Hatena::ブログ(Diary)

服と明日のおしゃれなカンケイ

2017.10.11

素敵な素敵な還暦婚!!!

10月7日(土)、とっても素敵な結婚パーティに参加しました。

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花嫁のむとうちづるさんとは、二十年以上にわたって、スタイリストとヘアーメイクとして何度も仕事を一緒にしてきたばかりでなく、プライベートでもとっても仲良くしてきました。

2年前、まわりをあっと驚かせるまさかの入籍をした彼女でしたが、還暦のお誕生日を迎えるのと同時に、遅ればせながらの結婚披露パーティを開催しました。

ウエディングの白いドレスと、還暦の赤いドレス。

どちらも素敵に着こなしてる還暦の花嫁にみんなため息。

9歳年下のダーリン(むとうさんも友達も全員が「ダーリン」と呼んでいます)のスレンダーなスタイルにピッタリなコーディネートも素敵でした。

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会場は六本木のスタジオ。

普段は無機質な空間が、花千代さんがアレンジしたお花とライティングによって、見事に豪華な会場になっていました。

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花嫁のブーケも花千代さん作。

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スタジオの入り口に飾ったお花も。

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花千代さん自身も会場を華やかに彩る存在でした。

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新郎も新婦も実は初婚。

私は二人の出会いのときから知っていますが、二人の出会いは、なんと官邸前の脱原発デモ。出会いの場には私だけでなく、大勢の友達がいて、みんな、二人が尊敬し合い、愛を育む様子の目撃者として二人を見守ってきました。

その仲間や、仕事の仲間、遊びの仲間たちが、パーティのスタッフとして大活躍している様子にも心があたたまりました。

司会をされた岡元あつこさんと山田さん。

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会場の様子をずっと撮影されていたカメラマンの池谷友秀さんを遠くから眺めて「あのカメラマン、素敵〜!」と花千代さんと武川さんがうっとしていたので(笑)池谷さんを呼んでご紹介しました。

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スクーターズのギター&ヴォーカルのターバンは二人に歌をプレゼント。

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DJをやられた仲良しコンビ、イラストレーターの那須慶子さんと尚ちゃん

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パーティ全体のディレクターとして大活躍だった正野さん。

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招待客は、新郎新婦の年齢からいってもそのほとんどがover50だったけど、年齢なんて関係ないって感じに、自分の個性を生かしたオシャレをしている人が山ほどいて、日本の大人たちも変わってきたなーと改めて思いました。

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最後に池谷さん撮影で、全員の記念写真を。

お祝いに集まった全員が、最高に幸せなパワーをもらえる結婚パーティでした。

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むとうさん、そしてダーリン、これからもずっとずっと末永くお幸せに!

素敵な人生を見せてくれてありがとう!

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結婚適齢期って、世間が決めるものじゃない、自分が決めるもの。

魅力もパッションも、いくつになっても自分の気持ち次第。

出会いのチャンスの場は意外なところにあったりする。

そして、計算なしで、取り繕わないで、「素の自分」でいることが本当の幸せにつながる道。

なーんてことを、パーティに参加した若い人たちは(若くない人も(笑))二人から教えられちゃったんじゃないかな。

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2017.09.06

「原宿」をこよなく愛するドイツ人のヤーナさんの取材を受けました。

先月末、東急プラザ表参道の『OMOHARA写真展』の会場で、私の顔を見るなり、パッと顔を輝かせた外国人の女性と出会いました。「もしかして…」と話しかけられ、「はい、中村のんです」と答えたら、大感激してくださいました。

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ヤーナさんは社会学者で、「原宿」を研究テーマにされているそう。

友達から写真集『70’HARAJUKU』を教えられたときには狂喜したそうで、その著者である私に偶然会えたことをものすごく喜んでくださり、私も嬉しくて、何度も握手し合いました。

名刺を交換し合い、後日、ヤーナさんからメールで取材を申し込まれ、昨日、ヤーナさんとお会いしました。

まずは、ヤーナさんが持参された1973年に刊行された原宿特集のアンアンに感激して見入ってしまいました。

中野や神田の古本屋国会図書館などにも行って、古い原宿の資料を探し回っているそう。

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HELP!、BIGIのネオン、バズショップ、等々、懐かしすぎる!

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※左下はベルボトム姿の菊池武夫さん。今、見てもカッコイイ!

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ティーンエイジャーだった私がワクワクしながらくまなく見ていたページを、80年代生まれのドイツ人のヤーナさんが同じようにワクワクしながら読んでいることが面白いです。「ここに出ているショップをリアルに見ていたことが羨ましいです」と言われました。

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このアンアンの表紙になっているマギー・ミネンコは、「70’HARAJUKU」の中でもレオンの店内にいる写真があるのよ、と見せました。

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私が取材される側だったはずが、ドイツ人のヤーナさんが、なぜそれほどまでに原宿に興味があるのか、ドイツのファッション事情はどんな風なのか、逆に私が取材しまくってしまいました(笑)

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おばあさまがKENZOの服などを置いてるセレクトショップをやられていて、子どものときから服が大好きだったヤーナさんが原宿に興味を持ったのは15歳のとき。

青木正一さんが作られている雑誌「FRUITS」を見たのがきっかけで、

遠く離れたドイツのデュッセルドルフからずっと原宿に憧れていて、念願かなって初めて訪れたのは2006年だったそう。

「ドイツにも日本と同じように、グッチディオールといったラグジュアリーブランドが並んだ通りはあります。でも、そこで買い物するのはごく一部のお金持ちだけです。

郊外にはZARAやH&Mといったファストファッションが入ったショッピングモールもあります。どこの国にもある同じような感じです。

若い人たちのほとんどはファストファッションを着ていますが、ドイツ人は着るものにお金をかけないので、ZARAでも高いと言っています」

「日本には、ラグジュアリーブランドでもないファストファッションでもないミドルがたくさんあって、そこが素晴らしい」とヤーナさんは言います。

「ドイツでは『ファッションが大好き』というと、それは…えーと、日本語だとなんていえばいいのでしょう」と言って、ヤーナさんがスマホの辞書を示すと、そこには「軽薄。うわべ」という日本語が書いてありました。

「ファッションが大好きというと、自分の表面のことしか考えていない人と思われるような、そのような傾向があります」と。

そこで私は、先日、ドイツを取材したNHKドキュメンタリー「ラスト・ドライブ」の中にでてきたドイツの家庭や病院やホスピスインテリアがどれもこれも素敵だったことを話しました。

「そうですね、ドイツ人は、インテリアやガーデンにはお金をかけます。日本人みたいに何度も引越しをしたりもしないし、自分の国を作るような気持ちで、気に行った絵を飾ったり、部屋に合った家具をオーダーしたりして、居心地のいい部屋にすることには熱心です。

外食もバースデーとか特別なときだけで、基本的に、友達と集まるのも誰かの家であることがほとんどです。

ドイツで60屬良屋が借りれる家賃で、東京で借りれる部屋は8屬らいなのではないでしょうか」と言うヤーナさん。

「ドイツには若いデザイナーはいないのですか?」という私の質問に

「もちろんいます。でも、そういうショップは、たとえばある街に一件、別の街に一件、という感じで、その店を目的にその街に行くという感じなのです。

原宿はひとつの街に若い人向けのショップがこんなにたくさん集まってて、毎週来て、一日中いてもちっとも飽きない。本当に楽しい街です」と。

ヤーナさんは、ファッションの街として誕生したばかりの70年代の原宿にとても興味を持っていて、色んなことを私に質問して、メモしまくっていました。

「どうして、原宿が若者の街、ファッション街として、こんなに発展したのか、とても興味があります」と言い、

「でも、私が来始めたこの10年の間にも原宿はずいぶん変わりました。外国人観光客の数がものすごく増えた原宿が、これからどう発展してゆくのか、そのこともも興味があります」とも。

日本のファッション関係者も口々に言いますが、ヤーナさんも

「以前みたいに個性的なファッションの若い人たちを見かけなくなりました。みんなおとなしく普通になってきた」と言っていましたが

それでも、キャットストリートのショップに入って、店員さんと話すのは楽しく、ドイツからくる友達も、ドイツでは奇異に見られるファッションでも原宿では堂々と楽しめることを喜んでいると言います。

「とても素敵」と思っている原宿駅舎が建て替えでどうなるのか、ヤーナさんも心配していました。

「東京駅みたいにして欲しいですね」と言い合いました。

原宿に憧れて外国から来る人たちのためにも、原宿駅、素敵な駅にして欲しいと切に思います。

原宿の話題で終始した、ヤーナさんとの時間、楽しかった!

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2017.08.24

『OMOHARA写真展 80’s』@東急プラザ表参道原宿 9月10日までと会期が延長!

原宿の東急プラザ表参道原宿の開業5周年記念の特別イベント『OMOHARA写真展』の第2弾となる「80年代」は8月いっぱいの展示予定でしたが、好評につき、9月10日まで会期が延長されることが決定しました!

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DCブランド全盛期だった80年代を代表するブランドとして、今回は原宿発のタケオ・キクチ、クリームソーダ、マドモアゼルノンノン、MILKをフィーチャーしました。

前々回のブログにタケオ・キクチの写真に関する裏話を書きましたが、今回は「MILK」について。

4階のエスカレーター脇に展示しているMILKの写真は、80年代末に原宿のクレストホールで行われたショーの写真です。

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MILKは70年から90年代半ばまで東急プラザ表参道原宿のある場所にあったセントラルアパートの中に入っていましたが、意外なことに、そのときの外観の写真を一枚も所蔵していなく、MILKの安田あけみさんが仰るには、「あるのは染さんが撮ったあれだけ」とのことでした。

なので、染吾郎さんが撮影されたこの写真は、歴史的にもとても貴重なのです。

(ミルクに限らず、老舗のブランドたちが、昔の写真を案外とっていないことに、何度も驚いてきました)

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4階には、私が東急プラザに入っているブランドからセレクトしてコーディネートした80年代リバイバルの服もトルソーに着せて展示していますが、行かれた方は、そこにあるボードにも注目してください。

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リバイバルを説明するために、以前、見たことがあったコルセットがオシャレな女の子の写真の提供を伊島薫さんにお願いしたのですが、そのとき、伊島さんからきたお返事は、

「ひとみさんがOKならいいですよ」とのことでした。

即行「ひとみさんって誰?」と返信したら、「MILKの大川ひとみさん」と。

えー!この女の子、ひとみさんだったのー?!と驚きました。

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許諾をいただくため、妹さんのあけみさん経由でひとみさんに写真をお送りしたら、ひとみさんも驚き、喜んでくださいました。


展示が始まってからの暑い日、MILKが今年オープンさせたエマージェンシークローズのブランド「VIXEN」のカフェにかき氷を食べに行ったら、ひとみさんとバッタリお会いしました。

会った途端、「あら、ちょうどのんちゃんとゆっくり話したいと思ってたところなのよ」と言われてうれしかった。

私はこのとき立教大学の学生さん(とびきり原宿に、しかも昔の原宿に興味のある)小林君と一緒に行ったのですが、24歳の小林君と(70代の)ひとみさんが違和感なく似合ったので感動のあまり、思わず「並んで〜!」とツーショットを撮らせてもらいました。

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※「VIXEN」の情報→https://www.facebook.com/vixen-products-1170138109761830/


いかにもMILKのラブリーなテイストが盛り込まれた美味しいかき氷をいただきながら、ひとみさんに

「昔の原宿は楽しかったよね〜」と言ったら

「今も楽しいよ」というあっさりした答えが。

「うちに来るお客さんは若い子が多いけど、昔の若い子も楽しかったけど、今の若い子たちも話してると楽しいよ」と。

いや〜、ひとみさん素敵です!

藤原ヒロシさんからもネイバーフッドの代表・滝沢伸介さんからも、若く無名だった頃、いかにMILKのひとみさんのお世話になったかと、尊敬のこもったまなざしで語るエピソードを聞いてきましたが、そのことをひとみさんに言ったら、

「とんでもない!シンちゃん(滝沢伸介さん)にお世話になったのはこっちのほう。仕事を手伝ってもらったり、シンちゃんはセンスが良くて、性格も可愛くてね〜、本当に助けてもらったの。

ヒロシ君は本当にちゃんとしてるからね〜、礼儀正しくて、ヒロシ君はホント、ちゃんとしてる」と。

「伊島さんが、ひとみさんは止まったら死ぬのか、というくらい、いつもエネルギッシュだったと言ってましたよ」と言ったら

「今も動いてるよ。やることもやりたいこともいっぱいあるのよ。だから毎日が楽しいよ」と。

70年代からずっと今に至るまで、ひとみさんがカリスマ的な若者たちから慕われ、尊敬されてきた理由がわかったような気がしました。

私とも写真撮って、と言ったら、「だったらここで」と、ひとみさん指定の場所に移動させられました(笑)。ひとみさんとの初ツーショットです。

緊張気味の私はポーズ、キメすぎました(笑)

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MILKの展示のコーナーには、私が描いたセントラルアパートのイラストも展示しています。

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そして大事なお知らせ!

8月27日の日曜日、13時〜17時まで。東急プラザ表参道原宿の3階エレベーターホールで、写真集「70’HARAJUKU」の販売を行います。

もちろんワタクシ、立っていますので、原宿にいらっしゃる方は会いにきてくださったら嬉しいです!

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しつこくも、会期は9月10日までの延長です!

http://omohara.tokyu-plaza.com/event/detail_4424.html

2017.08.20

古民家で過ごした夏休み@福井

イラストレーター松尾たいこさんと代々木八幡のお惣菜スタンド「ウエトミ」で偶然バッタリ会ったのは8月の頭のことでした。

福井県にあるたいこさんの別荘の「目の前が海」それを聞いた途端、遊びに行かせていただくことにしました。

歴史的建造物や、旧き良き建物がどんどん取り壊されている今、「温故知新」は、私にとってここ数年の重要なテーマでした。

福井には一度も行ったことがなく、たいこさんが何故福井に別荘を持つことになったのか、ほとんど情報のないまま行くことになった初福井でしたが、行ってみたら、まさに私が魂レベルで望んでいた場所であり時間だったことを感じました。

これがたいこさんの福井県美浜の別荘の外観です。

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そして、話に聞いていた通り、目の前が海!

しかも、お盆シーズンだというのに、誰もいない海!

なんとも贅沢な環境!

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部屋に上がった途端、あまりにも好みなインテリアだったので上がりまくり!

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たいこさんの明るい色調のイラストもよく似合っていました。

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着いた途端、この物件をどうやって見つけたのか、誰がリノベーションしたのか等々、質問をしまくってしまいました。

リノベーションしたのは北山大志郎さん。この地域で生まれ育って今もこの土地で土建屋さんをやられている方。

お年寄りが亡くなって、古い建物が空き家のまま放置されたり、解体されてゆくことに心を痛め、持ち主に掛け合うことからスタートさせ、リノベーションしてその良さを分かる人に活用してもらうプロジェクトを立ち上げたそう。

古き良き部分を残して、今的な新しいセンスを取り入れる、まさに「温故知新」の素敵さに感動しました。


お風呂場やトイレも撮りまくって、たいこさんに笑われたけど、昭和な香りのするタイルやガラスをそのまま残し、水回り部分を機能的でシンプルにリノベーションされたセンスは、我が家もこんな風にしたいと思うほどでした。

ターコイズブルーの便器は、滞在中、使うたびに嬉しかった(笑)

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業務用の厨房を入れた使いやすい台所は、見た途端、やる気満々になる感じ。

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ダイニングテーブルは、小学校の図工室で使われていた物だそう。

椅子も小学校の椅子です。

家具もすべて大志郎さんにセンスで選ばれたものだそう。

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昔のガラスって本当に可愛くて美しい。

昔の日本家屋って、今よりもずっと、遊びが施されていたんだなーと感じます。

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庭にこんなものが残されていることにもほっこりしました。

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今や建てようと思っても(建材がなかったり、技術者がいなかったりという理由から)建てられない、でも放置されたままだったり、消えてゆく運命の日本家屋は日本中、どの地域にもあることと思います。

行政がお金をかけて保存するほどでもない、でも景観的にも歴史的にも貴重な建物を、どう保存してゆくか、今にどう生かしてゆくか、それは、民間人である個人の思いがあってこそだと思います。

今回の福井の旅では、そんな思いを持った北山大志郎さんと出会えたことが大きな収穫でした。

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東京で生まれ育った田舎のない私に、素敵な夏を過ごさせてくださったたいこさんに感謝いっぱい!

ウエトミでバッタリだった偶然にもサンキューです!

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↑ここでの出会いが十日後にこうなりました!↓

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また行きます!福井。

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2017.07.19

『OMOHARA写真展 vol.2 80's』 始まりました!

東急プラザ表参道原宿5周年記念のイベント、『OMOHARA写真展』

5月に開催した70年代に続く80年代、今回もディレクションをやらせていただいています。

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キービジュアルは、1988年に達川さんがヒステリックグラマーのタブロイド判のカタログのために撮影した写真。

原宿のど真ん中でのゲリラ撮影なんて、コンプライアンスだの何だのが厳しい今ではありえないことです。

後ろに見える、東急プラザの前身であるセントラルアパートにはバドワイザーのでっかい広告が。

一枚の写真から伝わってくる情報から、80年代という時代の色々が見えてきます。



今回の展示では、80年代という多様化の時代に原宿から起こったムーブメントを紹介しています。

DC(デザイナー&キャラクター)ブランドブームを紹介する中で、原宿にもっとも早い時期からあった、そして今も人気の四つのカリスマブランドをフィーチャーしました。

そのひとつ。タケオ・キクチ。

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菊池武夫さんのブランド、メンズビギのファッションショーで伊島薫さんが撮影された写真を展示しています。

この写真は現在、ドアの大きさのパネルとなってタケオ・キクチに保管されていますが、撮った当時、伊島さんはまだ駆け出しのカメラマンで、メンズビギから依頼されて撮ったわけじゃないというエピソードを今回初めてご本人からお聞きしました。

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メンズビギいた友達から招待状をもらって、買ったばかりの二眼のカメラを持って雛壇の前から三番目くらいに座っていたら、モデルたちの動きが普通のモデルみたいじゃなくて面白いからパチパチ撮っていたと。

モデルはプロではなく、ロンドンのストリートから連れてこられた若者たちでした。

後日、その写真を友達に見せたところ、その友達経由でタケ先生(菊池武夫さん)の目に触れ、「いい写真だね〜」ということで、メンズビギのイメージ写真として使われることになったそう。

モデルに素人を起用したり、まだ無名の駆け出しのカメラマンの写真を採用したり、タケ先生の審美眼とアイデアは流石だったと、40年近く経った今、あらためて感心すると同時に、「面白い」の感性だけであらゆるものが作られていた80年代の空気が懐かしいエピソードでもあります。



今年50周年を迎えるクリームソーダですが、意外なことに、社内には創立者のヤマちゃん(山崎眞行)一人の写真がまったくありませんでした。

「自分の写真を撮っておこうとか、山崎はそういう人じゃなかったから」とプレスの人の弁。

でも、ヤマちゃんの写真は絶対に展示したい。で、探し回ってたどり着いた写真は

1983年に三浦憲治さんが雑誌「平凡パンチ」のために撮影された、ピンクドラゴンの屋上にいるヤマちゃんの写真でした。今回はそのときのアザーポジから起こした写真を展示しています。

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「山崎もテレながら天国で喜んでいることと思います」と、ヤマちゃんを今も敬愛し続けている若いプレスの方が言って下さったのがとても嬉しかったです。



80年代の頭は、表参道の歩行者天国竹の子族、ローラー族が社会現象を起こした時代でしたが、彼らの写真をちゃんと撮っていたカメラマンは意外にも少なく、写真を集めている途中で、「当時、毎週、彼らを撮りに行ってました」と言う女性カメラマンの渋谷典子さんと偶然出会えたおかげで、貴重な写真を展示することができました。

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田村和一さんが撮られた若き日の、当時はパンクファッションだった藤原ヒロシさんのスナップも貴重です。

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今年の2月に天に召されたプラスチックスのトシちゃん(中西俊夫)は、私が運営するリレーエッセイにも「すべては原宿から始まった」と書いてくれました。

田村さんは自分が撮ったチャーミングな若き日のトシちゃんの姿に再会して、言葉に言い表せない気持ちになられたようですが、今回、原宿の真ん中で、みんなに会えることを、トシちゃんはきっと喜んでくれてることと思います。

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カメラマンたちも若かった頃、被写体に愛をもって撮られた若者たちの姿、

40年近く眠ったままだった写真、それらが東急プラザ表参道原宿という多くの人が行きかう場で、その時代を知らない人たちの目に触れることを、写真家のみなさんが喜んでくださってることも、とても嬉しいです。

右にいるのは、この写真を撮られた達川清さん。

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日没後には、同館の6階、おもはらの森で、展示した写真が一挙に見れるスライドショーを上映しています。ビールをまったり飲んで夕涼みしながら是非!

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80年代の写真展は、3階をメインに4階5階にも展示しています。

8月31日まで。

80年代の原宿にいた若者たちの熱気が伝わりましたら嬉しいです!