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新河岸川

地理

新河岸川

しんがしがわ

新河岸川とは、埼玉県川越市にある伊佐沼や武蔵野台地伏流水入間川流域水田用水を水源とし東京都北区にある岩淵水門までを流れる荒川水系一級河川である。また岩淵水門より下流は隅田川となる為、その支流でもある。

舟運文化

新河岸川舟運の始まりは、1638年(寛永15)、川越東照宮が焼失し、再建資材を江戸から運んだことによる。本格的に舟運が開始されたのは、松平伊豆守信綱が川越藩主になってからである。

舟運の最盛期は文化年間(1804〜1818)から明治期にかけてであり、明治の中頃までは重要な輸送機関として貢献した。しかし、1895年明治28)に国分寺川越間に鉄道が開通し、さらに1914年(大正3)に新河岸川に沿うように東武東上線が開通すると、河岸問屋は荷物輸送に鉄道を利用するようになり、駅前に運送店や肥料店を開業するようになった・鉄道開通で貨客を奪われた回漕店(かいそうてん)では、カラー刷りの広告を出して攻防戦に努めた。

1920年(大正9)に新河岸川河川改修工事が始まり、川の蛇行がなくなり直線になると、かつての水量が保てなくなった。ついに1931年(昭和6)、埼玉県から通船停止命令が出された事によって、新河岸川舟運は幕を閉じた。