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2014-08-29 ベルサイユのばら。

白川静先生と梅原猛先生の本を買いに行った。

呪の思想 (平凡社ライブラリー)

呪の思想 (平凡社ライブラリー)



その書店には在庫がなかった。
というわけで、店内を一周して
「夢の雫、銀の鳥籠」の5巻を今買うか、それともKindleが出るまで待つか考えていたところ
(何とヒュッレム懐妊らしい)



これを見つけてしまった。



なんと40年ぶりの新刊である。

我が家では妹と母親が熱中していた。
私も結構熱中していた。

妹があまりに熱中するので、親がコミック10巻を隠したくらいである。

これは少女マンガ史に残る名作だ

また、少女マンガで最初にベッドシーンを書いた作品としても有名である。

というか、今読んでも面白い。

そういえば、昨年福岡に行った際、福岡県立美術館でやっていた
池田理代子先生プロデュースの「マリーアントワネット物語展」にも行ったのだった。
http://yokanavi.com/jp/eventdetail/index/939

日本橋三越でやっていた「ベルサイユのばら展」にも(招待券をもらった)行った。

ベルばら」を読んだことのある方は読むべし。

これは、いわゆるスピンアウトというか、
アンドレの小さい頃とか、
アランの話とか。

あと、そばかす娘のル・ルーが
オスカル似の美少女になっていたりとか

往年のファンは涙がちょちょぎれるであろう。

私は読後ハハに

「読む?」と聞いてみた。

普段私が読んでいるマンガや本には、ハナもかけない彼女であるが

これに限っては二つ返事で

「読む」

という答えが返ってきた。

あんまり関係ないが、
私のカラオケのレパートリーは
洋楽かアニソンであるが、
ベルサイユのばら」の
薔薇は美しく散る」は数少ないレパートリーの一つである。

そういえば、アニメの「ベルばら」の挿入歌、
オスカルが田島礼子(バイオニック・ジェミーの声です)、
アンドレが志垣太郎だったが、最後に
「ああ、オスカル、オスカル、オスカ〜ルっ!」という
志垣さんの叫びが入るのだが、途中からなくなった。

D

結構情感たっぷり(笑)というか、
多分PTAとかからクレームがついたのかもしれない。

あと、私の数少ないレパートリーである
ラ・セーヌの星」もベルばら人気に便乗っぽかったが
なかなか名作である。
D



これ、買っちゃうかもしれません・・

2014-08-24 プレゼンの極意はマンガに学べ

こちらはいささかお久しぶりです。
というか本編(操体法大辞典)のほうで書籍紹介をしたりしているので、ご容赦下さいね。

プレゼンの極意はマンガに学べ

プレゼンの極意はマンガに学べ



お勧め。臨床家・治療家にとっても非常に役立つ。

この本は、エンパシー・ライティング・メソッドの勉強会でお世話になっているKさんから教えていただいた。
作者は「ドラゴン桜」の三田紀房氏。

ドラゴン桜(1) (モーニング KC)

ドラゴン桜(1) (モーニング KC)

これは驚き。漫画家の目線でとらえた「プレゼンの教科書」である。
何故、「ドラゴン桜」がヒットしたのか、第一話をまるまる掲載して事例を紹介している。

漫画家が持っている(というか独占している)「伝える技術」(見せ方、伝え方)が
余すところなく書かれているのである。

漫画家というのは不思議な職業で、絵がうまいだけでは食っていけない。
同様に、ストーリーなどの発想力だけでもプロにはなれない。
では、絵と発想力の両方がそろっていればいいのかというと、そういうわけでもない。
中略
マンガの出来不出来を決めるのは、その絵や面白いストーリーをどう見せ、どう伝えるか、
つまり"演出”の部分だからだ。


面白かったのは「書かなくてもいい情報は書かない」「謎は残しておく」ということ。
例えば、ドラゴン桜の主人公、桜木は、どこに住んでいるとかどんな生活を送っているのかという
情報は敢えて一切いれていないのだそうだ。昔暴走族をやっていた、くらいだ。
どこからともなくあらわれて、いつかどこかへ消えて行く、黒澤映画「用心棒」の三船敏郎のようなキャラだ。
こうやって謎を残しておく。100あったら出すのは10でいいのだそうだ。
これはプレゼンでも同じで、全てのデータを提示するのはよくない。
どうしても収集データを提示したくなるのはわかるが、クライアントが処理しきれる量の、しかも
企画の根幹に関わるデータのみを提示すればいいし、細かいことは質疑応答で答えればいいのだ。

これは、操体の指導や講義にも通じることだ(これ、大事)。

プレゼンというのは何も企業に勤めているビジネスマンだけがやるものではない。
実は講義をするとか、臨床(治療)を行うのもプレゼンなのである。

三田氏は「三田紀房という読者は、僕にとっていちばん熱心な読者でもありながら、一番厳しい読者でもあるのだ」
「できればあなたも自分のプレゼンのファンになってほしい。自分で自分の
読者になって、自分のプレゼンに興奮し、自分のプレゼンに魂を揺さぶられ、自分のプレゼンに涙を流して欲しい」と書いている。

「どんなマンガでもいい。それがプレゼン資料であることを念頭に、もう一度読み返してみよう。全く新しい読書経験が待っているはずだ」







最近読んだ本をざっと挙げてみると

いねむり先生 (集英社文庫)

いねむり先生 (集英社文庫)

これは、伊集院静氏の小説。女優である妻(夏目雅子さん)を白血病で亡くしてからアル中になったりして、小説を書くことを断念した「サブちゃん」が、いねむり先生(色川武大阿佐田哲也。色川としては小説家、阿佐田としては麻雀小説を書く。「麻雀放浪記」とか有名)と出会い、各地の競輪場を旅したりしながら心の傷を癒していくというお話。
最後の1ページがすごいというか「ああ、こうなってたわけね」と。
私は父が麻雀狂(亡くなるちょっと前までも徹夜でやっていた。棺にも麻雀カードを入れた位だ)だったので、ギャンブルはやらない(宝くじくらいか。最近は買ってない)のだが、クライアント競輪の選手がいたので興味深く読んだ。
地方競輪ってこういう仕組みになってるんだ・・とか。まるっきり未知の世界なので勉強になった。
また「阿佐田哲也」って「(麻雀やってたら)朝だ、徹夜だ」っていう意味なんだろうなと今更気づいた。

<神>の世界観を呼吸する  002-意気の呼吸法

<神>の世界観を呼吸する 002-意気の呼吸法

神通力の世界観を呼吸する 003-意気の呼吸法

神通力の世界観を呼吸する 003-意気の呼吸法



改めて何度も読み直したのがこれ。
内藤景代先生の三部作。「操体法大辞典」でも紹介しているけれど「三つの脳、で楽に3倍生きる」と併読すると更に面白い。
松岡正剛校長と同じ、早稲田の仏文を出ていらっしゃるのだが、
松岡さんと「世界」が何となくリンクしているし、ヨガの世界と西洋哲学をわかりやすく伝えている。
縦(男性的な世界観)と横(女性的な世界観)がクロスする、両性具有的な世界。
「おさなごころ」にも通じるものがある。



特に、大脳ばかり使い、疲れ切ってしまっている人にとっては新しい驚きに満ちているだろう。
私はこの本で、改めて師匠や自分がやっている指導法(小脳の手続き記憶と大脳のビジュアライズ)が間違っていないな、と確信した。