封切り三日目。 席数138の【CINE3】の入りは二割ほど。 そのタイトルから、てっきり件の鳥は「墓場鳥」との別名もある「小夜啼鳥=ナイチンゲール」ではと思っていた。その方がなんとなくのおどろおどろしさもあるし。 ところが何のことはない、映し出されたのはどうやら「錦鶏」で、それも鳴く理由は発情期になると雄が他の雄を牽制するために金属的な声をあげ、同時にメスを呼ぶのだと。 まぁある意味、映画の内容の通りではあるものの、かなりがっかりな背景。 監督の『城定秀夫』は前作の〔ビリーバーズ〕でも『北村優衣』を脱がしており、そのことは評価できるも、内容的には今一つ足らないモノがあり、本作に於いても同様。 …