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ブルマー

(一般)
ぶるまー

[英]:Bloomer (ブルマ、ブルマー、ブルーマー)

歴史

米国のジャーナリスト兼女性解放運動家のブルーマー婦人(Ameria Jenks Bloomer 1818-1894)が女性解放運動のシンボルとして、ミラー婦人(Elizabeth Smith Miller)が1850年頃にトルコのハレムパンツをヒントに考案した衣服を全米に普及させたことによりその名前が知られることになる。
ブルーマー服、ブルーマーズとも呼ばれた。
ブルーマー服は、当時の社会から見て大変破廉恥な物であったが、その機能性と、水泳やサイクリングなどの野外スポーツが上流階層の貴族の間で流行するにつれ、その機能性の良さが認められることとなった。
結果的に、女性の衣服から不自然な粉飾が消えて行くことにも繋がった。
 
日本では、明治後期に体育研究の留学生、井口阿くりによってもたらされた。
当時は袴にゴムを通した物であったが、改良され、丈が膝まで短くなりウエストと裾にゴムが入ったいわゆる「ちょうちんブルマー」となった。
 
1964年に東京オリンピックが開催された際に、アメリカのバレーボールチームが伸縮性のある素材で体に密着する、ショーツ型のブルマーを用いていたことに刺激され、日本でもこの形が採用され、現在に至っている。
材質もナイロンやポリエステル使用のものが主流となった。
 
1990年に入り、愛知県立稲沢東高校で体に密着するタイプのブルマーを嫌い、体育祭にブルマーではなくジャージを着用する生徒会決定を学校が無視したとして生徒会役員が辞表提出したことが話題に。そして「ブルセラ」ブームにより、ブルマーが「猥褻物」というレッテルを貼られるようになり、徐々に姿を消していった。

萌えアイテムとして

ブルマーは、萌えアイテムとしても価値が高い。
コミックマーケットや同人誌即売会、コスプレイベントにて見かけることができるが、学校で普通に使用されている物に関しては、今では殆ど目にすることができなくなってしまった。残念である。
一部の人にとって「三種の神器」と言えば、「ブルマー、セーラー服、スクール水着」を指すとも言われている   らしい。

関連書籍

●日本ブルマー史料集成 [ウルトラ出版]
URL:http://www.h4.dion.ne.jp/~sikoku-9/

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