス・ディクタスは本来なら存在しない人間であり、出自も含めてどっちかっていうとザ・ヴァーティゴさん時空の人たちに近い存在と言えるのではないか。構造に根ざさないニュートラルな立ち位置にいること、そしてその場所からふとした縁やちょっとした善意で物語に関わってくるところにエーリアスの魅力の一端がある。ふとした縁やちょっとした善意という点についてはレッドハッグも共通といえるか。


ヤモト・コキは主人公フジキド、裏主人公フジオに次ぐサブ主人公の筆頭であり、モデストな美徳を持つ女子が多様な価値観の氾濫する都会へやって来る流れはNHKの朝の連続テレビ小説に近い。

ヤモトはその半生を描かれるものとしての主人公であるが、フジキドは自身は人間社会に関わらない異邦人だが個人的な動機に基づく戦いが時に市井の人々にとっての救いになることもある旅の任侠や仮面ライダー型のヒーローである。一方でフジオは大業を成すが不和と悲運を招く神話・伝説における英雄のような存在といえる。また特に第三部のフジキドは事件解決の機能を持ったキャラクターとしての探偵としての属性も持っている。

2015-07-17

[]アラサーのおすすめする最近のライトノベルたち

アラサーと言うかジャスト30歳なんすけどね。

好きラノ2015年上期(http://lightnovel.jp/best/2015_01-06/)への投票用エントリなんですが、世代を把握した上で以下ずらずら並べる作品群を眺めていただくと、見えてくるものもなんか違うかなと思います。特に、ここ最近はラノベとはすっかりご無沙汰になってしまって、再入門しようと思ってラノベ売り場をのぞいても目が滑るばかり、みたいな人に参考にしてもらえたら嬉しいです。

なお自分がラノベに入門したのは富士見と電撃の王朝交代期あたり、富士見ファンタジアの黄金期を支えたヒット作たちの活躍とファンタジー作品群の豊穣の一方で、伸び盛りの電撃文庫や徳間デュアルから次々に斬新でカッコイイ作品が登場してきていた時期。

殿堂入り級に好きなラノベ十二国記デルフィニア戦記・グラスハート・魔術士オーフェン・ケイオスヘキサ・暗闇にヤギを探して耳刈ネルリニンジャスレイヤーあたりです。


今回の「好きラノ」はアルデラミンが奪るんじゃないかな!

昼行灯な名将が大活躍する銀英伝みたいなジャンルの作品。主人公は怠惰さの中に暗い激情を秘めていてもうちょっと若さがありますが。

海戦・撤退戦・山岳戦・脱出行と手を変え品を変えいろんな戦争を描いてきた本作ですが、最新7巻は6巻から引き続きグダグダの内乱が舞台、終盤の展開が心をえぐり、心情描写が胸をつきます。ヒロインのヤトリシノ嬢はこのラノのキャラクター人気投票でもいいとこまでいくのではないでしょうか。

【15上期ラノベ投票/9784048693363】



のうりん10 (GA文庫)

のうりん10 (GA文庫)

もやしもんみたいなお勉強系の作品です。舞台も農業高校ですしね。ラノベでお勉強系の作品ってほとんど見かけないんですが、にも関わらずこの作品は他ジャンルにおける古今の名作と比べてもまったく見劣りしない高みにあります。

ギャグばっかりで出来てる作品なんですが、ちょっと専門的な話をするときは四天農と呼ばれる優秀な生徒がガイド役として登場して急に少年マンガのノリになったり、農業の未来を憂うときは富野アニメネタが中心になったりと、農業ネタとマンガやアニメパロディの絡ませ方に計算された上手さがあります。

【15上期ラノベ投票/9784797382921】



スレイヤーズの昔からソードアートオンラインの現代まで、RPG的異世界はラノベの王道ですよね。ログ・ホライズンはある日突然ゲームの世界に入っちゃった系の話なんですが、そうしたジャンルの中でも“ゲーム世界に閉じ込められたプレーヤーは数十万人にも及んだ…”というところに特徴のある、かしこ系な作品です。設定とドラマの盛り上がりの絡ませ方がうまいのも美点ですね。

最新9巻はニンジャタートルズに憧れる米国籍の青年が主人公のわりと外伝的な話、ソードアートオンラインニンジャスレイヤーみたいなアクション重点回で、他の巻とは結構毛色が違うんですがこれがメチャクチャおもしろかったです。

【15上期ラノベ投票/9784047301900】



B.ボンドとP.N.モーゼズのふたりの才人がおくる話題のサイバーパンクニンジャ活劇、twitterにて連載中。古橋秀之秋山瑞人が龍盤七朝の続きを書かなくても俺には忍殺があるからいいんだ…。

作品の内容は攻殻機動隊北斗の拳と今川版Gロボと封神演義をぶっこんでニンジャでまとめた感じです。平成ライダーシリーズやTIGER&BUNNYみたいな装甲ヒーローものとしての味わいもあり男性・女性両方にお勧めです。

いや実際、ジョジョガラスの仮面並みのウルトラ大傑作大長編なのでとりあえず公式アカウント(https://twitter.com/NJSLYR)をフォローしてみるといいのでは?

【15上期ラノベ投票/9784047304185】



魔術士オーフェン血界戦線ノベライズなんかで知られる秋田禎信の異世界召喚女の子いっぱいファンタジー。

秋田禎信の手による女の子いっぱいFTとしてファンにとっても理想的な作品として仕上がっており、頭の回転が早くて自立心のある女子どもがわんさか出てきます。

なんというか、最初はニセコイなのかなと思ってたらアッこれワールドトリガーや!ってなる感じ。召喚されたらまわりが那須隊とかチカちゃんとか小南先輩とかオペレーター勢とかそんなんばっかなわけです。

主人公がハイスペックなあたり極黒のブリュンヒルデっぽくもありますねー。多彩な魔法描写も魅力です。

【15上期ラノベ投票/9784063814583】



明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)

明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)

地球に住み着いた宇宙生物をハントして食う、青春狩猟SF。

発表時期的にダンジョン飯にたとえて紹介されてることが多かった印象ですけど、どっちかっていうと山賊ダイアリーが途中からコッペリオンになるって感じ。もしくは椎名誠っぽい。

石川博品ラノベ作家としては珍しく、コンセプトの違う単巻作品を次々発表している作家で、そのへん古橋秀之に近いですかね。次回作の情報が出るたびに、発売前からその世界観や作家のフィルモグラフィーのなかでの位置づけを検討するファンの姿が見られ、発表後は感想まとめや元ネタ考察記事なんかがはてブに上がってくるので愛されてるなーと思います。

本作は石川博品作品の作品群の中でも入門編としてとくにおすすめできるものだと思いますね。

【15上期ラノベ投票/9784061399174】



辺境警備デルフィニア戦記を足して2で割ったような作品で、面白さ的にもそんな感じです。この説明は猛烈に褒めてますよ。

引退して旅に出た老騎士が訪れる先々で出会う大国を揺るがす陰謀や誇り高き蛮族との揉め事や武技の競技会といったわりとベタベタな出来事を力強く描き、それをその地方ごとの名物料理たちが彩ります。

ジジイ無双とメシのうまそさはファンタジー剣客商売とも言えますでしょうか。

華やかな活劇もとても面白いですが、それと同時に食事に集約されている今この瞬間の生きる喜びや、あるいは物語の伝承や歌といった時を越える文化の輝きが、それぞれに違った時間の流れの中にある価値として作品を構成しているところに良さがありますね。

あと3巻のイラストが絶品でした。これは見もの!

【15上期ラノベ投票/9784047304710】



コップクラフト 5 (ガガガ文庫)

コップクラフト 5 (ガガガ文庫)

異世界と地球の接点となった都市を舞台とした、敏腕刑事と女騎士のバディによる刑事ドラマ。マイアミ・バイスみたいな海外ドラマを明確に意識した作風で、アワーズとかサンデーGXとかウルジャンに載ってそう。

もともと竹書房ゼータ文庫から刊行されててその時のイラストは篠房六郎だったんですが、レーベル消失にともないガガガ文庫から再刊されイラストは村田蓮爾に交代になりました。旧2巻のイラストとかすごい良かったんですけどね。

でまあ、旧版が好きだったので長らく釈然としない思いを抱えていたのですが最新5巻がかなり良かったので、ようやく死んだ子の歳を数えるのをやめて現シリーズにきちんと向き合う気がでてきました。次巻も楽しみです。

【15上期ラノベ投票/9784094515442】



石川博品2作品目。イスラム風異世界の後宮で宮女たちがみんなして野球をしてるという謎めいたコンセプトの作品。ハルタとかに載ってそう。

一度打ち切りを食らったそうなんですが、このラノの新作部門で1位、全体でも5位となったために続刊が刊行されることになりました。よかったよかった。

野球小ネタをこれでもかとぶち込んだ素軽い文章の中に、ときおり野球場の空気や距離をもありありと感じさせる試合の光景の描写や、記憶に滑り込む後宮での日々におけるちょっとしたエピソードが挿入されて、作品世界の存在感を確固たるものにしています。これぞ石川博品って感じですね。

【15上期ラノベ投票/9784086310543】



ゲームの世界に召喚される手の作品って、召喚された上で何をするかってのでいくつかスタイルが分かれていきますが、この作品は典型的な魔王プレー。配下のゆかいな魔人たちとともに、異世界に生きる住人たちのキラキラした生命の輝きを蹂躙する暗い爽快感が売りです。

ゲーム世界に召喚される系の作品は徐々にプレーヤーとNPCの垣根が消えていくものですが、この作品ほどハナっからNPCこそが人間であり主人公は既に死者であることが明白な作品も珍しい気がします。

【15上期ラノベ投票/9784047304734】



翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 上

翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 上

10枠に入りきらず惜しくも次点。

辺境に飛ばされてきた隠居希望で苦労性の超有能虚弱青年官僚が、帝国の若い皇女に仕えて地元の揉め事やら帝国の内紛やら神話の時代の魔物への対策やらに奔走してはぶっ倒れてもふもふの鳥たちに癒されるファンタジー小説です。

文系ハイスペックが田舎にやって来るって構図は、ばらかもんとかそのへんの作品とも面白さの構造が共通してると言えますね。

最近は皇女が主人公に対して本気になってきておりヒヤヒヤもの…というかそういうの踏み越えてるな。ヤエトお前そんな草食系ですよって顔してそんな一面をどこに隠してたんだ。


そのほか

あたりも面白く読んでます。


それから投票期間内に新刊が出なかったけどおすすめなのがこれ。

ゲームの世界に入り込んでしまった主人公だったが、そのゲームはよりによって伝説的クソゲーとして知られるニュー・コミュニケート・オンライン、通称猫耳猫だったのだ!という話。

ゲーム的ファンタジーのあるあるをギャグにしながら続く破天荒な冒険は、かつてのフォーチュン・クエスト極道くん漫遊記スレイヤーズ(の特に短編集)と同じノリであります。

また、猫耳猫の世界は悪意しか感じられないようなイベントや度肝を抜かれるバグに彩られていますが、ひとたび現実として存在してしまえばそれもまた異世界における自然の神秘であり、異邦人とマタギの特性を兼ね備える主人公ソーマを案内人とした猫耳猫世界をめぐる旅には、地球イチバンとかワンダー×ワンダーのようなNHKのドキュメンタリーのような面白さを覚えますね。

2015-04-07

[][][]ニンジャスレイヤーアニメがはじまるので原作未読なら覚えとくとちょっといいと思うポイント

ニンジャスレイヤーは現在第三部が絶賛連載中でして、第一〜第三部ではジョジョの奇妙な冒険ほどではありませんがカラーに違いがあります。

今回アニメ化されるのは第一部ネオサイタマ炎上編ニンジャスレイヤーと言うダークヒーローの復讐の戦いに焦点を絞った渋くてカッコいい話です。

多くの敵味方が入り乱れる第二部キョート殺伐都市編や、大河ドラマ的な広がりを見せる第三部不滅のニンジャソウル編と比較してよりシンプルで力強いパートでありますが、そのぶん舞台背景となる設定なんかはサラっとしか触れられないことも多いんですよね。

そのような第一部ではチラっと名前が出てくるだけの設定のなかでも、これは押さえておいたほうがより楽しめるんじゃないかなと自分としては思ってるポイントがありまして、なにかってーとY2K電子戦争です。


ニンジャスレイヤーの世界の近現代史は1999年までは現実の世界とほぼ同じなんですが(ただし古代・中世史はまるっきり違う)、2000年を境に大きく歪むことになります。

んでその発端がY2K2000年問題なのです。

覚えてますかY2K。なんかコンピューターがバグるからヤバいとかいうやつ。とくに何も起こらなかったY2K


ニンジャスレイヤーの世界ではY2Kによって全世界のコンピューターが連鎖爆発し、これによって多くのエンジニアも命を落としたためにコンピューター関係の技術が著しく後退もしくはブラックボックス化しました。近未来都市ネオサイタマの情報技術の基幹をなしているのはIRCであり、ハッカーたちは互いのタイピング速度を競いあっています。


Y2Kとそれに続いたIPアドレス枯渇問題が引き起こしたのが電子戦争でした。この詳細不明ながら多くの国家と大企業を巻き込んだらしい戦争を経た結果、

磁気嵐と殺人マグロにより海外からの渡航が著しく限定された日本の鎖国化

東京湾を埋め立てた巨大都市ネオサイタマの成立とキョート共和国の独立による日本国という枠組みの後退

3 暗黒メガコーポと呼ばれる大企業群の支配力の伸長

4 戦争を通じたサイバネティクス技術の飛躍的な発展

という出来事が起こりました。


また、ニンジャスレイヤー第一部のスタート時点で電子戦争の終結から10年経っていないらしく、ニンジャスレイヤーが描いているのは戦後のネオサイタマ社会なんですよね。

電子戦争の終結により戦争に投じられていた技術と人とエネルギーがネオサイタマへと流入、それによってもたらされたのが、

1 戦闘義肢や脳へのLAN直結といったサイバネティクス技術の民間への拡散

2 様々な違法ドラッグの蔓延

ヤクザの台頭

でした。ネオサイタマの治安がメチャメチャ悪いのにもきちんと理由があるのです。


これらに加え瀕死の人間が人知を超えた力を備えて復活するニンジャソウル憑依現象もまた、何故かY2Kを境として加速度的な増加を始めたと言われています。Y2Kに実際何が起きたのかはいまだ明らかになっておらず、これはあるいは第3部のクライマックスと関係してくるのかもしれません。


以上のようなネオサイタマの時代背景を前提とした上で、ネオサイタマ暗黒社会を勝ち抜きついに制覇するに至ったのがラオモト・カン率いるニンジャヤクザ組織ソウカイ・シンジケート、通称ソウカイヤです。

ソウカイヤの誇る威力部門“シックスゲイツ”には戦争の影を感じさせるニンジャが散見される他、初期に登場する主要なシックスゲイツニンジャは戦闘部隊としての印象が強い一方で中盤になると中間管理職的な組織人としての傾向が強まるなど時期による色調の違いがあり、シックスゲイツのたどった組織の歴史は第一部の裏の主要プロットとなっていると思います。


こんなところでしょうか。そのほかユカノ株を買うときは長期的な視点が必要とかも気に留めておくといいかもしれませんが、あまり突っ込んだことを言うと過度のネタバレになるのでこれ以上はやめておきましょう。

4月16日(木)の配信開始が楽しみですね!ではでは。


関連:悪党!悪党!悪党!/ニンジャスレイヤーの敵キャラを語る

2015-02-18

[]2014年の面白かったもの

14年の新作ではありませんがとりあえず『アイカツ!』は挙げておきます。

劇場版アイカツ! 豪華版 [Blu-ray]

劇場版アイカツ! 豪華版 [Blu-ray]

今が流行りのアイドルアニメの一つ。アイカツのイッキ見はこれまでの我が人生でもとくに価値のある行為だったと思います。

児童文学的な教導的性格とギミックに頼らない堅実な作劇の一方で、斧に象徴されるやりすぎ感・どうかしてる感と異質なライブパートの挿入による気分の高揚があり、そして基本一話完結かつライブパートに尺を取られるが故に登場人物が悩んでもドラマまでそれに付き合うことなくテキパキ問題を片付けていくサクサク進行が魅力的だし、個人的に非常に肌に合いました。女児どもがみんな楽しそうに日々頑張っており、良いです。

キャラ格の上げ下げが物語と密接する少年マンガ的な側面も持っているのですが、脇役に至るまでどの登場人物もキャラ格が高く保たれており、どの子についても「いや、こいつマジで凄いんだぜ!?」と激賞できる点も美点です。


こんなものが存在するということが奇跡のような作品。

ソシャゲの原作をなぜか実写ミュージカル化、聖剣に選ばれし王候補が100万人もいるという初期状況からアーサー王同士が内輪もめしたり、諸侯や魔女やマーリンと戦ったりする。古橋秀之野梨原花南をあわせたような感じというとラノベクラスタにはお分かりいただけるであろうか。

各話が正味11分ちょいというごく短いなかで、きちんと話を進めつつ嘘次回予告やブリテン昔話をつっこんでくる超密度と、きわめてちゃんとしたミュージカルであるところが見所。無駄なことやってる余裕はないので描かれるものがいちいち的確で、とりわけ3話や12話は珠玉のごとき大傑作回になっとりますね。でも「魔法があればメンドクサクナイ」みたいなただただ与太でしかない歌も好き。


ガンダム。生意気だけど人好きのする少年パイロットが、へっぽこお姫様にくっついて地上から軌道エレベーターを上ってやがて月、金星まで旅をするけど立ち寄るところ全てで内輪もめしてる話。

ストーリーの牽引力が弱くてやや散漫なところはあるんですが、それと表裏一体で世界の広さが描かれています。

メカと宇宙と歴史と自然と文化と宗教と戦争と政治と恋と野心と失敗と日々のよろこびが、つまりもう世界のほとんどすべてがここにあるのです。あとメカが超クール。

なお並行して『ガンダムビルドファイターズトライ』も見てました。これも非常に面白かったです。


コテージを借りて夏休みを過ごすことになった4人姉妹が薄幸の美少年と4姉妹が遊んで遊んで遊びたおす話。

2005年の作品ですがフィリパ・ピアスアーサー・ランサムのような名作児童文学の風格があります。

装丁も含めてYAエンタメ的なポップさとは距離を置いたクラシカルな雰囲気ですが、一方でとにかくガキどもが遊びたおす話であり、また次女スカイとジェフリー少年の友誼も瑞々しく、たいへんおもしろ楽しい作品であります。


耳刈ネルリ拾遺』『四人制姉妹百合物帳』『アクマノツマ』の3作の同人誌の発表、『後宮楽園球場』のこのラノ5位(新作に限ると1位)、百合物帳の星海社からの出版と、石川博品の話題には事欠かない一年でした。現在は商業用のラノベを2作品手がけているそうです。

百合物帳も良いんですが一番はネルリの短編集ですかねー。「ちいさな耳刈ネルリ」や「双六ネルりの甘美なる敗北」のような何これ本編より本編じゃんって話も好きですし、わけわかんないにも関わらず工夫の効いてる「サンガ組が一着=八高外環ムカデ競争 MUKADE!」も好きです。


なろうの書籍化はニンジャスレイヤーとこの世界がゲームだと俺だけが知っているがおもしろいと申し上げてきましたが、あらたに無職転生と辺境の老騎士がおすすめ作品に加わることになりました。

異世界転生もの。主人公は非常にハイスペックなんですが、そのぶん直面する状況を個人ではいかんともし難いくらい大きくしていて、大河ドラマとなってます。

ヒロインたちのキャラ萌え描写についても、いちいち時間軸方向にロングスパンな関係性から魅力を発生させているところが作品の特徴を生かしていていいですね。

辺境の老騎士 1

辺境の老騎士 1

引退した老騎士が行く先を定めない旅を続けながら、さまざまな人と出会い、揉め事を解決し、その土地のうまいものを食べて、やがて後の世の伝説にうたわれる存在となっていく、みたいな話。

流行りの異世界転生ものではなく、なろうや富士見FよりはCノベルスファンタジアの雰囲気、あるいは佐藤賢一やはたまたデュマの三銃士のような歴史活劇の趣のあるエピック・ファンタジーです。異世界ご飯の描写にめっちゃ力を入れてるのも特徴ですね。


マンガで印象に残ってるのは以下あたり。

セケンノハテマデ(1) (モーニング KC)

セケンノハテマデ(1) (モーニング KC)

ちょっと変わった人たちのちょっと変わった仕事風景、ふと立ち止まった時に見える景色、おしゃれになりきらない地元感あふるる都会生活、恋に発展するかもあやしいちょっとした出会い、つまりこの作者らしい作品です。大好き。

ちひろさん 1 (A.L.C.DX)

ちひろさん 1 (A.L.C.DX)

もと風俗嬢の美人さんが、浮世に生きる人たちのいろんな事情に時に寄り添い時に蹴っ飛ばしみたいな、お涙頂戴にはしないところまで含めてある種の面白さの典型なんですが非常に面白いです。こういうの読んですごく面白いとなんか悔しいですね!

女子どもが3〜4人でぐだぐだしゃべっているのがちょう面白い系のマンガ。吉川さんは単眼系女子でジャンルNo.1にかわいいのではないか。


そのほかですと『僕のヒーローアカデミア』『だがしかし』『子供はわかってあげない』『七ツ屋志のぶの宝石匣』あたりでしょうか。


映画は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ですとか『ゴジラ』ですとか『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』ですとか『ベイマックス』ですとか、SF活劇をいろいろ見ましたけどどれも良かったです。


あとはNHKスペシャルの「少女たちの戦争〜197枚の学級絵日誌〜」が良かったです。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0814/

やたら絵心のある小学生たちが綴った絵日誌によってあざやかによみがえる70年前の子供たちの生活と、それを侵食していく戦争の影。名作でした。


継続して面白かったのは『魔術士オーフェン』ですとか『巡ル結魂者』ですとか『この世界がゲームだと俺だけが知っている』ですとか『RWBY』ですとか『ばらかもん』ですとか『まりかセヴン』ですとか『乱と灰色の世界』ですとか『風雲児たち』ですとかいろいろありますが、とくに大型エピソード「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」と並行してトゥーレイトとかサンダーボルトとかの傑作を連発していた『ニンジャスレイヤー』と、ラスボスが至高の負けっぷりを見せつけた『ハチワンダイバー』が印象に残ってます。あとおすすめされて『咲』を読み始めましたがこれもなるほど傑作でした。