Hatena::ブログ(Diary)

服と明日のおしゃれなカンケイ

2017.01.09

DAVID BOWIE is in TOKYO 初日に行きました!

今日、1月9日は、デヴィッド・ボウイのお誕生日と命日の狭間の日。

お誕生日である昨日から寺田倉庫での開催が始まったデヴィッド・ボウイ回顧展『DAVID BOWIE is』に行ってきました。

http://davidbowieis.jp/

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昨年の1月8日にボウイのニューアルバム「★」(ブラックスター)が発売され、回顧展が日本で開催されることも発表され、大喜びしていた私ですが、その時点ではまさか、その2日後にボウイがこの世からいなくなることは夢にも思っていませんでした。

これは2013年に、ロンドンのV&Aで開催されたときに行った私の写真。

展示の内容は同じだけど、展示を観ながら胸に湧き上がってくる思いは、ロンドンのときと昨日の東京とでは、まったく違うものだったことは当然です。

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とはいえ、とても興奮して楽しめたことも当然です。

レポートや感想を書こうと思うと、エンドレスに書き続けてしまうと思うので、撮ってきた画像だけを貼り付けることにします。

ちなみに、展示会場内の撮影はNGでした。

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物販コーナーはロンドンよりも充実していましたが、また絶対来るし、と思って、

鋤田正義さんの写真がカバーだし、ヒステリックグラマーオリジナルのトートバッグもついていたので、宝島社が出版した本だけ購入しました。

オレンジ色のトートは、ロンドンに行ったときには完売でガッカリだったのですが、そのことを知っているイラストレーターの那須慶子さんが、昨年の私の誕生日にプレゼントしてくれたものです。

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中身を見ないで買った本でしたが、帰宅して開いてみたら、付録もついての1800円が申し訳なくなるくらいの充実ぶりでした!

なんてったって、鋤田さんが撮られた日本での貴重な写真がいっぱい!

日本との縁が深かったボウイ。そして、写真家の中でももっともボウイが信頼していた鋤田さん。

日本での開催記念として、ふさわしいお買い物ができたと思います。

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寝る前にベッドでインタビューページを読みました。

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好奇心が強くて、頭が良くて、ユーモアたっぷりなボウイのインタビューはどれを読んでも興味深く、これまでにもずいぶん読んできたものですが、ちょっと意外な言葉を発見しました。2002年(ボウイ55歳のとき)に行われたインタビューです。

「(略)僕は実際のはなし、物事が人間的なスケールに収まっている方がずっと居心地がいいからだ。軍事技術にしても、核エネルギーにしても、副作用がまだわからない発明にしても、物事がテクノロジー主体になりすぎると、自分たちの作ったものをコントロールできなくなったような気がしてくる。それが何にも増して、僕の一番の恐怖だね」

私のように、ボウイがキング・オブ・グラムの時代からファンだった人、80年代に入って、レッツ・ダンスが世界的大ヒットになった頃からのファンの人、また、10年ぶりのアルバム「the NEXT DAY」からファンになった人、人によってボウイを好きになった時代は色々だと思うけど、誰もがやっぱり好きなのは、ボウイの音楽性とファッションだと思います。

でも、ボブ・ディランジョン・レノンとは違うアプローチで、ボウイが歌詞やコンサートやインタビューを通して、世界にたいして大事なメッセージを示してきたことも、多くの人に知って欲しいと思うのです。

宇宙の申し子デヴィッド・ボウイは、69年間を過ごした地球のことを心配しながら、宇宙に戻っていったのだと思います。

とにかく、ボウイ展、行ってください!感じてきてください!

ファンじゃなくても、深く、楽しめる展示であることは、絶対です!

詳細はこちらから↓

http://davidbowieis.jp/


DAVID BOWIE IS A JOY FOREVER!

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会場を向こうに見た写真。バスもボウイ展を応援してくれてるのかな(笑)

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2017.01.04

70年代、原宿「レオン」の写真展

あけましておめでとうございます。

新年の御挨拶として二つの嬉しいことをお知らせします。

ひとつめ。

2015年8月に私がディレクションして出版した写真集『70’HARAJUKU』が12月22日に重版発売となりました!

本が売れないと言われている今、まして写真集はなかなか難しい(らしい)時代に、発売して約一年半後に2刷となったことは、

一重にキラキラした時代と街を切り撮った写真の力と、共感してくださったメディアの皆さん、そして、読者の方たちが広げてくださったおかげと感謝の気持ちいっぱいです!

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70’HARAJUKU (小学館SJ・MOOK)

70’HARAJUKU (小学館SJ・MOOK)

ふたつめ

山口小夜子さんと高橋靖子さんが写っている写真集のカバーのカメラマン・染吾郎さんの写真展を、1月6日〜25日まで、原宿京セラビルの地下の喫茶店「シーモアグラス」で開催します。

今回は、シーモアグラス20周年の記念イベントとして、

また、祝!重版『70' HARAJUKU』も兼ねた形での開催です。

タイトルは『Friends 70s at Leon

70年代原宿の伝説の喫茶店、レオンの写真ばかりを集めた写真展です。

染さんは写真集の中にもっとも多くの写真を提供してくださったカメラマンですが、写真集に収めきれなかった貴重な写真も展示されます。

シーモアグラスは、70年代の雰囲気いっぱいの私が前々から大好きな喫茶店です。コーヒーを飲みながら、レオンの片鱗と、70年代原宿の雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。

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染吾郎写真展『Friends 70s at Leon』

いろんなことを許しあえたあの頃。

1月6日(金)〜1月25日(水)12時〜18時 土曜定休

場所:シーモアグラス

渋谷区神宮前6-27-8 京セラビルB1

電話 03−5469−9469

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2016.12.21

『Tomorrow パーマネントライフを探して』

私は「引き寄せの法則」を信じています。頭で信じているのではなく、自分自身の経験を通して「それはある!」と固く信じています。

そんな私に最近起こった「引き寄せ」は、もうすぐ新しい年を迎えようとする「今」にふさわしいものでした。

そこそこ満足しながら日常を送っている人でも、地球環境、現在の資本主義による経済のあり方、教育問題、食の流通等々について考えたとき、「このまま変わらなくていいと思う」と言える人はごく少数なのではないでしょうか。

むしろ「このままじゃヤバくね?」と、もやもや感じている人がほとんどなのではないでしょうか?

もちろん私もその一人であるのですが、そんな私が最近たまたま招待していただいた四つのイベントは、どれもが今の私にとって、もっとも必要なヒントと刺激をくれるものでした。

ひとつめ。

先日、フランスで公開されて110万人を動員したドキュメンタリー映画『Tomorrow パーマネントライフを探して』の試写を兼ねたイベントに招待していただきました。

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監督である女優のメラニー・ロランは妊娠中に、21人の科学者たちが「私たちが今のライフスタイルを続ければ、人類は決して遠くない未来に絶滅する恐れがある」と意見をまとめた学術雑誌『ネイチャー』の記事を読んで、ひどくショックを受けました。

そして、子どもたちの幸せな未来のために解決策を求めて、フード、エネルギー、マネー、新たな教育の今を巡る映像作家としての旅を始めました。行った先は、フランス、イギリス、ベルギー、アメリカ、インド、デンマーク、アイスランド、フィンランド。

そこで各分野において新たなライフスタイルにシフトしている人々に出会います。

ここから先のストーリーは、ブログ10日分を費やしても書ききれないほどの深さと広さです。

でも観終ったあとの感想として伝えたいのは、深刻なテーマを扱いながら、深刻な気持ちどころか、ハッピーな気持ちになる映画だったこと。

バックに流れる音楽のセンスもよく、インタビューに答える人たちも、きっと「シフト」するには苦労も葛藤もあったことと思うけど、とても楽しく今を生きてるエネルギーにあふれているのです。

2時間という長さもワクワクしながらあっという間で、観終ったあと、なんだか自分の中に新たな希望みたいなものが立ち上がってる気持ちになりました。

『Tomorrow パーマネントライフを探して』は12月23日〜渋谷のシアターイメージフォーラムで公開されます!

公式サイトはこちら↓

http://www.cetera.co.jp/tomorrow/



招かれた(引き寄せられた)二つめは、ヘンプ(麻)フードを提供するライブ。

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ヘンプオイル、ヘンプシードを使ったお料理は全部オーガニック

恵比寿のマルゴ・デリの橋本和美さんが作ったお料理は、体に優しいだけでなく、見た目もとっても楽しく美しく、ヘンプオイルやヘンプシードを一人でも多くの人に知って欲しい、広げてゆきたいという思いにも感動しました!

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この数日後、恵比寿のマルゴに行って、オーナーの橋本和美さんから、始められたきっかけをお聞きしました。

「肉、魚を悪だとは思わないけど、地球環境や食の流通を考えたとき、植物性だけでこんなに美味しく安全な食があるんだということを伝えたくて」という思いと、お店をやる傍ら、さらに「食」の知識を深めるために学校にも通い、コツコツと地道に研究を重ねてこられた様子に感動しました。

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マルゴのサイトはこちらです。

http://www.maru5ebisu.jp/


そして、三つめめは、「SHOKAY」(ショーカイ)の展示会。

日本支部を、林路美代さん民子さんのご姉妹がやられています。

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チベット族の財産であるウシ科の動物、ヤクの毛で編んだニットは、上質感あふれる肌触りもカシミア並に気持ちよく、シンプルで普遍的なデザインも素敵ですが、何より素晴らしいのは、この商品を買うことが、貧しいチベット族の人たちへの支援に繋がるところです。

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中国の貧しい村の人たちの援助に繋がる手編みのニットには、編んだ人の名前が書かれたタグがついています。これは、経済的なことだけでなく、編み手の「誇り」にも繋がることだそう。

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この「SHOKAY」を10年前に立ち上げたのは、アメリカの大学に通う台湾系、香港系の二人の女の子たちでした。

彼女たちが、貧しい地域の人たちの支援を目的に起業して成功するまでのストーリーについて書かれた本『世界を変えるオシゴト』を購入して、今、ワクワクしながら読んでいます。

この思いに賛同されて日本支部を立ち上げられ、この本の翻訳もされた林さん姉妹とご縁をもてたことも幸せに思います。

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SHOKAYの公式サイトはこちら↓

http://shokay.jp/story/


四つめに招待された(引き寄せられた)のは、ガーナのパラダイスシードを使ったお料理のイベントでした。

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日本ではまったくというほど知られていないパラダイスシードと水月(みづき)ちゃんの出会いは幕張メッセで開催された「食」のイベントでした。アフリカのコーナーで「何これ?」から「美味しい!」と思った水月ちゃんはパラダイスシードをもっと知るために単身ガーナへ。

約3年かけて、会社を立ち上げ、ガーナに農地を借りて、パラダイスシードの元であるジンジャー科の植物の無農薬栽培を現地の人たちを集めてやってもらうようにしたところからのパワフルな行動のストーリーを、驚きと感動をもって質問攻めで聞きました。

水月ちゃんがやったことは、ガーナの人たちに仕事をもらたしただけでなく、ガーナの人たちに向けた意識改革ともいえるものでした。

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私もこの日初めて知ったパラダイスシード、どうして日本で今まで知られなかったの?と思える、万能に使えそうな、とっても美味しいお味でした。もちろん買いました!

パラダイスシードについての詳しいことはこちらから↓

http://www.sharetrade.jp/paradiseseed/about.html


ここに書いた五つのイベント。

まさに『パーマネントライフを探して』の如く、「新しいライフスタイルを求めてシフトしていった人たち」との立て続けの出会いと語らい。

どれもが愛のある女性たちの行動によるものであり、

「すべての物事は偶然ではなく必然」と思いながら生きている私への、なにやらメッセージにも思えることでした。

ちなみに、11月には横浜パシフィコで行われたダライ.ラマ14世の講演にも行きました。

「自分ひとりが幸せになろうとしても、それは真の幸せには繋がらない」という法王のお言葉は、世界がこんな風な時代だからなおさら、多くの人の心に響いたことと思います。もちろん、私にとっても今まで以上に響く言葉でした。

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さあ、2017年、どう生きよう。

でもそれもきっと次に起こる出来事や出会いによって、自然と導かれていくような気がしています。

2016.11.05

Charは、永遠の「70’BOY」

感動がホットなうちにブログにアップします。(きっと長い文章になります(笑))


昨夜、私の地元のエコルマホールで行われたCharのライブに行ってきました。

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ここ数年は、六本木のEXシアター、武道館、オーチャードホール、日比谷野音と、大きいハコでのチャーばかり観ていたので、最前列とステージが近いホールでの前から6番目で観るステージは、ライブハウスで観るような感覚で新鮮でした。

満席のお客さんたちは最初から総立ち状態!

首から胸に流れる汗もはっきり見えて、ギターを弾いてる姿は美しくカッコイイだけでなく、いつも以上にとってもセクシーでした。

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70年代、流行りの盛り場で一緒に遊んでたこともあり、

そして、あの時代のスタイルをずっと保っているという点でも

Charは紛れもなく、私にとって「70’BOY」の象徴です。

昨日は、「気絶するほど悩ましい」「闘牛士」「ふるえて眠れ」「Shaining'you Shaining'day」「スモーキー」等々、70年代の名曲もふんだんにやってくれました!懐かしいだけでなく、新しいアレンジが新鮮でした。

そして、子どもの頃から仲良しのドラムのシータカさん(古田たかしさん)との子ども時代の思い出をリズムに乗ってない(笑)ラップで披露したコーナーでは会場を笑いの渦に。幼い頃を知ってる同士で、還暦を過ぎた今もこうして一緒に同じステージに立ってるって、音楽を通した友情って、なんて素敵なんだろう!と胸が熱くなりました。

サービス満点のライブを楽しんだあと、地元の友人たちを引率して(笑)楽屋に行きました。

2時間以上、弾いて歌って、あのパワフルなステージの直後とは思えない疲れ知らずのリラックスした様子で、私の友人たちも一緒に畳敷の楽屋に招き入れてくれました。

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私とは暗黙のお約束のハグを(笑)

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うまく言葉にできないけど、チャーのオーラに触れると、雲に乗かってフワフワと居心地のいい場所に連れてってもらえるような、そんな不思議な気持ちにいつもなります。

有名だけど、天才だけど、

ギターを置いたチャーは、有名ぶりも、天才ぶりさえも脱ぎ捨てて、どんな人をも緊張させない、「フレンドリー」という言い方でも足りないくらい、肩の力が完全に抜けた、人との間に壁を立てない、自然体のオーラを発しています。

それは私が知ってる70年代の若者の姿であり、街の雰囲気であり、あの時代の空気でもあります。

だから、若い頃の私が馴染んできたオーラを纏ったチャーの笑顔に触れると、自然と私も「あの頃」の気分に戻れることが心から嬉しい。

昨日のコンサートのMCで、

「オレはふたご座のAB型で、男三人兄弟の真ん中。本名の『竹中』の狠檗匹松竹梅の真ん中だし、狠罅匹亙源通り真ん中。Charも英語の「Charcoal」は、木でも炭でもない中間の炭のこと。だからオレは何でも真ん中(笑)」

なんて冗談交じりの語呂合わせを語っていたチャーでしたが、チャーの素を知る私にとっては、なかなか深い偶然のように思えました。

そう、「中道を歩む」、この言葉はチャーの人間性を表すのにピッタリな気がするのです。

長い間、華やかな世界に身を置き、日本のギタリストのトップと言われながらも、生まれ育った戸越の実家に今も住み、自身のレーベル名を「ZICCA」としていることからも、チャーがルーツを如何に大切にしているかを感じます。

前を向いて走り続けているけど、足元にはいつだって生い立ち的な、そして何より音楽的ルーツがしっかり根付いている。それがデビューしてから今に至るまで一貫してブレない活動の秘訣に思えます。


これは、私が作った写真集『70’HARAJUKU』に収めたチャー21歳のときの写真。

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この頃のチャーから知ってる私ですが、外見にはいい意味での渋さが加わったものの、やんちゃでピュアで、自分が偉そうにすることも、人が偉そうにすることも嫌いな「みんな仲間でいいじゃん」的なマインドがずっと同じままなのは嬉しいし、人が(特に有名になったり成功した人物が)そうありたいと心掛けてもなかなかなれない、凄いことだとも思います。


昨日は、デビュー30周年のときに作った写真集を持っていって、11年ぶりにサインをしてもらいました。

『30styles&guitars』というこの写真集は、スタジオにチャーの何十台ものギターを持ち込んで、そのギターに合わせて、私が集めた服とチャーの私服と、膨大な量の服をコーディネートしてゆく、ハードだけど、忘れられない楽しい仕事でした。

サインをお願いしたら、「どのページが好き?」と聞いてくれたけど、「チャーが好きなページに」と言ったら、

「オレ、この写真、好きなんだよね。自分だったら絶対選ばないだろうって衣装も含めて」というわけで、30点の写真の中から、チャーが好きな写真にサインをもらいました。

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この写真集を知らないファンの方のために、ここに本の一部を掲載します。

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そして、久しぶりに開いたこの本のページに書いてあるチャーの言葉を。



「オレのファッションの原点は、やっぱり日比谷野音かもしんないね。当時の野音には、自分で洋服作ったり、逆に破いたり、ジーパンや髪の毛も自分でアレンジしたりしている、おニイちゃん、おネエちゃんがいっぱいたね。それを、カッコイイなあって思って見てた。オレもそういう刺激を受けつつ、自分なりにアレンジして着てたね。

60年代後半から70年代って、やっぱり基本はアンチユニフォームなんだよ。

オレはオレの似合う格好をするんだっていう。その延長線上に長髪だったり、ロックンロールだったり、ギターがあった。

世の中全体が、クリエイティブな方向に向かってたよね。

人類史上初めて、戦争以外のことで、ひとつの価値観を共有しようとした時代だったんじゃないかな。戦争っていうものが全くクリエイティブじゃないってことがハッキリわかって、じゃあ、本当のクリエイティブなことって何なんだ、って」


この文章のことはすっかり忘れていたけど、

『70’HARAJUKU』を作った私の動機&思いと、ものすごく共通するものがあって

あー、やっぱり魂の仲間だなーと(笑)あらためて胸が熱くなりました。


昨日は、コンサートが終わったあと、物販コーナーで、チャーのオリジナルTシャツを買いました。ボートネック気味の襟ぐりも、タイトな作りも、丈が長めなのも、すごくいいと思う。そして何よりも「SINCE 1976」がいい!

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昨年、2015年に日比谷野音で行われたフリーコンサートのDVDも発売中。

「野音は原点」といつも言ってるチャー。そして、チャーならではのフリーコンサート。私はもちろん行ってましたが、うんと年下のギター少年とのやりとりにチャーの人柄が全面的にでてるとても素敵なライブでした。

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Rock Free Concert-Live at Hibiya Open-Air-Concert Hall-(BRD) [Blu-ray]

Rock Free Concert-Live at Hibiya Open-Air-Concert Hall-(BRD) [Blu-ray]

どちらも www.zicca.net から買えます!


2年前のちょうど今頃。私がやったイベント『70's 原風景 原宿』のトークにでてくれたときのチャーとのツーショット。

あれからもう2年、早いな。

でも、考えてみれば、色々あったけど、お互い二十歳で初めて会ってからの今日までだって、ひとっ飛びの速さだったような気もします。

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「オレは過去を振り返らない。前しか見ない」と言う人がたまにいるけど、

そんなことはないだろう。人はそんな風には生きられないものだから。と、そういう言葉を聞くたびに思ったりします。

だって、「今」は過去があるからこその「今」だし、「未来」は、その過去を全部連れての未来だから。大事なのは、やってきた過去に感謝をもてるかどうかなんじゃないかな。なんて思う私にとって、チャーは本当に、出会ってきた過去のすべてに感謝しながら生きてるような人な気がします。(もちろん、そんな気障な台詞を語るチャーではないから、勝手な私の想像ですが)


初めて会った日の一枚しかない貴重なポラロイド。チャー21歳、私、二十歳。

誰が撮ってくれたのか今や記憶にもないけど、撮ってくれた人にも、そして、チャーに出会えてることにも感謝します。

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2016.10.22

丸山敬太の夢の世界

宇野亜喜良さんのイラストのインビテーションカードが届いた時点から期待に胸をワクワク膨らませていた丸山敬太さんのコレクション

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KEITA MARUYAMA 2017 SPRING&SUMMER COLLECTION「何れ 菖蒲か 杜若」と題されたインスタレーションが、昨夜、リニューアルされたケイタさんのショップ、丸山邸で行われました。

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芝居小屋を覗くような気分で黒いカーテンをめくり、細い入り口を入ってゆくと、仄暗い灯りの中に、なんとも甘美な、妖艶な世界が現れました。

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人が、あるタイプの大人の女性に向かって「◯◯さんはまるで少女みたいですね」的なことを(褒め言葉として)言うとき、その「少女」の定義は間違ってる、少なくとも私にとっての「少女」の定義はそれとは違う、と思ってきました。

「少女」とは、今ある現実に退屈してて、不機嫌で、美しいものしか受け入れられなくて、夢の世界に逃避するのが得意で、刹那な存在。

まさに私が思い描くそんな少女の世界が目の前にあることに興奮しました。

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好きな物だけを集めた自分の部屋で、物憂げにくつろぐかのようにポーズするモデルたち。

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服を見せることを目的としてランウェイを闊歩する従来のファッションショーとは異なる新鮮な形式でした。

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しげしげと眺めてもいいのかどうか…眺めることを躊躇してしまうような、「女の子の聖域」を見ているような気持ちになりました。

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「服をデザインするときは、言葉から入る」というケイタさんのショーでは、毎回、ケイタさんのアイデアソースとなった言葉がちりばめられた紙が手渡されます。

それを読むのも毎回楽しみのひとつです。

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小屋をでて(「コレクションを見終わって」ではなく、敢えて「小屋をでて」と言いたい)、興奮しながらケイタさんに「大好きな世界!」と言ったら

「知ってる〜(笑)」と言われました(笑)

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この日、私が着て行ったのは、70年代にロンドンで作られたシノワズリビンテージ、裏が黒の無地のリバーシブルのコート。それに韓国の手刺繍のブローチとコットンパールのブレスとピアス。

どれもケイタさんの商品ではないけれど、ケイタワールドリスペクトの思いから。

以前、ケイタさんにも褒めてもらったけど、昨日は、受付をされていたケイタさんのスタッフの方から「どこのですか?素敵ですね」と、目を止めてもらえてうれしかった。

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世の中全体が経済優先、実用優先の方向にどんどんいってて、ファッション業界も御多分にもれずの今、ファッションで夢を売ることがどんどん難しくなっていることを職業柄、目の当たりに感じています。

そんな中でも「夢みること」を大切に服を作り続けているケイタさんは、「日本のファッション界の宝物」、心底そう思います。

そして、ファッションって、自分を魅力的に見せてくれる服を着ることだけじゃない、

テーブルや椅子や本や、窓やカーテンや、鳥籠や花やガラス瓶や、etc etc、

この世にあるものすべてに美しさを見出す心にある、と教えてくれるケイタさんの世界に触れることは、とっても貴重。(私にとっては、改めて思い出させてもらえる感じ)

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最後に…

ショーが終わったあとに、ケイタさんがフェイスブックに投稿された文章が、深く心に響いたのでここに引用させていただきます。


コレクションの後は、いつも祭りのあとのような寂しさがある。

たくさんの美しい物や、かっこいい物を創り出そうとしている志をもった人々が集まるとうれしい。

普段感じている閉塞感や、伝わらない歯痒さや、仕事に愛も想いもない輩との、無駄な闘いがすっかり流れていって、半年ぶりだったり、初めてだったりするのに、勝手に同志みたいな気持ちになる。

ありがとう。

そして、本当に美しい物、可愛い物、誰かのためになるもの、

愛に満ちた丁寧な仕事、

夢、喜び、

もうそんな事だけで人生を紡いでいきたいと強く想う。

そう宣言。

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