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2016-03-19

[][]薬やワクチンの危険、無過失賠責保険は無理!?

 前の書き込みに追記したのですが、独立させた方が良いかなと思い、別立てにしてみました。

 私自身、10年程前に脳梗塞で救急搬送され、丸一日脳卒中と誤診され悪化したのを、認可されたばかりの新薬で改善した経験があります。ですから、新薬の開発や認可を急ぐ気持ちも分かります。でも、それが、重篤な副反応薬害の原因の一つでもあると思います。

 そして、よくよく考えてみたら、医療被害無過失賠責保険の必要が叫ばれてから久しいのに、いつまで経っても開発できないのは、保険料が払えないほど高くなってしまうからかもしれませんね。それなら、それで、そういう情報も開示した上で、どうするかの国民的議論地球レベルの議論をしていく必要があるように思います。

 例えば、子宮頸がんワクチンの重篤な副反応は、10万人あたり31.2人というデータが出てきました。交通事故の1級後遺障害医療費介護費で、一人あたり5億円賠償金を支払うとすると、

¥500,000,000×31.2÷100,000=¥156,000

つまり、一人あたり15万6千円、再保険料などの余裕や経費や保険会社の取り分を考慮すると(例えば過払い金返還などの手数料は20%なので)、20万円位になりますね(本当は、再保険料は、もっと高そうですが)。これだけの保険料を払っても成り立ち、かつ社会的にも意味がある必要があるように思います。

 もし、危険率や計算などが合っていれば、子宮頸癌ワクチンの無過失賠責保険の保険料は、一人1回20万円と出ました。誰が負担するか、これで予防医療として成り立つか、考えてみてください。

追記:2016.3.21ーーー

 色々と調べてみたら、ワクチンが任意接種になったのは、やはり賠償金が払いきれないと厚労省判断したためのようですね。つまり、自動車事故よりも危険性は高いということになりますね。

追記2:2016.4.2ーーー

大学は数学科で数学基礎論数理論理学ゼミでもあり確率論も数理統計学も誤差論も履修したので、定量科学の正しさについては、普通の人よりも詳しいつもりです。

そういう私から見ると、「大数の法則」を厳密適用すれば、同一民族同一年齢層で毎年100万単位で10年以上繰り返される病気についての疫学は、その世代での定量科学的正しさは、なんとか確保されているとは言えると思います。成長による変化には最低50年位、世代を越えた正しさは最低3世代100年位は必要でしょうね。

10年〜100年続いて正しいとされる治療法や薬剤処方が、どの位の割合であるか、明らかにしてほしいものです。

そして、それ以上に問題なのは、複数の薬剤を処方した場合の安全性についてのエビデンスが無いことでしょうね。

添加物などで化学合成物を医師処方以外にも摂取していることを考慮するなら、再保険会社のアンダーライターが満足するレベルのエビデンスを提出するのは、不可能に近いことのような気もします。

追記:20160404 なにせ、再保険のアンダーライターは、無限責任ですから、シビアになって当たり前ですね。

追記:2016.4.15・・・はっきり言ってしまえば

 無過失補償を先ず産婦人科学会が被害者たちが満足するまで実行してからでしょう。最低で、一人に付き、第1級後遺障害医療費介護費、慰謝料を合わせて5億円位。

 そして、今後出るかもしれない被害に対する無限責任を引き受けることが最低条件と思います。危険性は低い、自動車事故などに比べ安全だと言うなら、無過失補償の無限責任を引き受けられるはずでは?

 要するに、現時点で様々なレベルの後遺障害になった人達に産婦人科学会が程度に合わせて幾ら支払えるか、それを被害者ご家族が満足できるか、再開後の被害に対し同程度支払うことの無限責任産婦人科学会が引き受けられるかどうかで決まる問題のように思います。

 そういう点が明確にならないうちは勧奨再開は無理と思います。厚労省は勧奨再開した場合に国が無限責任を引き受けるのは無理と判断したから勧奨再開を躊躇しているように思います。ワクチンが強制から任意になったのも同じ理由では?

・・・

20160419追記

現代薬理学およびそれに基づく医療の「定量科学としての欠陥」は、長期服用と多剤服用の安全度について甘すぎることでは?その2つに「大数の法則」を厳密適用したら現代医療が成り立たないという「政治的判断」で許されていること過ぎないのでは?安全性が確認されているからではなくて。その点を忘れないで欲しいと思います。その点は、薬品だけでなく、高度精製物や化学合成物に関しても同じように思います。

「政治的判断」で許されているから裁判には勝てるでしょうけど。「八百万の神の祟」や「神の裁き」を受けないためにも。

・・・20160529追記

 賠償保険が成立しない場合のワクチン行政の安全性を一般国民に分かってもらう方法について、こんなのは、どうでしょうか?

 「ワクチンを摂取する医師は、一人に摂取する度に毎回同量を自分に摂取する」、そして、そのために疑われない仕組みを開発する。

 危険性が低いなら、出来るはずだし、消防士さん達と一般人の危険度の差と、余り変わらない職業的危険度負担と思いますが。

2016-03-07

[][]抗癌剤など新薬の危険性は、賠償責任保険が設計可能かで判断するのが妥当では?

松方弘樹氏の脳悪性リンパ腫について」

http://ameblo.jp/hisayacchi/entry-12135824813.html

 上のブログの著者の気持ちも分かりますが、イレッサの問題なども考えると、著者の言い分(現時点でのビッグデータを駆使して危険性も判断しながら医療している)だけでは済まない気もします。イレッサの問題は、以下を参照してください。

http://www.npojip.org/iressa/iressa.html

私は、大学は数学科で卒後直ぐは保険業界にいましたので、原発もそうですが、現代医療も、賠償責任保険が成立するかどうかで判断する方が良いように思います。自動車有用ですが事故で人の死亡もあり、それを賠償責任保険で折り合いを付けています。現代医療も、特に新薬など新規治療法は、賠償責任保険を設計できるかどうかで、安全性を確保した方が良いように思います。治療時点で医学的に無過失でも失敗したら倍賞をする、そういう保険が成立するかどうかが、社会全体として見て妥当な判断になりそうに思います。

まぁ、多分、世界の保険の総元締めと言われるレイズも「現状の承認データ程度では、殆どの新薬の賠償責任保険を設計できない」可能性の方が高いから、「新薬の開発は、今よりも大幅に遅れる」可能性の方が高いと思います。でも、その辺り、つまり、「新薬などの賠償責任保険は、保険料が幾らなら成立するか、その保険料製薬会社医療機関が払えるか」を明確にしないと、抗癌剤の問題などの論争の決着は付かないと思います。

(保険の数学的基礎は、確率論、統計学、「大数の法則」などですが、そういう視点から見ると、同一民族の同一世代で毎年100万人単位で繰り返す病気に対する疫学は「大数の法則」を満たしますが、それ以下では、厳密な意味では満たさないと考えるのが妥当と思います。そして、新薬などは、「最低10年出来れば30年、有効」で有れば、保険も設計しやすいと思います。次世代への影響のデータも集まるでしょうから。でも、次世代への影響を本気で考慮するなら3世代100年位はいるかな。それで、新薬の開発が不可能なのも理解できますが。)

ちなみに、日本の原発は、レイズから地震が多いことを理由に賠償責任保険の引受を断られたそうです。

子宮頸がんワクチン厚労省が再開できないのも、「賠償を払いきれないかも…」というのが、厚労省官僚の頭をよぎるからのように思いますし。

追記:2016.3.19ーーー

関連することを別に書きました。無過失賠責保険は成立しないのかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160319/1458357812

2016-03-03

[][][]『老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ』

 糖質制限が疑問で、読んでみました。

p68〜p69に「糖質制限してもAGEは溜まります」「ちまたで人気の「糖質制限でおなかいっぱいダイエット」など試そうものなら、糖質を食べない分、脂質やタンパク質を明らかに摂り過ぎる結果、コレステロール値が上がって心筋梗塞になったり、腎臓を悪くしたりする可能性が跳ね上がります。死亡率が高くなるというデータすらあります。」と明確に書かれています。

「パンより御飯がお勧め」、「外食は和定食がお勧め」、「食事から取るAGEを抑えれば、腹八分目にしなくても長生きできる」(有名な「(アカゲザルの)食事量制限の方が長生き」の研究も、その後の研究で「食事量制限しても摂取AGE量を制限しないと寿命は伸びない、食事量制限しなくても摂取AGE量を制限すると寿命が伸びる」ことが分かったとか)なども。

 著者は、AGE研究25年、AGE関係論文450以上、2003年米国心臓病協会基礎科学部門最優秀賞、2005年日本糖尿病学会リリー賞、2012年日本抗加齢医学会研究奨励賞など受賞、循環器、糖尿病、高血圧臨床医…とのこと。AGEに関しては、糖質制限食を推奨している医師たちよりも詳しそうです。著者の公式サイトは以下です。

http://www2.ktarn.or.jp/~syamagishi/

 ますます、「糖質制限」よりも、「高度精製物や化学合成物を避ける」方が良いように、改めて思いました。

 繰り返しになりますが、AGEは、食物にも含まれていて、現在普通の日本人が口にしているものでは、洋風肉食に多いようで、伝統的和食では少ないようです。そもそも、肉をステーキに焼いただけでAGEがものすごく増えるってことは、肉の中にも「AGEの糖質部分になる成分」が含まれているようにも思います(輸入米国産牛肉が穀物肥育のためですか?)。生の状態でも米や野菜よりも牛肉の方がAGEが多いようです。

AGE値(ku/100g):牛肉(生):707、牛肉ステーキ(フライパン):10,058、米(生):9、パスタ(ゆで):242、ニンジン(グリル):226

詳しくは、以下を見てください。

http://www.age-sokutei.jp/food/

 糖質制限への疑問について、原始人(狩猟採集民)食的な視点からのものは、以下に書きました。

http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160211/1455186909

(『わたし、解体はじめました』・・・糖質制限への疑問)

追記:2016.4.2ーーー

 栄養療法などに手を出す医師が増えているのは、化学合成薬処方のエビデンスが壊れつつ有り、新しい方向を見付けたいという感じなのかなと思います。また、糖質制限など一部の医師栄養療法が極端になりやすいのは、化学合成薬処方の代わりに栄養療法を使っているからのような気がしています。視野が狭いというか近視眼的というか、そういう感じを受けてしまいます。

追記:2016.4.27ーーー

 思い出してグリコーゲンのことを調べてみました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/グリコーゲン

グリコーゲンローディング」http://www.gifuspo.or.jp/kobetu/taikyou/taikyo_ronbun/8/1.htm

 牛肉をステーキに焼いただけでAGE(終末糖化産物)が100倍に増えるのは、筋肉内に含まれるグリコーゲンのせいかもしれませんね。いわゆる糖質制限食をしても糖化を防げないのは、筋肉内にもグリコーゲンという糖質が含まれているせいなんでしょうね。

 そして、「グリコーゲンローディング」には、以下の記述もあり、極端な低糖質食をやめる方法に変化したようですね。

「3日間の高脂肪・低糖質食により、下痢や風邪など体調を崩す危険性が伴い、精神的にも負担が多いと言えます。」

 あと、「骨格筋中ではグリコーゲンは骨格筋重量の1-2 %程度の低い濃度でしか貯蔵できない」とありますので、グリコーゲン以外にもステーキのAGE(終末糖化産物)の糖質部分に成る成分がありそうですね。いずれにしても、糖化を防ぐために糖質制限食をするなら、筋肉や肝臓も食べない方が良いということになりそうですが、何で、そう言わないのかな〜。


追記:2016.5.12ーーーーーーー

 「糖質制限」は、「塩分制限」の「二の舞い」かな?

糖質制限」という言葉が余り良くないように思います。「血中濃度の乱高下を防ぐ」、「糖化やAGE(終末糖化産物)を防ぐ」、「先住民など近代化以前の食事を見習う」という視点から出てくるのは、「高度精製物や化学合成物(やGMO)を減らす」ということで、「糖質制限」ではないように思います。

「言葉って独り歩きしやすいので注意したい」なと思う典型例のように感じています。

 陰謀論的には、「高度精製物や化学合成物(やGMO)が多い」食品(肉類など)を隠蔽するためかなと勘ぐりたくなってしまいます。

 過去に似たような言葉に「塩分制限」が有りました。「塩分制限」も本当に必要だったのは「精製塩(NaCl)を減らす」ことだったように思います。「塩分制限」という言葉が一人歩きした結果、高度精製物や化学合成添加物が沢山入った味噌,醤油,調味料や漬物が増えていきました。いま「糖質0」の「第3のビール」などを見ていると、やはり化学合成添加物が沢山ですね。

化学合成物や高度精製塩(NaCl)を使わない,自然海水塩を使った,昔ながらの作り方の味噌醤油や漬物や、麦とホップだけが原料のビール系の方が、体には良いと思うのですが、歴史は繰り返すしか無いのかな〜という感じです。


追記:2016.5.15ーーーーーーー

(日本人は、)米など炭水化物を食べると、腸内細菌が発酵させて水素ガス(や炭酸ガス)を発生させてくれるそうですね。

還元力の有るとか言う水素水を飲んでも胃酸で中和されるし、胃が中和されて殺菌力が低下することを考えても、炭水化物を食べて腸内細菌に水素を発生してもらう方が合理的ということかな?

「日本人・長寿の鍵は腸内細菌とご飯=体内水素

http://blogs.yahoo.co.jp/dokutorukachian/40326699.html

追記の追加:2016.5.15ーーーーーーー

疫学的には、正反対の意見が有って当たり前なんです。「大数の法則」を満たさない限り、全て説に過ぎません。各学会の標準治療にしても、その時点での定説(仮設の中で最も確率が高そうなもの、裁判で負けにくそうなもの)に過ぎません。

 そして、一卵性双生児でない限り、遺伝子的にはヒトは同じではありません(食生活など生活環境も同じではないです)。つまり、「大数の法則」に適(かな)ったとしても、それが自分自身に適合するとは限らないのです。何故なら「大数の法則」というのは、あくまでも検査対象が全て同じ物を前提にしているからです。

 そして、一卵性双生児でない限り、遺伝子的にはヒトは同じではありません(食生活など生活環境も同じではないです)。つまり、「大数の法則」に適(かな)ったとしても、それが自分自身に適合するとは限らないのです。何故なら「大数の法則」というのは、あくまでも検査対象が全て同じ物を前提にしているからです。私達人間一人一人は動物で、私達人間一人一人の体は自然です。自然の営みの内で、人間が科学的に理解できたことは、ほんの僅かという点は、いつも頭に入れておいた方が良いように思います。

 興味の有る方は以下を読んでみてください。

ーーーーー

 大学で数学を専攻したものとして、以下の部分は、その通りだと思います。

 「論文統計学は証拠にはならない

 我々は論文の信用度を示す時に、統計学を用いるしか手段がない。つまり統計学は病気の原因と症状を結びつけるためのデータとして用いられるわけだが、本来、統計学は「因果関係について述べてはいけない」ことが原則の学問である。そのことは学識者ならば知っていて当然なのだが、統計学以外に信用度を示すことができるものがないという状況から、統計学で相関を証明すれば「因果関係について語っても許される」ことが暗黙の了解になっている。暗黙の了解は非科学的であり「やってはいけないこと」なのであるが世界中の学識者がやってしまっている。」

 特に、同一民族同一世代で100万人単位で10年以上の継続研究でない疫学研究は、「大数の法則」を満たしているとは言えません。年齢変化の影響を考慮するためには50年以上、世代間の影響を考慮するためには100年以上の継続研究が必要です。

 ですから、生死(重篤な後遺障害)に関する救急以外では、新薬や新治療は少し様子を見た方が良いかなとも思います。

骨粗鬆症治療薬で顎骨壊死を引き起こすの真偽」

http://www.nanbyo-study.jp/?page_id=393

2016-02-11

[][][]『わたし、解体はじめました』・・・糖質制限先住民食への疑問

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

http://chiharuh.jp/?p=3226 著者のブログ

糖質制限先住民食とか言っている人達が狩猟経験があるのか疑問に思い、表題の本を読んでみました。

子供の頃には家で鶏を飼い卵を取り、(卵を産まなくなったら)父母が絞めて肉にして食べてました。海の近くだったので、魚も魚屋さんや大人たちがさばいているのをよく見ました。潮干狩りしましたし、地引き網や鮎の投網漁にも連れて行ってもらいました。友達の親父さんが川に仕掛けた罠で取ってきた鰻をさばくのも見ました。家では、1反ほどの畑で野菜を作っていて、陸稲、麦も作ったことがあります。蜂の子、カミキリムシの子、山葡萄、胡桃、自然薯なども食べていました。

20代〜30代では、素潜りで岩牡蠣採り、岩魚釣り、山菜採り、キノコ狩り、ドングリ,木の実などの採集もしました。山菜ではカタクリの花、茸ではイグチ、ドングリではマテバシイ、木の実ではヤマボウシが美味しかったです。岩魚は、フキの葉で包んで、焚き火の近くの石の上に置き蒸したものが美味しかったです。

また、18の冬に行った小笠原父島)では、地元の子供達(19以下)と(先輩の)成人式のお祝い用山羊狩り(石投げとタックルで野生化した山羊を捕獲)をして、海岸での屠殺解体も見ています。

(追記:近くの兄島には野生化した牛がいるが、牛は鉄砲がいるし、大人でないと無理とのことでした)

2週間ほど熟成させてから食べるとのことでした。30前後には山スキーで訪れた新潟で兎狩りやその屠殺解体も見ています。

狩猟って、貝や魚や山菜や茸やドングリや木の実を取るのに比べて、簡単じゃないなと思いました。

そして、中学から大学の頃は、遺伝学、動物行動学、(自然,文化)人類学、実験考古学にも興味を持って、探検部系の人達とも付き合っていましたので、近代化以前の民族の暮らしの技術にも興味を持っていました。縄ない、ワラジ作り、縄文土器作り、竹細工、アケビ細工、木工、陶芸、炭焼き、タタラ製鉄、鍛冶場での小刀作りなども経験があります。(現在は、関野吉晴さんたちが、古代技術で「インドネシアから沖縄」に挑んでいますね)

また、内澤旬子さんの『世界屠畜紀行』(角川)、『飼い喰い 三匹の豚とわたし』(岩波書店)も読んでいて、肉を食べる以上いつか屠殺解体をしたいなと思っていました。

石器時代の狩猟って、今以上に簡単じゃないと思います。それで、私には、石器時代の人達って、採集がメインで、狩猟はサブじゃなかったかなと思います。(採集できる物が少ない寒い地域で、マンモスハンターが生まれたのは理解できますが)。例えば、カイボリ漁なんて、重機ができるまでは、石器時代でも昭和でも大差なかったと思うのです。

要するに、釣や漁(定置網、梁、掻い掘り)、採集(貝、虫、山菜ドングリ、木の実、茸)に比べて、狩猟は大変で、狩猟の中では、飛ばない鳥(鶏)やカエルトカゲは、屠殺解体も簡単。獣になると難しく、大型獣はすごく大変ということ。

もののけ姫」のアシタカが使っていた黒曜石の石器なら可能と思います。黒曜石のナイフで鉄のナイフと同じ位に簡単にできたとしても、頻度は釣や採集に比べ少なく、主食にするのは難しかったのでは?ないのかなぁ。特に、夏場は。本にも書いてありますが、獣の狩猟は日本でも冬で、解体処理が比較的簡単で、熟成中に腐敗しにくいからでは? 縄文人の食サイクルを見ても少なくとも大型獣の狩猟は冬が中心だったようですし。

その関係から、『タネをまく縄文人』(小畑弘己著、吉川弘文館)も読んで、農耕の歴史も勉強しなおしています。

追記:黒曜石の石器に関しては以下を参照してください。

http://www.h2.dion.ne.jp/~isi/page5/sub6.htm

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005403005_00000&p=box

追記2:私と同じように狩猟に疑問を持っている人もいるようですね。マンモスハンターというよりもトナカイハンターではなかったかと書かれていますが、トナカイもけっこう大変だったと思います。が、トナカイなら、つい最近まで遊牧していた人達(サーミ人)がいるので可能と思います。

http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/03/961.html

追記3:2016.02.17

 貝殻や竹でナイフを作れれば、獣の屠殺解体はできそうです。ただし、皮膚の柔らかいもののみと思います。猟は、罠猟や追い込み猟かな。

 でも、糖質制限論者は、古代小麦と現代小麦の違い、小麦の食べ方の違いを言うのに、何故、石器時代の狩猟動物と現代畜産動物の違い、肉の食べ方の違いを言わないのだろうか。少なくとも日本の場合には、後者の方が違いが大きいと思うのですが。沖縄などのように豚の全身を食べるのではない、本土の現代日本人の肉食は害の多い食べ方なんじゃないのかな? そして、ここ50年ほどで非常に増えた高度精製物・化学物質を先ず減らすことを言わないのかな?

追記4:2016.2.29

 糖質制限をするのは、「余った糖質タンパク質を糖化して、AGE(終末糖化産物、後期糖化生成物)ができ、それが、タンパク質の変性や機能低下を促進し、糖尿病動脈硬化、癌、老化などに繋がるから」って、ことで良いですか?

 調べてみたらって、AGEって食べ物にも含まれているようですね。そして、現在普通の日本人が口にしているものでは、洋風肉食に多いようで、伝統的和食では少ないようです。そもそも、肉をステーキに焼いただけでAGEがものすごく増えるってことは、肉の中にも「AGEの糖質部分になる成分」が含まれているようにも思います(輸入米国産牛肉が穀物肥育のためですか?)。生の状態でも米や豆腐よりも牛肉の方がAGEが多いようです。

http://www.age-sokutei.jp/food/

追記5:そもそも、ライオンは、現代の日本本土の都会の日本人が食べる意味では肉食ではないのでは? ライオンが獲物を倒して食べるのは、腸始め内臓で、いわゆるロースやヒレやバラの部分は残し放置し、それを食べるのは、ハゲタカやハイエナだったと思いましたが。

 私は、新鮮なサンマはワタを食べるための食材(筋肉部分は干物と余り美味しさが変わらない)と思っていますし、ツブ貝やアワビサザエも刺身鮮度の物を軽く蒸したらキモの方が美味しいですし、馬刺しで一番好きなのはレバーですから、余計そう思うのかもしれませんが。

 ついでに言うと、豚で一番美味いのは、蒸したチラガー(顔)の鼻の部分と思います。(脳は食べたことがありません。ロース、ヒレ、バラ(皮付き)、足、尾、耳、胃腸、レバーなどと比べての話です)

追記6…AGEの点からの疑問は、別の日に書きました。

http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160303/1456968143

追記7…

 要するに、野生類人猿先住民族糖質をまるで食べなかったのは限られる(ニューギニア高地人などイモ類はじめ糖質主体先住民の方が多い)ように思います。そして、イヌイットエスキモー)は、野菜や穀物を食べなくても、アザラシセイウチなどの海獣、魚、カリブー(トナカイ)、うさぎ、鳥などの内蔵(カリブーなどの小腸内の植物由来の半消化物も含めて)を生食していたので、厳密に言えば、ライオンと同じように間接的に糖質も摂取していたのでは?カリブーの食性は「草食性の強い雑食性で夏は草や葉、時にレミングや虫等の小動物を食べ、冬は角や蹄で雪を掻き分けて下に生えた地衣類(いわゆる苔)等を食べる」ですから。(イヌイットは、コケモモの実も食べていたようですね)。

 また、民族全体の主食がカリブーや羊だった民族は居ますが、牛肉(の特にロース,ヒレ,+バラ)を民族全体の主食にしていた先住民族はいるのでしょうか?見当たらないように思いますが。

 逆に、野生類人猿先住民族が、高度精製物や化学物質は少しも食べていなかったとは言えると思います。

 また、生肉の中にもAGE(終末糖化産物)が野菜穀類よりも多く含まれ、ステーキに焼いただけで爆発的に増えるということは、そもそも、生肉の中にもAGE(終末糖化産物)の糖質部分になる部分が含まれている、つまり、糖質が含まれているということでは?

AGE値(ku/100g):牛肉(生):707、牛肉ステーキ(フライパン):10,058、米(生):9、パスタ(ゆで):242、ニンジン(グリル):226

 そういう点からも、「先住民食」と言う視点から「糖質制限」と言う言葉が出てくるのは変と思います。「先住民食」という視点から出てくるのは「高度精製物や化学物質の制限」のように思いますが、いかがでしょう。

追記8…

結局、糖質制限食にハマってしまう人達って、先住民先住民に近い生活形態の人達と一緒に暮らした経験も無ければ、一緒に暮らした民俗学者などの経験の記録を沢山調べたことも無いように思います。狩猟採集の経験も余り無さそうですし。

そのため、本や論文に振り回されてしまっている、ただ、それだけのような気がしました。確率論の応用の定量科学としての疫学という立場からは、同じ民族の同じ世代で百万人単位で10年以上の研究でないと、「大数の法則」を踏まえたとは言えない、つまり、研究の成果は仮説に過ぎないということ。その辺りを分かってない可能性も高そうに思います。

追記9.

 基本的に、確率論の応用の定量科学としての疫学という立場からは、同じ民族の同じ世代で百万人単位で10年以上の継続研究でないと、「大数の法則」を踏まえたとは言えない、つまり、研究の成果は仮説に過ぎないということです。

 長期的や年齢経過の影響を考慮するなら30年以上の継続研究が必要ですし、世代を超えての影響も考えるなら100年単位の継続研究が必要です。

 疫学的研究の評価は、その辺りを考慮した方が良いと思います。逆に、多くの薬害は、その辺りを考慮しないから生じている可能性が高いと思います。

 また、食養などは、余り不自然な感じのものは避けた方が無難でしょう。日本の場合は、自動車やスーパーチェーンが普及する以前の地方の伝統食が基本と思います。その辺りの特に山村の食事地球各地の先住民食事と余り変わりませんから。まぁ白米・白砂糖・精製塩・化学調味料などの高度精製物や化学合成物は除いた方が良いでしょうが。(高度精製物や化学合成物の長期複合摂取の薬学疫学的安全性は証明されているとは言えないと思いますので)

 陰謀論的には、糖質制限が流行ったのは粗食が流行ったのに対する食肉業界などからの逆宣伝の可能性も有りますね。米国でローカーボが流行ったのも、牛肉業界などからの宣伝の可能性もありますし。

 牛肉食は、対労働、対面積、対飼料、対真水の生産性が非常に低く、温暖化要素や砂漠化要素は逆に大きいので、温暖化や人口増に因る食糧難の視点からは、真っ先に禁止される可能性の高い食習慣と思います。逆に言えば、牛肉食の制限が叫ばれないうちは、温暖化や食糧難の議論は(いわゆる”緑の帝国主義”による)ショーの可能性もあるように思います。

 そして、近代化以前の,いわゆる先住民族で、民族全体の主食が牛肉食である民族は存在しなかったのでは?ご存じですか?そういう民族。牛肉食は、階級社会であるか、植民地があるか、などでないと、成り立たない食習慣のようにも思います。

追記:2016.5.18

 「人類の食性が肉食」説の先生方は、旧石器時代の道具で、日本で言えば、イノシシ、クマ以上の大型獣を狩猟屠殺解体してみて欲しいなと思うのです。私は、それが日常的には難しいと思うから、農耕開始以前の人類は肉食中心だったという説には疑問を感じるのです。

追記:2016.5.23

 例えば、『日本人はどこから来たのか?』(海部陽介著、文藝春秋)などを呼んだり、旧石器について調べてみれば、ナイフや槍の穂先に使える形の剥片石器は、30万年前の旧石器時代中期からです。大型動物の狩猟屠殺解体は、それ以降のように思います。それ以前は、ハンドアックス型(握斧)なので、運良く狩猟は出来ても、屠殺解体は難しいでしょう。ですから、屠殺解体せずに食べられる小型(チンパンジーが稀に狩猟摂取することが有る程度のもの)のものだったように思います。ハンドアックス型も150万年前から(330万年前という例も出てきましたが)だそうですし。

 もちろん、ハンドアックス型の旧石器で、野生動物の狩猟屠殺解体を実験考古学的に実践して見せてもらえれば、考えを変えることはあると思いますが。ただ、チンパンジーの狩のように、たまにしかできない形式では、人類の食性が肉食ということを実証するのは無理と思います。

 そして、そもそも現生人類は、20万年程前のアフリカ起源で、出アフリカは数万年前。「肉食中心の先住民、狩猟民族イヌイット、放牧民族サーミなどが、北の冬に植物由来の食料が少ない地域に多い」こと、「熱帯の先住民は、肉食中心でない」ことを考え合わせても、(4万年程前に)寒帯、亜寒帯に定住した現世人類の一部が肉食中心になったと考えた方が妥当なのではないでしょうか?

2015-12-06

[]OSをElCapitanに

 マックOSは、ずっとLion10.7.5を使っていた。ついに、12月4日ツイッターが対応しなくなった。Google日本語の単語登録もダメになっていたし、Safariの表示にも凄く時間がかかるようになっていた。

 それで、昨日から新しいOSであるElCapitan10.11を調べ始めた。

1.不具合は無いか…改良版は少ないらしい

2.使っているソフトは対応しているか?

  絵箱…「今の所、支障は出ていない」と開発者

  Google日本語…使えているとの日経系の記事

  ラジコ…対応しているとのラジコHPの記述

  Seashore…英語で良く分からないが対応版が出ているらしい

などなど、マックの付録で付いてくる以外で使っているのを調べて、良さそうな感じを受けた。

 本当は、一つ前のYosemite10.10の方が間違いは少なそう(iPhoneの方は、1つ前のiOS 9.1がダウンロード可能だったので、そっちにしている)なのだが、iOS と違って旧版も簡単にダウンロードできるようにはなってなかった。

 そんな感じで、「まぁいいか」と今日午後からダウンロードし入れてみた。Google日本語の単語登録はできた、ツイッターも動いた、ラジコも聞けた、Safariは快適に動くようだ・・・。残りは、明日チェックしよう。

 iPhotoが写真、AddressBookが連絡先に、Mailがメールになっていたので、まごついた。ただ、データは引き継げたので、まぁ良いかと言う感じ。写真データの引き継ぎには時間がかかったが。

 まぁ何とかなりそうな感じ。