今日から始まる「軍師官兵衛」。

◆今日から大河ドラマ軍師官兵衛」(http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131217/p1 http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131219/p1)が始まる。その主人公・黒田官兵衛を演じるのが岡田准一。初めは小さな豪族の一人にすぎなかった官兵衛だがその才能はある日突然戦国の英雄・織田信長の目に止まることに。官兵衛の驚くべき知略と駆け引きとは。そして、徳川家康が天下を手に入れた関ヶ原の戦いでその時官兵衛はなぞの軍事行動を開始し遠く離れた九州を怒涛のように制圧していく。その爆発力に秘めた天才最後の願いとは。
 黒田官兵衛は1546年に兵庫県姫路で誕生した。その頃には姫路城がまだなくあまり注目されることがなかった。官兵衛が生まれた黒田家は姫路を支配する小さな豪族で、小寺氏を主君として仕えていた。だが小寺氏は常に周りからの攻撃にさらされている弱小勢力だった。その戦いの中で攻め寄せる敵を度々撃退したのが官兵衛だった。官兵衛は20歳すぎで小寺氏の家老となり知略に優れ期待されていた若者だった。
官兵衛30歳のとき、西の巨大勢力毛利が圧倒的な勢力ですぐ近くにまで領土を広げてきていた。今後取るべき道を家老たちに相談した小寺。家老たちは毛利に従うのが懸命だと口をそろえるが、官兵衛は織田信長の天下になるべきと話したという。官兵衛は当時情報範囲の広かった姫路市(兵庫)廣峯神社から信長の情報を手に入れたのではないかと言われている。そして官兵衛は主君の小寺に信長につくことを認めさせた。
官兵衛は姫路から岐阜城織田信長へと自らおもむき、小寺家の服従と毛利攻めの戦略を語り、初対面にも関わらず信長は官兵衛のことを気に入ったという。そのとき信長からの褒美として圧切長谷部という刀をもらう。この刀は官兵衛が優れた才能の持ち主だったことを示している。そして官兵衛は信長軍の先兵となり周囲の豪族を蹴散らしていった。
 この物語は、1590(天正18)年7月、小田原。豊臣秀吉の22万の大軍が小田原城を包囲して早3ヶ月。この城を落とせば秀吉の天下統一は完成するが、戦線はこう着状態にあった。そんな中、一人の武将が堅く閉ざされた城門の前に立つ。城兵たちが威嚇して放つ矢にもたじろがず、男はその場で丸腰になり、城主への面会を申し入れた。「命を粗末になさるな。生きられよ!」――門がゆっくりと開き、ほどなくして城は明け渡された……。この男の名は、黒田官兵衛。秀吉の天下取りを二人三脚で支え続けた稀代の軍師である。
 官兵衛は、播磨国姫路城主の嫡男として生まれた。官兵衛の父・職隆(もとたか)は播磨有数の豪族・小寺政職(こでら・まさもと)に仕える有能な筆頭家老だったが、その地位は決して安泰ではなかった。黒田家は元は流れ者の牢人で、家伝の目薬を売って財をなした身。古参の重臣たちから常に「外様」扱いを受け、主君・政職からは頼られる一方で警戒もされる。外からは宿敵・赤松家が度々攻め入ってくる。職隆はそのたびに先陣を切り、忠義を示さねばならなかった。「すべては生き残るため」。黒田家は常にぎりぎりの選択を迫られ続けていたのである。
 官兵衛は22歳で家督を継ぎ、小寺家家老となる。政職も子飼いの官兵衛には信頼が厚く、自分の縁戚に当たる女性・光(てる)をめあわせた。嫡男・松寿丸(のちの黒田長政)も生まれ夫婦円満に過ごす官兵衛と光。だが絶えることのない戦乱の中、官兵衛は多くの人間を失い、いつしか「命の使い道」について考えるようになる。人は生かして使ってこその財産……。第二子になかなか恵まれなかったこともあり、官兵衛は家臣をごく若いうちから取りたて、育て上げていく。それは、固い結束と勇猛さで後世まで語り継がれていく「黒田武士団」の始まりであった。
 1575(天正3)年。官兵衛30歳の夏、大きな転機が訪れた。天下統一を目指す東の革命児・織田信長と、西国の雄・毛利輝元が激突間近となり、播磨がその決戦の場と目されたのだ。織田と毛利、どちらにつけば生き残ることができるのか――。大揺れの播磨にあって、官兵衛は家中の守旧派を説き伏せ、小寺家を織田方帰順に導く。これまで今日明日を生き延びるため、己の領地を守るために汲々としてきた官兵衛にとって、広い視野で新しい世を築こうとしている信長の革新性は強く心惹かれるものであった。
 官兵衛は早速、岐阜城にいる織田信長を訪ねた。張り詰めた空気の中、播磨攻略法を滔々と説いた官兵衛に、信長は二つの宝を授ける。第一に名刀「圧切(へしきり)」、第二に羽柴秀吉――のちの豊臣秀吉であった。信長の命で秀吉の播磨平定を助けていくうち、官兵衛はいつしか秀吉にとって欠かせない参謀となっていく。こうして、軍師・官兵衛が誕生した。1582(天正10)年6月。<本能寺の変>で信長が討ち取られたという衝撃の知らせが届いた。泣き崩れる秀吉に、官兵衛は「ご運が開けましたな」と耳打ちする。この時すでに、官兵衛の目にははっきりと秀吉の天下が見えていた――。
 まさに、巧みな弁舌と軍略で豊臣秀吉を支えた冷徹な生涯無敗の天才軍師の生きざまを描く。第一回の今日は。時は戦国。のちの天才軍師、黒田官兵衛岡田准一)は播磨、姫路城主の嫡男として生まれた。幼名は万吉。好奇心旺盛な少年だった。父・職隆(柴田恭兵)は、主君である小寺政職片岡鶴太郎)の領地を守るために日々奮戦していた。そんな中、万吉は病弱な母・いわ(戸田菜穂)のため、薬草を摘みに敵の領内に入ってしまう…。そして、母に叱られ、母から諭され、父の気持ちを知り、母の言葉を信じ、成長して行く官兵衛。同じころ、木下藤吉郎竹中直人)は、織田信長江口洋介)と運命の出会いを果たしていた。織田信長は、桶狭間の戦い今川義元を破る。一話目からもう信長と秀吉が登場し、官兵衛も子どもから一気に青年になった。

◆今日は小寒。今日から節分までの期間を「寒の入り」という。明日から仕事始め。まさにこれからが寒さも本番。頑張ってこの冬を乗り切ろう。「冬来りなば春遠からじ」の気分で4月を迎えることになるのであろう。学生ではないが私も仕事を見つけていかなけばならない。

◆昨年暮れの安倍首相の靖国参拝について。東京裁判A級戦犯になった軍人等を祀ってある靖国神社参拝は、国内的に理解されても、国際的には理解されていない。別に中韓両国だけでなく、米国が「失望」したとの発言に象徴をされるであろう。まだまだ外交的には諸外国との摩擦が続くであろう。特に中韓両国は、首脳会談が開ける状況にはない。水面下で折衝しているようだが、まさに泡に帰すことになろう。これからの安倍政権に大きな影を残すのであろうか。

<今日の出来事>
・築地 マグロの初競り 高値から一転 736万円で落札。東京中央区築地市場で初競りが行われ、青森県大間港・クロマグロは去年の1億5000万円余りを大幅に下回り今年は736万円で落札された。落札した業者は、マグロ自体は去年と変わらない最高のものとしている。
・2020年 東京五輪 国立競技場 7月から解体 改築本格化。2020年で東京五輪でメインスタジアムとなる国立競技場は、今年7月から解体が始まり、改築作業が本格化する。また交通機関の整備も具体化される。オリンピックに向けて収容人数を8万人規模に増やし、屋根を開閉式に改築する計画である。改築経費は1699億円を上限とする方針である。50年前の東京五輪でもメインスタジアムだった国立競技場、当時の聖火台や名盤などは保存される。国は今年7月から1年余りかけて解体し、2019年3月を完成で目指し、改築が本格化する。
 去年の暮れから渋谷と六本木が終夜バスを始めた。都営バスの24時間化に向けた調査の一環だが、羽田空港と東京都心を結ぶ深夜バスも国土交通省は午前1時以降に羽田を出発するバスを10月から実証実験で運行する方針である。道路の整備は虎ノ門と新橋を結ぶマッカーサー道路とも呼ばれたが今年の春までに開通する。一方で環境への影響や巨額予算への批判などから用地の取得が遅れている場所もあり計画通りに整備が進むかはまだ不透明である。

<今日の情報ストック>
・孫崎 享‏@magosaki_ukeru  秘密保護法:5日日経「昨年末までに北海道や福島、長野、沖縄など14道県の41市町村議会で撤廃や凍結を求める意見書を可決、参院が受理、特定の法律に反対する意見書がこれほど多く可決されるのは異例。反対表明含めると意見書を可決した議会は岩手、新潟県議会等17都道県の68議会」

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<となりの日記>
・2014-01-05 metoo7sの日記  http://d.hatena.ne.jp/metoo7s/20140105
・2014-01-05 いま此処にいること http://d.hatena.ne.jp/shibahama/20140105 
・2014-01-05 Kyojiのよろずひとりごと http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20140105 
・2014-01-06 Kyojiのよろずひとりごと http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20140106

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130105/p1