→ 文芸雑誌
本屋に文芸誌が売っていたので買ってみた。上質な紙となかなかのボリューム。これで300円なのだから凄い。中身はエッセイや小説など。気軽に読めるので楽しい。こんな文芸誌を作ってみたい。エッセイだったらなんとかなる気がする。誰か作ろうよ。 スピン/spin 第7号 作者:恩田陸,尾崎世界観,斉藤壮馬 河出書房新社 Amazon
皆さんはフリマアプリ「メルカリ」を利用して雑誌を買うことってありますか?私はよくあります。なぜかというと、月刊誌・季刊誌って過去のものになるとなかなか手に入る手段がありません。数ヶ月であればAmazonや公式ホームページより購入は可能なのですが、1年以上前となると手に入らないこともしばしば。そこで私が使う手段として「メルカリ」があります。今回は「メリカリ」を通じて雑誌を購入するメリットや、こんなものが販売されていますよ!という紹介をしていきます。最後までお付き合いよろしくお願いします。 雑誌を買うのに「メルカリ」をおすすめする理由 メルカリで雑誌を購入するメリットはいくつかあります。 手軽さと…
文藝結社 日和見主義者の会 会長の女生徒です。本記事は、pixiv FANBOXで公開していたものです。はてなブログの方では告知をしていなかったので、記事を掲載しようと思います。 以下、4月30日投稿のFANBOX記事。 「4月になれば頑張ると言いながら、最早5月。水面下では色々しておりましたが、いやはや表に出てないんじゃしょうがない。 しかし、まあ、水面下では動いてたんですよ。 うぬ。 会議しました。 我々の文藝結社の理念が「自由で開かれた創作の場」になりました。まあ、別に今は大して開かれていないんですけど。徐々に門戸開放していくつもりです。 そして、文藝誌「こはる日和」第3号の製作が決定し…
『オフショア』第三号、無事に発売となりました! オフショア第三号 演劇、音楽、アートに関わる方、つくり手の方には特に読んでいただきたい号。(というか、自分がそのフィールド出身なので、その界隈の方々に向けてつくっていると言っても過言ではないです。) 下記、編集・発行人の山本佳奈子より、ご紹介です。 <『オフショア』第三号のもくじ>■武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」聞き手・構成:山本佳奈子■「芸術と力 ジョグジャカルタの知」金悠進 ■「私は如何にして心配するのを止めてマレーシアの生活を楽しむようになったか」友田とん■連載・第三回「台湾における市民による地下…
ランキング参加中書評 ランキング参加中読書 ランキング参加中2023年4月以降から始めた同期集まれー! ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ 『り📚書店員による小説のすゝめ』開設しました。 初めまして。り📚書店員と申します。 4月なので何か新しいことを・・・と思い、はてなブログを開設してみました。 ・独自書評 ・おすすめ小説のこと ・美術展評、劇評 ・読書の日記 などを毎週1回ほど更新しながら書いていこうと思います。 『り📚書店員による小説のすゝめ』開設しました。 わたしのこと 村上春樹さん新作『街とその不確かな壁』発売まであと3日 「村上春樹」ルックス 今日買った本・届いた本 終わり…
未来計画1 純文学誌を作る。 我々はこれまでに2冊の文藝誌「こはる日和」を発表してきたが、どちらも小説から漫画、イラスト、詩歌を含む多ジャンルでどーん!な文芸誌だ。 タイトルに旧字体使うなど、表面的に近代文学憧れてる風ではあるものの、 がっつり令和仕様である。 いや、令和かは分からん。 ねは~ん。 でもね、私(と多分大江)にはあるのです。 「白樺」とか「明星」とか「新思潮」とかそういう近代文芸雑誌への憧れが! だから「文藝結社 日和見主義者の会」なんて気取った名前なのです。知らんけど。 作りたいなぁ。純文学誌。 まず、純文学の定義が曖昧と言われれば、そうに違いないんだけど… それこそ近代文学の…
offshore-mcc.net さて、8月1日(旧暦7月4日)、目標としておりました創刊日になんとか創刊できたということになります。現在、オフショアのオンラインショップでも購入受け付けておりますが、各地の書店の皆さま!ぜひ、店頭で販売していただけるとうれしいです!SNSを使わない人、ネットを普段見ない人にも届けたい。 それでは執筆者紹介 まず、「創刊号はこの人に書いてもらわなければ始まらないでしょう」と原稿依頼した宮里千里さん。エッセイストで民俗祭祀の採音技師でもあり、イザイホーや各地のエイサー、アジア各地の祭祀や2002日韓W杯まで(!)録りためた音にはもう途絶えた祭祀やそこでしか発生しな…
……ICO。角の生えた少年イコと、言葉の通じない謎の少女、ヨルダが文字通り「手と手を取り合い」古城からの脱出を目指す……ジャンルを敢えて言うのであれば、アクションアドベンチャー、ということになるか。 ゲーム的なパラメーター……例えば体力ゲージなどを排し、まるで一枚の絵画のように描かれたその情景は今なお評価が高く、のちにワンダと巨像を作り出す、プロデューサー、海道賢仁氏、ディレクター、上田文人氏が生み出した名作である。 それと同タイトルである。何か関係があるのやも……そんなことを考えながら読み始めたらまるで一切何の関係もなかった読書メモです。うぇい。まぁそっちのICOのノベライズは、宮部みゆきさ…
■しししし4 特集 中原中也(双子のライオン堂)のこと ものすごく色々な所で訴えているのだけれど、本を読む暇がない。私は片道1時間かけて自宅のある千葉県から都内の職場に通っていて、これまではその一日2時間の通勤時間は格好の読書時間だったのだけれど、このところ(今年の2月頃から)降ってくる仕事の量が増えており、しかも段々と職場のリモートワークのシステムが整ってき(てしまっ)たことで、職場のノートPCを持ち帰って作業することができるようになっ(てしまっ)たため、ついつい通勤電車内でも作業をしてしまい、とにかく読書時間が確保しにくくなっているのである(そんなことを先日、別の方がTweetなさっていて…
古い雑誌ばかり読んでましたね。 あとちょうど先ほどオンラインイベントを聞いたのでまずそれから。 ・【月刊ALL REVIEWS】牧 眞司 × 豊崎 由美、アドルフォ・ビオイ=カサーレス『英雄たちの夢』(水声社)を読む 小説の紹介者として大変信頼すべき(しかも息の合った)お二人のイベント、しかもシルビナ・オカンポの翻訳で、個人的に注目度が高くなったビオイ・カサーレスがお題ということで聞いてみた。カサーレスは『豚の戦記』を以前読んだきりで、ぼんやりと面白かった記憶ぐらいしかなかったが、この作品、細部におけるユーモアやミステリ的な要素もありそうで読みたくなった。特に小説における虚構性と(読者に伝達す…
● インスタグラム版「Letter Style」はこちらです 飛行機レター【2024年4月27日】 4月27日 ゴールデンウィーク。まずは最初の3連休です。4月の緊張をほぐし、ゆっくり過ごすのもいいですね。穏やかな気持ちで過ごせますように。 ●こちらのページの写真は【Adobe Exoress】様の素材を使っています ● 紙飛行機575号<17音のショートポエム>【俳句】こちらです ------------------------------------------------------- 飛行機レター【2024年4月26日】 4月26日 ゴールデンウィークのお天気が気になります。初夏の陽気…
きょう(4/25)はコミック誌発売日。だと思って本屋に走った。 あった。棚から引っこ抜いて、ついでに文芸誌コーナーに回ったら、5月号が出ていた。相変わらず芥川賞発表号の背後に申し訳なさそうに置いてある。「芥川賞」は売れるのに「直木賞」が売れないのはなぜか。 愛読する文芸誌は「オール讀物」。同じ文藝春秋発行なのにこの差をなんとする。これは書店員の意識の問題だ。 文芸誌今号を手にしたら表紙に一回りでかい活字が踊っていた。「第1回大人の推理小説大賞」。 該当ページに飛ぶと、「小説では毎年『本屋が選ぶ時代小説大賞』、『本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞』を開催していますが、今回さらに『大人の推理小説大賞』を…
「詩が完成することはない。途中で断念しただけのこと。」 ポール・ヴァレリー 書き溜めていた詩が少しずつこちらの文芸誌に取り上げられるようになったのだが、出版前にゲラをいただく段階で、「修正があれば、お申し付けください」と出版社からメールが来るとき、いつも目をそむけたくなる。というのは、毎回、自分の詩が「完成」なのかどうかは疑問で、たとえばその詩を数か月後、数年後に見たら、「なんて稚拙な……」と思うような気がして恐ろしいのである。 十年後、十数年後に読み返しても、「これは、あの時だからこそ書けた」、と思えるような作品が書けたらいいのだが。 こちらの劇団や演劇組織には、新作を読むReaderという…
『PADDLE(パドル)』編集室。 デスクトップPCのキーボードをカタカタと打っている結崎純二(ゆいざき じゅんじ)さん目がけ、 「結崎さぁん」 と呼び掛ける。 キーボードを打ち続けながら、 「何だ? あすかさん」 と結崎さんは。 後方のパイプ椅子に座るわたしは少し息を吸ってから、 「浅野小夜子(あさの さよこ)さんが卒業しましたが、結崎さんは『浅野さんロス』になってませんか?」 キーボードを打つ音が止んだ。 「なんだかんだ、結崎さんと浅野さんって良いコンビだったと思うんですよ。結崎さんは『反りが合わない』と思ってたかもしれないけど」 机上のリポビタンDに右手を伸ばして結崎さんは、 「別に。ど…
15℃ 雨 8時ごろ起床。やっぱり今日は豊田には出かけたくないなーと後引く思いも抱えながら外の雨音を聞く。雨であるせいか少し肌寒い。米と山葵納豆と味噌汁で朝食を摂る。食後に昨日ココノカ堂で買ったロールケーキ2切を食べる。 少し止んだ頃を見計らって郵便局に出かけ、文芸PR誌ちくまの払い込み(年12回発行で1100円のおねだん)を済ませる。毎月の楽しみが増えることですなあ。ありがたきしあわせ(アフロ田中)。中身はもちろん楽しみではあるのだがまず表紙の市川春子が目当てで申し込んだ。市川春子は昔描いていた短編が好きで最近の長編は読んでいない。多分読まない。なのでアニメがどうのとかはわからないのだがネッ…
冲方丁の大ブレイク作品 2009年刊行作品。角川書店の文芸誌『野性時代』に2009年1月号から7月号まで連載されていた作品をまとめたもの。本作で冲方丁(うぶかたとう)は、第7回本屋大賞、及び、第31回吉川英治文学新人賞を受賞。また、第143回直木賞の候補作にもなっている。 2003年の『マルドゥック・スクランブル』が初期の出世作だとするならば、『天地明察』はより広い読者層に支持された大ブレイク作品と位置付けることが出来るだろう。本作で冲方丁の一般層への知名度は大きく向上した。 天地明察 作者:冲方 丁 角川書店(角川グループパブリッシング) Amazon 角川文庫版は2012年に刊行されている…
リンゴ 評論 啄木の長女・京子の短歌を読む 〜遺愛女学校在学中から、結婚後二児の母となるまで〜 水関 清 第一節 はじめに 石川啄木が記した「明治三九年 渋民日記 八十日間の記」の一二月三〇日の項は、以下の一文ではじまる。なお、文中の「トキ」とは「堀合トキ」のこと、啄木の妻・節子の母親である。 「イマブジオミナヲウム○トキ(二十九日午后三時四十分発)」 さらに、日記は以下のように続く。 「予はこの電報を握つて臥床の中より躍り起きぬ。ああ盛岡なるせつ子、こひしきせつ子が、無事女の児——可愛き京子を生み落したるなり。予が「若きお父さん」となりたるなり。天地に充つるは愛なり。…………」 第二節 石川…
椿が終わったと思ったらツツジのシーズンが始まっている。なんかもっと五月のイメージがあったのだけれど、こんな時期から咲いてたっけ? 白やピンク、あるいはその両方がわんさか咲いているのを見ると、爽やかな春から賑やかな春への移り変わりを感じる。街角でも色々な花が咲き乱れている。職場の周りは飲食店(飲み屋)ばかりなのだけれど、10分ぐらい歩いたら程よい住宅街。家と職場の往復だけしていると田んぼか飲み屋の風景しか見ない日々なので、たまに住宅街を歩くと良い。こういうお天気の日は特に。 ところで最近の悩みは、この流れで書くのもなんだけれど、足の汗と臭いである。毎日足洗い用のソープでちゃんと洗っていても、汗を…
文芸誌『視線』第14号 (目次) 評論 石川啄木の詩「家」論 ——〈西洋風のわが家〉と都市居住者 —— 栁澤有一郎(国際啄木学会会員) 一、未完の詩集『呼子と口笛』 石川啄木は晩年、未完の詩集『呼子と口笛』を遺した。世に出たのは死から一年後の『啄木遺稿』においてである。 ⚪︎成立までのプロセス ・1911年(明治44)6月15日から17日にかけて、啄木は九篇で構成される詩群をつくり、通し番号を付け、大学ノートに清書。 ・同月18日頃、「一」「八」「九」を抜き、残りの「二」から「七」を推敲。 ・この六篇は「はてしなき議論の後」という標題で、7月発行の「創作」巻頭を飾る。 ・そのあと、詩集をつくる…
2024.4.15(月) なんと、すこぶる身体の調子が良い!天気が良いからか、気持ちも明るい良い日。何だったんだろう。いつもこうだと嬉しい。しっかり仕事したなぁと思えた1日だった。 夜ご飯に作り置きしていたなすと厚揚げの煮浸しを食べた。浸かりすぎて辛いかな?と思っていたけどめちゃくちゃいい具合。なすの煮物は久しぶりに食べたけどやはり最高。あとは昨夜の残りの天ぷら(大量)や白和え、あと楽しみにしていたアスパラ。蒸し焼きでシャクシャク食べた。春野菜を愛している。今日から食べ過ぎないぞと誓ったのに揚げ物をたくさん食べてしまった! 夜、読書をしてから寝る準備をして、何となくSixTONESの動画を開い…
文芸誌『視線』第14号 (表紙) 特別寄稿 石川啄木「はてしなき議論の後」の隠されたモチーフ ——「創作」巻頭詩をめぐって—— 近藤典彦(国際啄木学会元会長) 1911年(明44)6月に制作された石川啄木の「はてしなき議論の後」は三つのテキストを持つが、長詩として一の完成を見たのは同年7月刊「創作」所載の、六章からなる「はてしなき議論の後」(一〜六)のみである。この詩を一篇の長詩、一つの世界として見るならば、これを「呼子と口笛」における独立した六篇の詩として見たときとは、別の相貌を呈する。序章にはロシア皇帝アレクサンドル二世暗殺を企てたカラコーゾフの事績が秘められ、終章には同皇帝暗殺に成功した…
過去に自信満々で公開した創作物が、後から黒歴史となって自分を苦しめる、ということをよくやる。熱しやすく冷めやすい性格で、一時的に舞い上がって量産体制に入るが、冷静に見返すとあまりにも稚拙で、恥ずかしいことこの上ない。生半可な完璧主義のせいで、出来の悪いものは全て消し去りたくなる。 こういう話を過去にも書いたことがあるが、そのときはどちらかというと情緒的な部分に寄っていた。今回はもう少し具体的な、作ったモノの中身と現在の捉え方について書き記しておきたい。誰のためでもない、ただ自分で自分の傷を舐めるだけの文章である。 漫画 ものすご~~く昔のことを振り返ると、きりちに少年にとって初めての外に向けた…
3月下旬の日記(2024年3月16日から3月31日分) 4月1日日付が変わって4月になった。桜はまだ満開ではないのに今年の四分の一が終わった。六時過ぎに起きて可燃ゴミを出しにいく。風は冷えていて気温も低い。まだカラスの鳴き声は聞こえなかった。とりあえず、6月末までに書き終えるスケジュールにした『鱗粉と忘却』というタイトルの作品について朝少し早く起きた時間にすることにした。もともといろいろと設定とか考えていたもので、キャラクター表は作っていた。僕は妄想キャスティングという形で登場人物ごとに映像化した場合のイメージの俳優さんの画像をキャラ表に貼っている。改めてそのキャラ表を見ながら、それぞれのエピ…
今までの人生で、何度「リセット」を発動してきただろうか。 小学校から中学校、中学から高校、そして大学、専門学校……。色々な節目を迎えるたびにそれまでの友人とは疎遠になり、「幼馴染」はおろか、高校時代の友人で今も連絡が取れるのは一人。大学に至っては逃げるように退学したこともあって、もう誰とも繋がりがない。なので今までの人生で同窓会に出たことが一度もない。(成人式にも行かなかったし)そういう人生を歩んできたものだから、自分にとって「過去」とは、できれば思い出したくない黒歴史だったりする。もちろんいい思い出もあるはずなのだが、そういったノスタルジーに浸ろうとすると必ず「よくない思い出」も一緒に掘り出…