朝から雪が降る・季節を分ける日・節分

ikomanokaze2008-02-03


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  節分の行事

奈良・元興寺の豆まき





季節を分けると書いて「節分」の朝 日本列島は雪で真っ白になったそうです。大阪側の生駒山麓は朝から雪が降りだし、8時ごろには山も家々の屋根も真っ白になりました。しかし、お昼前には雨に変わり、雪は消えてしまいました。それでも霧雨で煙る生駒山はずっと白く見えました。
節分の行事といえば、「豆まき」は一番にあげられるのでしょうか?
豆には「邪気を払う霊力」があると考えられていて、豆をまくことで、邪気を払い福を呼び込むといわれてきました。それと、歳の数だけ豆を食べる慣習もあります。
次に「鰯を焼いて食べる」鰯には小骨がたくさんあり、身体の中の邪気を追い出してくれるそうです。
そのあと、ヒイラギの葉に鰯の頭をさして、家の出入り口にかかげておくと、鰯の頭の悪臭で家に邪気が寄り付かなくて、その年は家内安全だそうです。



もうひとつ大阪からおこった「太巻き寿司の丸かじり」があります。
その年の恵方を向いて、声を出さずに太巻きを丸かじりします。今日の意識調査では全国的には20パーセントもなかったようですが、最近は大阪だけではなく各地に広がってきたとか・・・ 
今年の恵方は「南南東」です。
美味しい太巻き寿司をおみやげにいただきましたので、私も時間をかけて「南南東」をむいていただきました。
巻き寿司は「福を巻き込む」の意味もあるそうです。切らずに食べるのは「縁を切らない」という意味もあるそうです。なんだかこじつけにも思えますが、「鰯の頭も信心から」という言葉があるように 信じてなせば そうなるのでしょうか?





海苔やさんの陰謀説がでるほど、2月3日ははあちこちで海苔巻きが売られています。このごろではお菓子屋さんも負けじと、ロール巻きの丸かじりも宣伝していました。

  奈良・元興寺火渡り

節分の日に奈良・元興寺では 山伏姿の修験者や参詣者が裸足で浄火を渡る「火渡り」の行事がありました。
私がこのブログで元興寺に関心を持っていることを書いたことが縁で、近くの人からお誘いがあり、急遽出かけてきました。



はだしで火の消えた黒い丸太の上を歩くと 火傷しそうな気がしますが、不思議と熱くなくて渡ったあとは気持ちがさわやかでした。






南都銀行に展示されていた春日大社の赤鬼、青鬼、黒鬼です。
春日大社は今日の節分の日に「節分万燈籠」が行われ、1000基の釣燈籠と2000基の石燈籠に火がともるそうです。
近くの興福寺でも、東金堂で「鬼追式」が行われるそうです。
東大寺二月堂でも豆と鈴がまかれ、夜には石燈籠に灯明がともされると聞きました。
幻想的な行事をみたいと思いましたが 残念ながら時間がなくて 次の機会を待つことにしました。 





  「鬼は外 福は内」ではなくて、「鬼は内 福も内」

豆まきをするとき、「鬼は外 福は内」と言ってまきますが、元興寺では「鬼は内 福も内」と言ってまくそうです。
元興寺には元興神(がごぜ)といういい鬼がいて悪者を退治すると言い伝えがあることから その鬼は内に大切にしているそうです。

「鬼は内 福も内」と言って豆まきするところが他にもあります
 吉野山金峯山寺蔵王の節分会は、全国から追い払われた鬼を救い、仏門に帰依させる行事だそうです。考えてみるとなるほど!・・て思いますね。日本全国から追い出された鬼はどこへいくのか考えたこともなかったのですが・・・・