先月くらいからでしょうか、ネット上でとうとう文庫になるようだよという声が 聞こえてくるようになりました。そのうわさが本当であったとしたら、最初に邦訳が でてから50年が経過しての初文庫化であって、これはそこそこ事件でありますね。 そう思っていましたら、本日に届きました新潮社「波」の「編輯後記」にそのこと が話題になっていました。 「『アレが遂に文庫に!』と初めて思ったのは『砂の女』と『個人的な体験』すぐ 買って読み大興奮しました。・・・ ケチな出版社で同叢書(純文学書き下ろし特別作品)の作品はずっと文庫化 しなかったのが、この年あたりから新潮文庫に入れ始め、・・・等々と続きます。 そんなことを…