今回はB・J・パインⅡとJ・H・ギルモア共著の[新訳]経験経済を要約していきます。2005年に書かれた本で、モノで溢れる時代において、機能的価値だけでなく体験価値・経験をデザインしていくことがビジネスの急所であるという論を展開する本です。本書で展開される論はマス・カスタマイゼーションやUXデザインの先駆けとなる考え方であり、テクノロジーの発展によりソフトウェアプロダクト市場が急拡大したこと・オンラインとオフラインの融合が容易になったことで経験経済は2010年代以降一気に加速していきました。 「[新訳]経験経済」 ■ジャンル:企業経営・マーケティング ■読破難易度:低(前提知識不要で豊富な製品や…