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2014-10-20

最近読んだ本。

最近読んだ本。

人を動かす力 (アスカビジネス)

人を動かす力 (アスカビジネス)



先週セミナーを受けた椎名規夫先生の本。
会場で先生本人に数冊並んだ本を前に
「どれがお勧めですか」と聞いて、ご本人のお勧めで。
人と対話する仕事なら、読んでおいて損はないと思う。



「うろん語」とは。
著者は多数の作品のゴーストライターをやってきた経験者。
そして生活の中で「これ変じゃない?」という言葉をピックアップしている。

最近若い人の間で、丁寧に言おうとするあまり
「させていただきます」の多用が問題になっているそうだし、
私もそう思う。
「させていただきます」というのは上から目線の言葉で
「これやるのは私の意志で、貴方の意志ではない」ような
ニュアンスがある。
若い衆には「文章でアタマ悪いと思われたらソンであるから」と言っている。

口語ならいいのだが、
文章で「食べれます」とか書いてあると
(ちなみに、関西では割とら抜きは普通みたいなのでそれはご容赦。また、
長野の方言でもら抜きになるところがあるらしい)
それも、西葛西とか三茶とかで手書きPOPとか見ると
「ここじゃ食わん」とか「買わん」と思ったりする(笑)

美しく怒れ (角川oneテーマ21)

美しく怒れ (角川oneテーマ21)

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)



岡本太郎
実は結構好きだったりする。

2014-10-01 一番大事な日本の話。

いちばん大事な日本の話

いちばん大事な日本の話



先日9月28日、この本の出版記念講演に行って来た。
はづき先生が私の「数秘術の先生」であるのも理由の1つだが、

この方、関西の方なので、話が面白いのである(笑)。

今回は「日本橋公会堂」(よく落語とかやるところ。水天宮近く)でやったのだが
ここは日本的な芸能、例えば落語とか、時代劇と歌謡ショーが一緒になったようなヤツとか
(結構好きだったりする)、花道も作ることができるそうだが、

講演会は、殺陣で始まった。

さらにはづき先生は、紫の着物に羽織り姿で、
後ろ向きで「せり」から登場した(笑)

そのような登場の仕方もネタにして、会場を笑わせていたはづき先生であるが、

今回は「日本」というのをテーマに持ってきた故の演出であろう。

さて、この本であるが、
「日本は『やり方』ではなく『あり方』」という言葉が出てくる。

外側や形式だけを伝えようとすると、なかなかそのスピリットの部分が
伝わっていかないので、結局は衰退してゆく。
ネィテイブの部分は形として残っていくかもしれないけれども、
今度はネイティブの部分だけ残ると、それと今とが合ってこない。

ネイティブの人たちは、自分達のスタイルを現代風に
表現しようという発想はあまりないと思うので、
ネイティブの部分は伝わるんだけど
それはそれでまた衰退してゆく


このあたりは操体も同じで、
外側や形式だけでスピリットが欠けていると困る。

芸術や芸応も最初は「型」を覚えるところから入って行くんだけれども、
「型」を覚えることに本当の意味があるんじゃなくて、「型」を覚えること
によって、そのエネルギーが伝承されていく。
市川海老蔵」という名を名乗るだけでは、「市川海老蔵」にはならないけれども
同じ名前を名乗って、同じ「型」を継承することによって、結果として
市川海老蔵」のエネルギーになっていくんだろうと。



日本のすごいところは
スーパー歌舞伎をやるとか、新作落語をやるとか、
新しいこともやるんだけど、
勿論古典もできる。

「エネルギーを伝承するために、型がある」のだ。

第二分析以降は、スーパー歌舞伎みたいなものだ。
でも、私達は古典(第一分析)もしっかり押さえているし、
やるときはやる。
般若身経も、Latest Versionをやるが、
勿論クラシック・バージョンもできる。

時代に応じてアレンジできるというのが「日本」なのである。