『美味しんぼ』の主人公であり、海原雄山の実子。中学卒業とともに、当時雄山が指揮していた美食倶楽部の厨房に入り、雄山から料理の真髄を叩き込まれる。調理師免許はそこで取ったといわれる。シリーズ連載当時は栗田ゆう子の視点で語られていた。
山岡とは母方の姓。士郎の母は雄山の芸術の犠牲になったと考えており、母の死後は海原雄山と絶縁。東西新聞社文化部に勤務し、社内一のグータラ社員として知られている。
食に関する感覚の鋭敏さと造詣の深さから、東西新聞社創立100周年記念企画「究極のメニュー」の担当者を任され、以降雄山側が率いる帝都新聞社「至高のメニュー」との食の対決を中心に物語は展開する。
上司や社主、大物政治家や人間国宝にも諂わず、普段はグータラ社員そのものであるが、食文化を通じて幅広い人望を集める不思議な魅力の持ち主。