「うまいこと言ってやろう」と意気込んだ企画書が、あっさり流されてしまう。「感動するはずだ」と思って書いたスピーチが、なぜか響かない。そんな経験はありませんか。 実は、「伝える」ための言葉と、「伝わる」言葉は、少しズレています。この“ズレ”に気づいている人が、キャッチーなタイトルやイベント名、印象的なひと言を生み出しているのです。 たとえば、イベント名が「第32回 地域活性化推進セミナー」だと、何の異論もありませんが、どこにも引っかかりがありません。一方で、「地域が本気を出す夜」と名付ければ、少し妙です。妙だけど、気になります。まじめな会なのに、なぜ“夜”? “本気”って何をするの? 読み手の頭…