比較日本文化研究会

2047-07-12 比較日本文化研究会のブログへようこそ!

本研究会は国際的視野をもった日本研究とその理論研究および会員相互の研鑚を目的として設立されました。現在、機関誌発行および研究集会などを中心とした様々な研究活動を行っています。本研究会に関心を持たれた方は、事務局までお気軽にお問合せください。

お知らせ

現在、会誌『比較日本文化研究』19号の投稿を募集中です。「投稿規定」を御参照の上、2017/08/31(木)までに御投稿ください。

2017-07-04

投稿規程

現在、会誌第19号の原稿を募集しています。締切は、2017年8月末です。

  • 投稿締切:2017年8月31日(木)
  • 査読期間:2017年10月下旬までを予定
  • 刊行時期:2018年3月末までを予定

投稿規定

  • 会員の方は、どなたでも投稿できます。

投稿要領

  • 現在、投稿規定および投稿要領の見直しを進めておりますが、基本的に、従来のカテゴリと分量に、変化はありません。
    • 論文:400字詰め原稿用紙換算で30枚から60枚程度(注・図表を含む)
    • 研究ノート:400字詰め原稿用紙換算で30枚以内(注・図表を含む)
  • 投稿に際しては、カテゴリ(論文か研究ノートか)をお知らせください。
  • 原稿の電子データおよび関連ファイルを一括し、下記の問い合わせアドレスへ送信ください。編集委員会で査読の上、採否を判断します。なお、採用にあたり、一部書き直しをお願いすることもあります。
  • 今回から、電子データでの投稿をお願いします。プリントアウトの郵送は不要です。
  • 原則として、MS-Wordで編集可能なファイル形式で提出ください。基本的には.docxあるいは.docの拡張子を持つファイルですが、RTFでもかまいません。
  • 査読など作業の都合上、投稿の際の書式設定は、A4用紙を横置きした縦書き(本誌は縦書きです)で、1頁が40文字・30行とします。
  • 写真・図表は本文中に埋め込まず、必ず本文のファイルとは別のファイルとしてください。本文の中では(図1.対象地域)などのように、図表番号とキャプションとともに、挿入位置を示してください。
  • 写真や図版はデジタル化したファイルを揃えて一括して投稿ください。写真ファイルの精細度は300ピクセル/インチ、長辺120ミリ以上のものを基本とします。
  • 注は後注としますが、ワープロソフト脚注機能は使わず、注の番号は本文中に(注1)などのように挿入し、注そのものは本文の末尾に一括配列してください。
  • 注番号はアラビア数字とし、それ以外の数字は全て漢数字で表記ください。
  • 文献一覧は原稿末尾に一括し、表記は下記のように形式を統一してください。

(例)五来重 二〇〇七 「善光寺まいり」『五来重著作集第二巻』法蔵館

(スペースは全角)

  • 本文内で文献を示す際は、下記のように形式を統一してください。

(例)[五来 二〇〇七]

(例・ページ数を示す場合)[五来 二〇〇七:三五―四〇]

(なお[ ]は、全角の大括弧)


問い合わせ先:第19号編集担当・土居浩(どい・ひろし)

    • 問い合わせアドレス:doi+hikaku19@iot.ac.jp

2016-11-14 第21回研究大会(2016年度)のお知らせ

大会テーマ 島嶼社会を考える

開催の趣旨

   島嶼とは四方を海に囲まれた地域であり、相対的に<本土>より規模が小さく、また地理的境界が明確であるがゆえに、<内部と外部>をめぐる諸課題が顕在化・先鋭化しやすいと考えられる。この意味で島嶼社会は社会の縮図であり、比較的モデル化を試みやすい地域であると言えるだろう。

 本大会では2人の研究者による事例研究を通じ、島嶼、ひいては<島国>日本のありようについて考えてみたい。(村上和弘)

日時
2016年12月10日(日) 13:30〜17:00

:会場場所:神戸女子大学教育センター(三宮キャンパス)

-(神戸市中央区中山手通2-23-1)

-アクセス・地図等はこちらを御参照ください。

-研究大会終了後に、近隣にて懇親会を行う予定です。


発表1   地域資源の生成過程におけるコミュニティの実践

      木原弘恵氏(神戸大学大学院農学研究科 地域連携センター)

[概要]

 地方創生の掛け声のもと、持続的な社会を目指した地域の取り組みが、各地で実施されている。ただ、こうした地方に対する施策は今に始まったことではなく、戦後の高度成長期以降、都市への人の移動が急速に進み、人口減少していく農山村では長らく模索されてきた。人口減少の一途を辿る地方社会のなかでも、本報告でとりあげる島嶼という場所は、四方海に囲まれ、地理的本土と隔絶している。そのため、本土と対比して、後進性が強調されがちであり、離島振興法の制定などにより、その後進性の「改善」が目指されてきた。地域を、このように「改善」の対象としてみる視点は、国土保全の問題と結び付けられることも多い。このことは、近代国家成立以来、国家を支えるために、地方社会から都市へ人やモノの収奪があったことを示唆するものでもある。

 本報告は、地域社会の存続について検討するものではあるが、都市/農山村、あるいは本土島嶼の格差ではなく、そこで暮らす人びとの視点から検討しようとするものである。近年、各地で、地域資源になりうるものを見出すことが促進されている。本報告では、瀬戸内海島嶼部のコミュニティによる、内部/外部の資源利用のありようを考察する。具体的には、休耕地に自生していた桑の木を地域資源として再発見していくプロセスにおいて、人びとが、外部へ依存しつつ、共同性の維持をどのように成り立たせてきたのか考えてみたい。

参考:

木原弘恵,「文化財指定と『担い手』の実践 ―二つの踊りの来歴をめぐって」,『関西学院大学社会学部紀要』(121),107-117, 2015.

木原弘恵,「地域伝統文化をめぐる再編過程の一考察 ―岡山県笠岡市白石島・踊会の対応を事例に」,『生活文化史』(67), 35-47, 2015. ほか


発表2   「島嶼性」による島の社会関係とその変化─沖縄県浜比嘉島の架橋化を事例として─

      前畑明美氏(法政大学 沖縄文化研究所)

[概要]

 島ならではの特性─「島嶼性」は、多様な要素から構成されている。諸要素のうち、日本でまず挙げられることの多い「環海性・隔絶性・狭小性」は、島が一般にマイナスイメージを持たれる所以であるが、またそれゆえ、協力的な生活体系が島々に存在することも周知のように思われる。しかし、その協力的な生活体系の成り立ちに他要素が深く関わる点について、人々の意識や関心は希薄である。「集合性・集約性・温存性」はコミュニティの形成・維持に不可欠な存在であるし、またそこでのネットワークづくりには「伝搬性・拡散性・開放性」が関与している。島という基盤の上に人々は縦糸・横糸でつながり、他島へとネットワークを広げながら海洋島嶼文化が醸成されていく。

 このように、人と人、人と島、島と島をつなげて社会関係を創り出す、その源が「島嶼性」であり、持続可能な島嶼社会の基礎をなすものである。本発表では、戦後日本でみられるこの「島嶼性による島の社会関係」の変化について、沖縄県浜比嘉島の架橋化の事例から明らかとし、それが今日の島嶼国日本においてどのような意味を有するのかを考えてみたい。

参考:

前畑明美,『沖縄島嶼の架橋化と社会変容―島嶼コミュニティの現代的変質』,御茶の水書房,2014. ほか


司会・コメント   村上 和弘(愛媛大学

参考:

村上和弘,「『上書き』される朝鮮通信使 −対馬・厳原における<日韓交流>をめぐって」,『東アジア近代史』(17),21-37,2014.

村上和弘,「変則貿易の時代 −戦後対馬における日韓『交流』の諸相」,『島嶼研究』(17-1),21-45,2016. ほか


(研究会事務局)

〒621-8555 京都府亀岡市曽我部町南条大谷1-1

京都学園大学人間文化学部 佐々木研究室

Tel 0771-29-2467

(研究会サイト)

http://d.hatena.ne.jp/hikakunihon/

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