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極楽せきゅあ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-09-19

[]火星の人

何気なく読み始めて電車とかで読んでいたら、なんといつも乗っている路線のあっしが乗ってるのの一つ前のが人身事故になっちゃって、駅間に1.5時間とか閉じ込められたのでガッツリ読んで読み終えました(笑)。

系譜としては解説でも言及されている「ゼロ・グラビティ」系列であり、地球スケールの無理矢理災害でも陰謀でもなく、科学がストーリーを動かすというものだ。火星に取り残された主人公が、次々に起きるトラブルを知恵と知識の力で乗り超えていく。これがとてつもなくおもしろい。解説にも書かれているけど、この主人公の不屈とユーモアは、修羅場に遭遇したときに見習いたい態度だ(笑)。知恵を武器にトラブルに対峙するときの、あのアイディアを生み出す横展開思考とか、そういう視点からも興味深く読めた。

ちなみに本の帯によると20世紀FOX映画化決定、だそうだ。良い脚本になるといいなあ。

系譜をさらに遡ると、あの名作「渇きの海」にたどり着くと思うんだよね。クラークの中ではあまり有名ではない?けど傑作。この系譜の欠点とでも言うべきものは、なかなかフォロワーが無い、ってとこなんだよな(笑)。

そういえば90年代〜2000年あたりにSFには火星ブームってあったと思うんだけど、そのフラッグシップだったキム・スタンリー・ロビンスンの三部作最後Blue Marsの翻訳って何で出ないんですかね?

Blue Mars (Mars Trilogy Book 3) (English Edition)

Blue Mars (Mars Trilogy Book 3) (English Edition)

なんと、グリーン・マーズの翻訳出たの2001年か(笑)。もう13年も経ってるやん。

ってか今Kindleで買えるんだよな(笑)。ペーパーバック前に買ったのどこかに埋もれているからkindle版買って読もうかなー>Blue Mars

ってか太陽系動乱出るんだねー。

っていやー今時はなんかWebにいろいろ出てるモノで、この太陽系動乱の渡邊利道さんによる解説がWebにありました。

404 Not Found | このページは存在しないか、すでに削除されています

創元SF文庫では、件の〈火星三部作〉のうち、『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』が翻訳刊行され、とくに『レッド・マーズ』は星雲賞にも輝いて好評だったのだが、なぜか完結編となるBlue Marsの翻訳が未刊行なままとなっている。〈火星三部作〉では、物語は二百年に及ぶ長い時間的スパンを有し、本作よりもずっと細やかに政治や自然が描かれており、九〇年代に比べさまざまな社会的矛盾が噴出している現在の日本で、より受容されやすくなっているようにも思われるし、今回ひさびさに長編が紹介されたことでシリーズ全巻刊行の機運が熟すことを期待したい。

キム・スタンリー・ロビンスンの著作って爆売れしてる感じは無いけど、どれも非常に面白いからここはぜひ太陽系動乱の売れ行きパワー(笑)でグリーン・マーズ翻訳を進めていただきたいすね。

2013-01-12

[]勝ち続ける意志力

最近ゲームというものに興味があるので、偶然見かけたこの本をkindleで買って読んでみました。これはかなりおもしろかった。

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

CTFとも相通じるものが多いゲームの世界でプロのゲーマーになった梅原さんが、今はイチローみたいな生活をしているところが興味深いですね。自ら選んだ浮き沈みの中で迷って麻雀や介護に寄り道したりして、その結果たどり着いたのがイチローに似た境地。その課程や惑いがまたおもしろい。

ゲームそのものについてもいろいろと示唆に富んだ文章があって勉強になりますね。

それにしてもkindle paperwhiteは軽いし、画面推移的に集中できてイイネ。電車の中でも読みやすいし。

というか、自分が最近本読むときに集中が削がれている要因っていろいろあるんだけど、途中で目次を読みたくなったり、後書きや著者略歴を読みたくなったり、パラパラ前の部分を読み返したくなったりするのが原因の一部でもあるんだけど、kindleってそういうのがやりにくいから集中できるという逆説的な良さがあっしにはちょうど良いかも。

2012-06-05

[]今読んでる本

まだ読み終わっていないどころか、前半もいいところの最初の方だけど、おもしろい本の予感がしてる。

これまで出ていた関連テーマの本ってどこか極論というか、収まりが良すぎる気がしていたんだけど、この本はそういう疑問から始まってるというか。個別の政策、施策ごとに話違うだろ、ということをじっくり検証しているんだよね。

研究とかしていると収まりが良い理論に惹かれがちだけど、そうじゃないよね、ということを戒め的に噛みしめるための本なのかなーなんて思う。

それにしても、以前歌代さんが「山形浩生ってハッカーだよね」って言ってたけど、その通りだと思うなぁ。遙か昔に「暗号技術大全」という書籍のときに訳業をご一緒したことがあるんだけどね。その頃から、おもしろい本を探してきて本当にサクサクっと訳してしまう、生産性の高さと鑑識眼には恐れ入っていたものです。

2012-03-04

[]県庁おもてなし課

おもしろかったー。すぐ読めたけど。最近こういう短めですぐ読めて楽しい話ってのに癒しを求める傾向があるけど(笑)>自分

しかし、amazonの書評では二極化してて興味深かった。役所の論理がわかってない的な人がけっこう多いしね(笑)。いやーあっしも役所系のお仕事いろいろしたり、民間でも仕事してっけど、結局役人達が自己改革する話だから悪くないじゃんって思いましたけどね。むしろ、この本に批判を寄せている人が多いってことは、現実はやっぱそうなんだろなーと思わせてしまうとか、作品と関係無いところでいろいろ考えちゃったかなあ。

2011-06-16

[]アルゼンチンサッカーの思考力

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なんかサッカー体験を軸としてアルゼンチンの文化や気質について語る、という感じだったけど、とてもおもしろかった。何でもあり得る、何でも起こることを前提として、それを受け入れてあまつさえ利用してしまう器質的なたくましさ=アルゼンチンらしさ、ということなのだけど、こういう考え方には共感するなぁ。

キャンプなんて誰もやってないことばかりだし、毎回理不尽なこと、事業のためとはとても思えないことが起きるし、とりあえずそれを何とかしないと始まらないんだけど、そういうシチュエーションってほんとサッカー的な心構え、アルゼンチンな考え方に学ぶところが多いすね。まあ、誰もやってないことだからこそおもしろいんだけど、最近そのおもしろさを補って余りある(笑)ほど理不尽なこと多いので(以下略。