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服と明日のおしゃれなカンケイ

2016.08.25

西川美和新作『永い言い訳』にみる男と女

公開前から評判の西川美和監督の新作映画『永い言い訳』の試写に行ってきました。

いやもう、西川監督、凄い映画を作られたもんです!

まずはその一言。

で、書かずにはいられない気持ちでホットな感想をアップします。

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映画はいきなり、本木雅弘さんが演じる主人公が髪をカットされているシーンから始まります。

カットしているのは深津絵里さん演じる妻。

そこでの夫婦の会話に(それなりに恋愛経験のある女性なら必ず)昔、付き合った男の顔が浮かんできたり、つい最近のパートナーの態度を思い出すことになるのではないでしょうか(はい、ネガティブな意味に。もちろん私もそうでした)。

売れっ子のタレント作家である主人公の衣川幸夫(きぬがささちお)は、文才と美貌を除けば、どうしようもない男といえます。

才能と人気があるから経済力もそれなりにあることでしょう。だから社会人としてどうしようもない人間ではないのだけれど、パートナーにとっては、最悪ともいえる男(と、深津絵里さん演じる妻・夏子を冒頭から自分に置き換えて思ってしまいました)。

逆にいえば、(世間からの評価に値する)才能と美貌と経済力があるからこそ、夫婦の関係性としては最悪になってしまうタイプの男な気がします。

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インタビューで本木さんは

「最初にお話をいただいた時、初めて身の丈に合った役柄が巡ってきたのと同時に、そんな厄介な自意識をわざわざスクリーンに晒していいのかという不安も覚えました」

と、実に正直なことを語ってらっしゃいますが、もしも、この役が本木さん以外の方に巡ってきてても、どの役者さんも、同じことを思われるのではないかという気がします。

そう、この主人公の衣笠幸夫は、(客観性のある)男性なら誰もが鏡を見ているような気持ちになるのではないか?と思えるキャラクターなのです。

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社会的には悪ではない、落ちこぼれでもない、でも、パートナーとなった女性なら誰もが「見たくなかった」「許せない」「最悪」と思ってしまう、男の情けなさ、狡さ、バカバカしいプライド、愚かなコンプレックス、笑っちゃうような自意識過剰、エゴ、甘え、弱さ、それらを2時間たっぷり、息もつかせぬ緊張感で見せてくれる本木雅弘さんの演技の凄さといったら!そして、可愛さ、素直さ、やさしさ、繊細さも。

これで本木雅弘の代表作は書き換えられるだろう、日本アカデミー主演男優賞ノミネートは間違いないだろう、勝手にそこまで思ってしまいました(笑)

そして同時に、そんな主人公の行動と感情に寄り添いながら、元夫をはじめとする、自分が関わってきた(つい関わってしまった(笑))男性や、友達の元彼や元夫までもを動員して、いろんな男の顔やエピソードが浮かんできて大変でした(笑)

本木さんだけでなく、友人役の竹原ピストルさんの、主人公と対照的な素朴で単純な存在感、衣笠(ペンネーム・津村啓)のマネージャー役の池松壮亮さんの感情を秘めた繊細な演技も素晴らしいのですが、なんといっても、子役の藤田健心君と、白鳥玉希ちゃんの、演技なのかその場のアドリブなのかの判別がつかない自然さに驚きました。

この二人を起用して、このように演出されただけでも、西川監督の手腕の凄さを感じます。(ちなみに、子役を起用されたのははじめてだそう)

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面白いな〜と思ったのは、単純な男である竹原ピストルさん演じるトラック運転手の大宮陽一といい、受験を目指して勉強中の頭のいい小学6年生の陽一の息子の真平君までも、登場する男たち全員が、「情けない面」を大いに抱えているのです。

ところが、深津絵里さん演じる夏子といい、夏子の美容院の共同経営者の琴江といい、幸夫の愛人である黒木華さん演じる智尋といい、幼稚園児の灯(あかり)ちゃんまでもが、女は(心に哀しみは抱えていても)凛として、潔く、言うこともやることも(同性として拍手を送りたくなるほど)カッコイイのです。

私たち女は、男の情けなさ、ふがいない面を見る機会が度重なると、「こんな男にいつまでも付き合ってるのは人生の無駄!」とばかり、さっさと出てゆく、あるいは、人生からお引き取り願う方向に舵を取りがちですが(笑)、西川監督の愛にあふれた、慈悲の心さえもが込められた描き方に、女性・西川美和の器の大きさに尊敬の念があふれ、また、自分のしてきたことを反省したくもなってきたのでした(笑)。

世の常識では「男は単純」ということになっているけれど、いやいや、けしてそう言い切れるものではないのですね。(この年になってわかっても遅すぎるかもではありますが(笑))

9か月にわたる撮影の中で、変化してゆく主人公の髪型(冒頭、ヘアーカットのシーンから始まるだけに、この髪型の変化の意味は大きいです。女性監督ならではの描き方だと思いました)、

映像に静かに寄り添う音楽の美しさ(音楽を担当したのが、親しい友人である加藤ミチアキさんであることが嬉しい)、

メインビジュアルを担当された上田義彦さんの独特の空気感の写真のせつなさ、

痛いほど、むき出しの感情を描いた映画でありながら、全体を流れるトーンがこれほどまでにやさしいのは、西川監督のみならず、才能ある「やさしいひとたち」が関わったから、そんな気がします。

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昨日、観たばかりのホットな気持ちで感想を書こうと思うと、きりがありません(笑)

試写室をでてすぐ書店に飛び込み、西川美和著の原作『永い言い訳』の文庫も買ってしまいました。

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永い言い訳 (文春文庫)

永い言い訳 (文春文庫)

最後に。

私は西川監督の『ゆれる』も5回くらい観てきていますが、

西川美和さんのお顔も好きです。

以前、西川監督の映画に出演された役者さんのマネージャーさんから、

「最初の打ち合わせの時、西川監督のお顔を知らなくて、目の前にいるのは共演する女優さんだとばかり思ってたら、監督と知って驚いた」と聞いたことがありますが、

(お会いしたことはありませんが)見た目も、心も、美しい方なんだと想像します。見た目の美しさは、写真を見ればわかりますが、心の美しい人でなければ、こんな映画は作れないですもん。

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女性にとっては、「男」という存在が、愛おしく思えてくる映画、

男性にとっては、「ああ、俺だけじゃないんだな…」と思える作品かも(笑)

ともかく、幾重にも重なる人間の心のひだをすくい取った、人に対するあたたかいまなざしで描かれた、深い、深い、必見の映画です!

10月14日、公開!

※予告はこちら↓

http://nagai-iiwake.com/

2016.08.22

スタイルを持ち、身軽に暮らす

仕事柄、芸能人や有名人の豪華な邸宅や、オシャレな人たちの素敵な住まいに伺う機会に恵まれてきました。

そんな中でもセンスの良さでいえば一番!と思ってきた、尊敬する大好きな年上の友達、石原左知子さんの暮らしのエッセイ集が6月に発売されました!

スタイルを持ち、身軽に暮らす いさぎよく、住む・着る・生きる

さちさんのことを書こうと思うと、ネタも思いもありすぎて、それこそ本一冊書けるくらいなので、本の中から私が知ってるさちさんらしいなーと感じた言葉を抜粋します。

結婚して40年の間に引越しを8回しましたが、若い頃に建てた一軒家以外はすべて賃貸。正直、飽きてしまうのです。同じところに暮らして、同じ空を見ていることに。そんなわけで住まいは、そのときどきの‟宿”でいいと思うようになりました。

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今、私のところに来ているものたちは、いずれ誰かのところへ行く。考え方を変えれば、私は‟その人”から借りているだけなのかもしれない。そういう意味でいくと…。自分のものは、ない。そう思ったら、すごくラクになります。ものに執着しないと身軽になれる。

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なんか違う…と思いながら、白いリビングをじーっと眺めて暮らしていたある日、もっと部屋に緑が欲しくなってきた。「森みたいにしたい!」って思った。ひらめいたらすぐに行動。さっそく友人のマキちゃん(絵描きです)に電話して、「緑の絵の具を持って、うちに来て、森を作ってくれない?」。

※これは絵が描きあがったばかりの頃に私が撮った写真です。


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50になったとき、思い残すことがあるかどうかという話の中で、うちのダンナが言ったのが、「海外に住んでみたかった」というひと言。それを聞いた私は「思い残すことがあってはダメ、後悔するから行ってきたら?」それで彼はマルタ島に。

マルタ島はシチリアの南にある小さな島国。彼はそこではじめて日本料理のお店をしながら10年間暮らし、私も結婚以来はじめてのひとり暮らしで、なんだかすごく新鮮。なんでもはじめてのことは一度きり。特別な一度だから楽しまければ。

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3・11のときはすぐに行動に移した。はじめて石巻市・小渕浜へ行ったのは4月6日。(略)その後は何回行ったのか、数えていない。(略)ボランティアをやって、自分自身の価値観が大きく動きました。ものに執着すると、それを失ったときに心が折れやすい。逆に執着を捨てると、人は自由に強くなれるとわかった。人生勉強をさせてもらった感じです。

※この写真は、小渕浜の民宿が復興したお祝いにさちさんと一緒に行ったときのものです。

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「スタイルを持ち、身軽に暮らす」、この本には、収納や部屋を飾るアイデア、ファッションについても、素敵なたくさんの具体的なヒントが詰め込まれていますが、

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私がさちさんをもっとも素敵だと思うのは、そのゆるぎない人生哲学。その哲学は一言でいえば「風通しよく」。

インテリアにも、ファッションにも、人とのコミュニケーションにも、そして生き方そのものに「風通しのよさ」がまんべんなく反映されているさちさんに、至近距離で憧れ続けているのです。


この本は、お勧めの良書ですが、正直いって、個人的にひとつだけちょっと残念な点がありました。いいアングルの写真がいっぱいあるんだけど、私が知ってるさちさんは、くっきりきっぱり!な人柄。インテリアも、赤は赤、緑は緑、黒は黒と、色を鮮明に効かせています。

写真がほんわかなところが、(あくまで私個人の好みですが)ちょっぴり残念。

そんなわけで、私が遊びに行ったときに撮ったさちさんちの写真をブログの付録としてアップします。

実はインテリアに「色を効かせる」ことこそが、日本人が一番苦手なことのような気がしています。そういう意味において、さちさんち以上にセンスがいい部屋を、これまでに見たことがないといえます。

玄関。

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トイレ。

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トイレの飾り棚。

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テーブルまわり。

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リビング。

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さちさんがもっとも素敵なのは、「来る者拒まず、去る者追わず」の人付き合い。

しょっちゅう人が集まり、そして集まる人たちが勝手に(笑)友達を連れて行っても、笑顔で招きいれてくれるさちさんです。

なので初めての人も常連のようにリラックスして過ごすのです。

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あるときは、さちさんちでたこ焼きを作った私でした。

うーんとオシャレで、すっごくセンスがいいのに、オシャレじゃなくも受け入れてくれる、緊張感ゼロでいさせてくれる、それこそがさちさんの最大の魅力だと思っている私です。そして、インテリアは真似できないまでも(笑)「風通しのいい生き方」、そこだけは大いにあやかりたいなと。

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2016.08.07

さよならPARCO

本日2016年8月7日をもって渋谷パルコが43年間の幕を閉じます。

そのファイナルを飾るオバンドスによるライブに昨日、行ってきました。

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渋谷の公園通りにパルコができたのは1973年。その翌年、私は公園通りを登りきったところにある桑沢デザイン研究所入学しました。

通学路にあるパルコは、できたてホヤホヤのピカピカで、ビルそのものも、中に入っているショップも新鮮で、覗かない日はないといっても過言ではありませんでした。

とりわけ新鮮だったのは、パルコのポスター。

石岡瑛子さんをアートディレクターに、横須賀功光さんの写真や山口はるみさんのエアブラシのイラストが使われたポスターは、この時代を代表する広告として今も語り継がれています。

季節が変わるごとに新たに貼られるポスターはセンスがいいだけでなく、常に女性にたいする新しい時代へのメッセージが込められていて、グラフィックデザインを学ぶ学生としても、これから「素敵な大人の女性になりたい」という女の子としても、目にするたびにワクワクドキドキしたものでした。

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先月7月には、パルコミュージアムで山口はるみさんのポスター展が開催されました。

十代の頃には雲の上の遠い遠い憧れだった山口はるみさんと、今は「お友達」と言える関係になれていることはとても幸せなことです。

しかも、こうしてパルコの中で、はるみさんが描いたポスターをバックにツーショットを撮らせていただけたことには感無量。

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渋谷パルコは私にとって、服を買う場所であり、お茶を飲みに入る場所であったと同時に、文化的影響を受ける場所でもありました。

とくにパルコが発信する「寺山修司もの」には映像、舞台すべてに足を運んできたと思います。

寺山修司はパルコができる以前から、とっくに「時代の寵児」であり、アングラの大スターではあったけど、デザイナーブランドのファッションを目当てにやってくる女の子がほとんどな場から、寺山修司のクリエイティビティを発信するパルコの役割は、文化的な意味において、とても意味があり、大きかったと思います。

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パルコ劇場で、伊丹十三さんと山口小夜子さんが出演された寺山修司脚本の『中国の不思議な役人』、そして、やはりアングラの旗手である唐十郎さん脚本&演出の『下谷万年町物語』は、とくに、今も忘れられない舞台です。

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パルコ劇場には一度だけスタッフとして参加しました。

舞台『小夜子』、メインの衣装は山本寛斎さんで、スタイリストとして参加された師匠ヤッコさん(高橋靖子さん)のお手伝いとして参加させていただけたことは、一生の宝となる経験でした。

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パルコ出版が出していた雑誌「ビックリハウス」の役割も、渋谷発の新しい楽しさ発信という意味に大きかったと思い出します。初代の編集長であった萩原朔美さんと、今、お友達になれていることも、光栄であり、嬉しいことです。


昨日、ファイナルのライブを行ったオバンドスのメンバーは全員がイラストレーターであり、また、パルコで個展をやったり、ウォールやパルコのフリーペーパーにイラストを描いたり、パルコが発信する文化に一役買ってきた人たちです。

パルコができた当時はまだ学生で、パルコが発信する文化に影響を受けながら独自の才能を発揮してきたクリエイターのバンドをファイナルにチョイスしたセンスが嬉しくて駆けつけました。

左から、なんきんパラダイス山元、しりあがり寿、なぎのたかひろ、安斎肇白根ゆたんぽ、高橋キンタロー、朝倉世界一、ミック・イタヤ(敬称略)

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全員がもういいオッサンだけど(笑)学生時代と変わらない気分で、手作りの楽器で楽しんで演奏している姿に、そうよね、いくつになっても人生楽しまなくちゃね、とニコニコしちゃいました。

観ている人たち、全員がニコニコ、ファイナルにふさわしい大盛況でした!

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楽しいライブが終わったあと、友人たちとレストラン街のテラス席のあるお店に入って「パルコ、ありがとう!」の乾杯をしました。オバンドスのメンバーのなぎちゃん(なぎのたかひろさん)もあとから交じりました。

初めて入ったお店で、夕焼けを眺めながらのその居心地がよく感激したので、「こんな店がパルコにあったんだね。また来たいね」と思わず言っちゃったけど、そうか、もうパルコに「また」はないんだなーとちょっぴりおセンチは気持ちにもなりました。

ここ十年、いえ、二十年は、頻繁に来てたわけじゃないけれど、「あって当たり前」「いつでも来れる」と思ってた場所が、しかも青春の思い出が詰まった場所がなくなることには、やはり一抹の寂しさを感じます。

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食事を終えて外にでたら、徐々に什器撤収作業が行われていました。

いつのまにか「R」の一文字がなくなっていたこのネオンもこれが見納めね、という気持ちで撮りました。

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パルコ、そして、パルコが発信してきた文化に感謝を込めて。

そして、三年後に生まれ変わるパルコに期待を込めて。

2016年8月7日(日)



このブログを読まれたイラストレーターの那須慶子さんから教えていただいたことを加筆します。

「昨年末にChim↑Pom展で、CとPを取り外して、展示、今回のRの所在は、映画シン・ゴジラタイアップで、右上にいるゴジラの手にあります。」

この写真は那須さんが送ってくださったものです。

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パルコって、やっぱり粋なことするなーと、最後の最後に、また感動しています。

2016.05.29

感動の結婚式

感動の結婚式から一週間が過ぎました。

2016年5月21日、土曜日、場所は新宿パークハイアット

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「来場してくださるみなさんに、できるたけ楽しんでいただきたい」

その思いがたっぷり込められた披露宴について、ここに残しておきたいと思います。

招待状から、テーブルに置かれたメニューまで、

印刷物はすべてグラフィックデザイナーである新郎新婦がデザインしたものでした。

参列者の各席には、新郎新婦からの手書きのメッセージカードが置かれていました。

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特筆すべきはお料理。

ムサ美多摩美卒の二人がリスペクトするアーティストをピックアップして、

「世界の偉大なるアーティストたちの作品をインスピレーションに」というテーマで、

パークハイアットのシェフにオーダーしたお料理の数々。

「こんなオーダーは初めてです」と、シェフも張り切ってくださったそう。

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最初のお皿はモンドリアンからのインスピレーションで作られた

「サーモンと白海老のタルタル ブラックオリーブクランブル ビーツラディッシュ 蕪

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二品目、クロード・モネから 空豆の冷製クリームスープ

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我が家の近所の公園にある今まさに!の池の様子が目に浮かびました。

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草間彌生からは金目鯛の松笠焼き コリアンダーの泡 マイクロトマトと水茄子

(これは単品で撮り忘れました)


アンディ・ウォーホルからは仔牛フィレ肉のロースト 

バルサミコバジルのソース ゴールデンビーツと人参 胡瓜

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カンディンスキーからは マスカルポーネムースとピスタチオアイスクリーム 

さくらんぼグリオットチェリーコンポートとソース

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ジャクソン・ポロックからは ベリーのショートケーキ

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参列者には美大出身、クリエイターも多かったので、お料理がでてくるたびに、

「おー!」「なるほど」と感心した声が上がりました。


新郎新婦の雛壇はなく、料理が出てくるたびにお客様たちの各テーブルを新郎新婦が回って着席し、

そこで談笑するという趣向も、パークハイアットにとっては前代未聞のアイデアだったそうですが、

スタイリッシュなインテリアの部屋が和やかでカジュアルな雰囲気に満ちて、大成功でした。


一週間経った今も、参列した友人たちから

「今まで行った結婚式の中で、最高の、心に残る結婚式だった」

「あんな心あたたまる結婚式は初めて」

「今でもまだ興奮が冷めない」

等々、嬉しい言葉が届いています。


どんな挙式と披露宴になるのか、私もほとんど知らされていませんでしたが、

息子とお嫁さん、お祝いにいらしてくださったみなさん、

そして、このハレの日に関わってくださったスタッフのみなさんにも、

感謝感謝の最高の結婚式でした!

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私もまだ幸せと興奮が冷めません(笑)

2016.04.26

植田正治トーク後の、あまりにも個人的な驚きのシンクロ

録画しといたBSフジの「松本隆スペシャル−置き去りにできない歌物語」を観ました。

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「置き去りにできない曲」の2曲目として、松本さんは南佳孝さんの「冒険王」を取り上げました。そして「子供の頃、山川惣二の『少年ケニア』が大好きだった。秘境もの、魔界ものに育てられた。そういうものを読んで育った人たちの少年期を歌にして残してあげたい。それが僕の使命でもある」と語られていました。

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「山川惣二」といえば、先週の金曜日にやった「植田正治写真展」のトークで、スタイリストのはたきみえさんが「植田先生と初めてやったお仕事は山川惣二さんのポートレートだった」と語られた人!

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久しく聞いてなかった「山川惣二」の名前をこんなに立て続けで聞くことになるとは!


そして「冒険王」といえば、昔、松本隆さんがやられていたwebマガジンの中の「松本隆の曲のタイトル」をお題としてのリレーエッセイの中に執筆することになった私に割り当てられたお題が「冒険王」だったのでした!

そこで私は大瀧詠一さんのレコードジャケットのスタイリストをやったときの冒険的エピソードについて書きました。

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そして「風のように生きていきたい」と言う松本さんと、はたさんが「風のような人だった」と言ってた植田正治さん。

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そういえば魂が、どこか似ている感じもするお二人。

「松本隆」と「山川惣二」と「植田正治」と「冒険王」が

私の中で(勝手に)一気につながった感。

キーワード「少年」!!