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枕の下の秘密 

2017-12-31 これから

●公式サイト→ http://kitamurasakiko.net/

f:id:warabisco:20151210232547j:image:w640

北村へのライブ依頼はコチラ☞ kitamurasakiko.info(アット)gmail.com

その他のお仕事依頼はコチラ☞ warabisco15(アット)yahoo.co.jp




《 ライブ 》(予約はいづれも kitamurasakiko.info(アット)gmail.com まで)



3月25日(土)小説『裸の村』発売記念イベント

場所:高円寺円盤 時間:未定 チャージ:1500円+1ドリンク

出演:飯田華子、北村早樹子

飯田華子さんと共著の小説『裸の村』がいよいよ発売になります!その発売日に高円寺円盤でふたりでライブします!これは絶対来て欲しいやつです!


【『裸の村』発売記念ツアー】

4月22日(土)沖縄のどこか

4月23日(日)沖縄のどこか

4月25日(火)大阪西成釜晴

4月26日(水)大阪堀江アオツキ書房

4月27日(木)広島・ヲルガン座

4月29日(土)大阪西成難波屋(昼公演)

4月30日(日)大阪心斎橋キネマトス

☆飯田華子さんと一緒に『裸の村』ツアーまわります! 今からご予定あけといて☆



テレビブロス姉妹誌『Culture Bros.vol.5』発売中!》

コラム『極私的おっさん見聞録』がついに連載になりました! わーい! 巻末に4ページどーんと載ってます。題字は今回も飯田華子さん! カストリ雑誌風のイカした絵&字を書いてくれて素敵なページに仕上がってます。読んでね☆




《月刊官能文芸誌『特選小説』にて連載開始!!》

月刊官能文芸誌『特選小説』にて、北村早樹子の「マイクを握って♡」というほんのりエロいエッセイ連載はじまります! 『特選小説』は岩井志麻子せんせい、森下くるみさん、ドルショック竹下さんと、大好きな方がたくさん書いておられる雑誌なのでたいへんうれしい! これを機にみなさま手にとってみてください! 連載ページのイラストはもちろん飯田華子さんです☆



《北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」》

わたしが連載エッセイや連載小説、コラム、書評などの文章をお送りする【北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」】というメールマガジンがはじまりました。ぜひご登録を。毎月月末配信。無料です。バックナンバーもここから読めます→http://www.mag2.com/m/0001664038.html

2017-02-19 2.13〜19日記

2.13月

朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。

2.14火

朝から普通に労働。出勤途中、新宿三丁目地下道がまた水浸しになっていて、黄色いビニールテープが貼られててなんか警官と警備員みたいなんがめっちゃ出動してて、そんなことはいいねんけど、わたしのお気に入りのかっこいいホームレスのおっさんがいつもの定位置からいなくなってて、大量のお荷物もなくなってて、勝手に心配になる。さて、世の中、本日はバレンタインデーというやつ。ご存知の通りわたしはそういったイベント行事は一切合切無視して暮らさせていただいているので、もちろん今日もただの平日として過ごさせていただいた。なのに、我が労働先には女子から女子へのバレンタインプレゼントを渡してくれちゃう乙女なかわいこちゃんがいて、3つももらってしまった。そのうちの2つはお手紙つき。なんとも女子力が高くてマメでええ子たち。しかーし、そのうちのひとつに聞き捨て(読み捨て?)ならない一文が書いてあったのであーる!「いつも北村さんに癒されてます♡」と、ええーっ! うそやろ〜!? わたし癒し要素あるか!? いや、というか、どちらかといえば癒してなるものかっ! と思って生きている。「癒し」やら「ヒーリング」やらの類には牙を剥いて生きているつもり。すごーく時たまですがわたしの歌を聴いて「癒されました」と言ってくださる方も、まあ、ほんとにすごーく稀に、いらっしゃるのやけど、それも、受け取り方はその人次第やからこちらがどうこう文句垂れる話でもないのやけど、わたしにとっては褒め言葉やなく寧ろ貶し言葉な気がしてしまって、ガビーンって気持ちなのである。今回のお手紙をくれた女の子も、褒め言葉のつもりで書いてくれてるんやろうけど、結構ガチョーンな気持ちになって落ち込んだ。よし、これからは日常的にもっとどす黒いハラワタを見せて行こうと決意を新たにしました。

2.15水

休みやし、映画でも見に行こうとチャリ転がして隣町の亀有アリオへ。この亀有アリオの中に入ってるシネコンは結構穴場でいつ行ってもガラガラ、新宿渋谷とかで見たら混んでるのであろう封切りしたばかりの人気作とかでも、亀有では客5人とかで広々見れるのでいい。というイメージで来たのやけど、マーティン・スコセッシ『沈黙』は殆ど満席?なぐらい混んでいた。平日の昼間の回やのに。レディースデーやから? いやおっさんやおじいさんも多かった。わたしは全くの無宗教なのやけど、この映画がこんなにウケているということはなにかしらみなさん信仰に身に覚えのある人が多いのかなあ、とか思った。というのもわたしはあんまりこの映画、ピンときませんでした。長崎切支丹の人々が迫害され拷問にかけられてそれでも信仰を捨てずに虐殺されまくり、片や伝説的な宣教師として日本にやってきたカリスマやった者が、転向して仏教のお坊さんになってたり、そういう信仰を巡る男たちのドラマって感じの遠藤周作原作のおはなしなのやけど、塚本晋也も窪塚くんもイッセー尾形浅野忠信もめちゃんこ英語流暢やしお芝居もうまいしよかったし、海飛沫の映像もかっこよかったのやけど、根本的な部分で、わたしは神様を持ったことがない人間なので、十字架を支えにし、神様が救ってくれるんやと信じて疑わない、やのに実際にはものすごく拷問を受けて酷い目に合っている、この人たちはアホなんかな? って思ってしまった。帰り道も、なんかやっぱり腑に落ちひんわ〜ともやもやしながら自転車こいでて、しかしはっと、あーわたしの好きな連合赤軍坂口弘に当てはめたら、わかるかもって、彼は死刑囚として東京拘置所の中いまも暮らしているのやけど、もっとかしこくうまい立ち振る舞いをして、ちょっと自分に嘘をついたらシャバに出られる機会はあったのに(当時の仲間たちはそうやって逃げたり、または早々に自殺したりしたのに)、坂口弘は信条を変えず転向しなかったことにより、死刑が決まったまま、いつ執行されるかもしらされずに何十年もずっと独房で生きている。今も生きている。宗教とはまた違うけどなんかちょっと似てる気がした。

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2.16木

今日も休み。ほんとは昨日今日と、ちょっと泊りで撮影が入るかもで休みとってたのやけど、オーディションに落ちましたので暇になり、良い天気でぽかぽかなので自転車ころがして今日は行ったことない西新井の方へ行ってみた。しかし同じ足立区とはいえど結構遠くて、おまけに軽く迷子になったので片道自転車で40分くらいかかって疲れた。足立区は住みやすくてお気に入りやけど、わたしの近所は良い按配の安い飲み屋はたくさんあるのに喫茶店不毛地帯で、でも西新井まで行けば「シルビア」というわたしの好きな古臭いじじ臭い喫茶店があるらしいので行ってみた。西新井駅の少し裏手のパチ屋の2階。はい、パチ屋の2階というのがまず、信用できる! 昨今はどんどん潰れてってるみたいやけど、パチンコ屋が経営してる大箱喫茶店というのは間違いない場合が多くて、昔飯田橋にあった「白ゆり」ってところがすごい好きやって、あと日暮里にある「ニュートーキョー」というところもなかなか良くて、まああえて店名は書きませんがわたしの労働先も同種のパチ屋の2階系なのですが、どーんと広くて無駄にゴージャスなシャンデリアやステンドグラスがあって、コーヒーの味は決しておいしさを求めてはいけない、煮詰まって酸っぱくなってる率が高いのやけど、寧ろそれがいい! そして食べ物メニューが謎の頑張りを見せていることが多い! 西新井シルビアは、なんか重箱に入ったシルビア弁当というやつがあって、揚げもんや煮物やサラダ、それにうどんお稲荷さんがついているらしい! 和洋折衷すぎる! まあファミレスとかにある〇〇御膳みたいなやつやね。ちょっとボリューミー過ぎてわたしは食べれる気がしなかったので頼みませんでしたが。コーヒーはすごく普通の味でした。シルビア週刊誌や新聞の他に、漫画本棚があって、こち亀サラリーマン金太郎がそろってて、店内見渡すとひとりで御膳をつついたり、たばこ吸ったりしてるおっさんはだいたい漫画を読んでいた。いい光景。足立区に完全に引っ込んでここで働くのも悪くないなあと思ったけど、ここは制服が可愛くない、銀行員タイプの黒ベストか〜とか、結構忙しそうやのに時給安いなあ〜とか結構まじで色々考えちゃった。本当は歌詞書こうと思って喫茶店きたのに邪念が多くて一行もはかどらず。反省。

2.17金

朝から普通に労働。夜は浅草へ、今日は仲良しI田さんとそのご両親のお食事会に混ぜていただく日。浅草ついたらまずは一軒目、雷門の裏あたりの酒屋さんがやってる大衆酒場にもうI田家は集っていて合流。何度かライブにいらしてくれててお会いしてはいたけど、I田さん父はとても愉快で見た目もかっこいい60代! 2軒目の予約の時間が迫ってきたのですぐにこの大衆酒場は出ることになって、I田さん父は鞄から新聞紙をおもむろに取り出し、コマエというお魚の残りを包んで持って帰っていた! 新聞のそんな使い方! さすが! で、2軒目は浅草の駅から直結してるのやけどすごく怪しげな地下街にあるベトナム料理屋さん。この地下街が素晴らしくて、天井の配管とかが全部剥きだしのままで、至る所に「就寝禁止」という警視庁の貼り紙が貼ってあって、入ってる店舗もあやしいマッサージ屋さんとかラーメン屋、蕎麦屋。予約してくださってた我らの行くベトナム料理やさんもなかなかあやしげで綺麗とは言い難い。でも人気店らしくてすごく混んでいた。店内はカウンターしかなくて、テーブルは一個だけ地下道に露天のように出ていて、でもたぶんここは特等席な模様でそこへ通していただく。食べながら地下道を見渡せてそれだけでも面白い。ベトナム料理というのをわたしははじめて食べたので、全体的に不思議な味やったけど、カエルさんのお肉とナマズさんのお肉が思いの外おいしくって気に入った。カエルさんの味は鶏肉に似ている。残骸の骨や関節が小さくて可愛かった。食後のベトナムコーヒーもおいしかった。I田さん父は会社まで片道45分ぐらい毎日徒歩で通勤しているらしく、その道中に色んな友達がいるそうで、今週も名前も知らない小さい子どもにいつも会うおじさんとしてバレンタインチョコをもらったらしい。可愛い。それから通勤路にある幼稚園に通ってていつも挨拶してた男の子がいたけど最近会わなくったなあと思ってて、ある日街を歩いてたら自転車に乗った少年に「おじさん!」と声かけられて、振り向くとあの幼稚園児やった男の子が小学生になって自転車を見せながら話しかけてきたそうな。ええ話や〜。楽しくおしゃべりをして、不思議なごはんを食べて、とても楽しい時間やった。I田家はお父様とお母様がとっても仲良しで、ごくごく自然に「あーん」をやっていて素敵やなあと思った。ご両親と別れてI田さんと二人で足立区へ戻り、まだ時間も早いので我ら行きつけの飲み屋Kで閉店まで飲んで、それからガストへ行ってさらにおしゃべりしてこちらも閉店2時で追い出され、今日はまことにたのしい日やった。

2.18土

カエルさんやナマズさんのお肉を食べたおかげか、ガストドリンクバーコーヒーを飲み過ぎたおかげかわからんけど朝になっても全く眠れず、眠り薬も全然効かなくて、身体はだるいのに目と脳はランランって感じで困った。カエルさんやナマズさんは覚醒効果があるのやろうか? 家で一日だらだら過ごした。特選小説の原稿をちょっと書き出して途中であんまり面白くないわと思って消した。

2.19日

特選小説の連載原稿は明日が締め切りなので今日こそはっと、ちゃんと書いた。あとは洗濯したり、ちょっと次の映画の劇伴をピアノ弾いて作りかけたりして、あとは読みかけやった本『仁義の報復〜元ヤクザ親分が語る埼玉愛犬家殺人事件の真実』を読了。この著者の元ヤクザ親分、俺はチャクラが開いている!とかゆって瞑想してる写真を扉で使いまくったりしてて、ぷぷぷってなりながら読んだ。山崎永幸は関根元に巻き込まれたちょっと被害者的な見方を今までしてたのやけど、この本によると自分から警察に司法取引を申し出て刑期短くしていたり、結構悪い奴らしい。ほんまかな? 関根元の、カタギやのに人の命を屁とも思ってない殺し方やバラし方の鬼畜性を、彼は山窩サンカ)の末裔やったんではないかという書き方をしてるのやけど、そういう見方は面白いけど、これもほんまかな? というか、すぐ瞑想するしオーラとかチャクラとかゆうし、ぶんざえもんとかいう変な霊媒師連れてきたりする、そういう人の書くものはなんかやっぱり、半笑いで読んでしまうよな〜というのがわたしの感想でした。関根元も風間博子もご近所の東京拘置所にいると思うと、わくわくしちゃうね。数年前に見に行った死刑絵画展の風間博子の絵が忘れられへん。穴の底に裸で膝まづいてる女の人の、足の裏だけ真っ白で、タイトルが『潔白』やった。

2017-02-12

2.6〜12日記

05:04

2.6月

朝帰りしたので一日ぼんやり呆けていた。夕方変な電話がかってくる。登録してない知らん番号やったけど、1年半ぐらい前に一度アイホンの電話帳が突然消えてすべての連絡先を消失した事件があったので、登録されてないけど知り合い率が高いのでそれかなっと思って電話をとってしまった、ら、結論からいうとただのセールスであった。しかもジュエリーの。なんかアクセサリーの展示会が横浜であるという案内を説明してきて、わたしも暇やったので話を聞いてあげてしまって、しかし、この電話をかけてきてる男がすごいおもんないやつで、おもんないにも関わらず何故かそいつは自分のべしゃりに自信があるようで、要所要所で「ね、おもしろいでしょ?」と問いかけてくるのである。わたしは嘘がつけない人間なので、そう問われる度に「……」と沈黙し、おもろくないぞ、という空気を出しているにもかかわらず。展示会にきたらもれなく幸運を招く石が入ったブレスレットをプレゼントしてくれるらしい。心の底からいらん。「おねえさん、彼氏はいます?」と聞かれ、間に合ってますと答えると「あら〜僕募集だったんですけどねウフフ。あ、僕おもしろいでしょ?」いや、全然おもんないわ! と終始そういうサムいノリなのである。そして「おねえさんはきっと将来エンゲージリングをプレゼントされることがあるでしょう、それが本物か偽物か、だったら、本物がいいでしょう?その本物を見抜く方法を、展示会に来たら教えてあげます!」いや、教えてくれなくていいです!全く興味がないです!というか、もしも愛する人からプレゼントされたエンゲージリングが偽物やとわかって、だとしたらどうやねん!偽物なので受け取れません、とかゆうんか?愛する人がプレゼントしてくれたものやったら、針金でもうれしいわ!折り紙で作ったもんでもうれしいわ! ってわたしは思うのやけど、世間一般はそうではないのか? 世間一般はエンゲージリングが偽物とわかった時点で別れるの? えっわたしの常識がずれてるのか? ということはこいつのべしゃりはおもろいのか? 一応こなれた巧みな話術で喋ってる風情は出している、まあ実際こういう電話を毎日かけまくってるのが仕事なのでしょうから、実際慣れているのでしょう、しかし、1ミリもおもしろくない! それが衝撃です! でも、もしかしたらこんなもんなのかもしれんね、おもんない癖に自分はおもろいと思ってる人間が圧倒的多数の世の中なのでしょう。そう思うと絶望的になるけど、でもわたしの近しい周囲にはこの手のおもんない人間はいないからよしとしよう。いや、おるか、おるにはおるなあ。でもその手の人間には絶対お近づきにならないよう努めている。これからもそうしようと改めて思った。通話時間8分59秒。わたしの人生の無駄にした時間が8分59秒加算された。しかしジュエリーとか、幸運を招くとか、つくづく興味が湧かない。1ミリも価値が見い出せない。

2.7火

昼間は家でだらだらして、夕方から渋谷。ちょっとうろうろして夜はアップリンクへ、出演させていただいた神蔵美子監督の映画『雪子の部屋』の試写会?というか発表会?のような会に伺う。自分が演技しているさまを大画面で見るのは、醜形恐怖症の人間にとっては結構拷問で、うえーん自分きもいよ〜と終始そんな気持ちやったけど、映画自体は不思議な面白い作品になっていた。台本も、自分の出演シーンだけしか知らなかったので、最後がどんな結末かもわからず見ていたのやけど、まさかの終わり方で、キュートでファニーな仕上がりになっていた。主演の金子清文さんがとっても色っぽく、小林麻子さんもとっても美しくって、ああ、役者さんってやっぱり違うなあと思った。神蔵さんは写真家さんとしてすでにばっちりキャリアあられる方なので関わっていらっしゃる方がわたし以外全部豪華で、その面々が客席にたくさんいて、お隣は元BURST編集長ピスケンさん、後ろは末井昭さん、前には南伸坊さん南文子さん、と、きゃあ〜って感じやった。試写会は何本も連続で上映される感じで、わたしは隣のピスケンさんが立ち上がったのでみんな神蔵さんのだけで帰る感じかと思っていて、一緒に外に出てしまったら、金子さんたちやほかのみんなは最後まで見ておられるみたいで、でももう一回中に入る勇気もなく、なんとなく流れて駅までピスケンさんと兵庫さんと末井さんとご一緒に帰った。

2.8水

お昼に飯田さんが我が家にやってきて、一緒に飛行機とバスのチケットをネット予約。そう、春に我ら、共著の小説『裸の村』刊行記念して、かつてない大ツアーに出ますのです。沖縄大阪広島大阪。10日間7公演、結構なロングツアー!(当者比)初の沖縄! 飛行機を色々調べてたら、すごい安いのがあって、東京沖縄間が3300円ってのが一瞬出てきて、おおって思ってしかしなんか、わくわくプランとかゆうふざけた名前で内容がよくわからんかったから飯田さんが電話して問い合わせたりしてくれたら、次の瞬間にはそのチケットはネットのページ上から消失し、一気に料金が倍に跳ね上がっていた。ファック。でもまあ、7000円でも十分安いかあと思い直して予約。それから帰りの沖縄大阪分も予約し、大阪広島のバスチケットも予約し、調べたり予約情報入力したりしてたらなんやかんやでふたりとも結構疲れる。旅行が趣味の人って、こういう行程も楽しんでやってらっしゃるのであろうか。尊敬。なんとか終わって、それからふたりで高円寺へ、円盤のT口さんのもとへ、小説『裸の村』のゲラを戻しに行く。時間かかったけど、その分相当凝りに凝った超特殊装丁の面白い本に仕上がりそうであーる。たのしみ。円盤を出て、飯田さんと高架下のねじりハチマキの可愛いおじいちゃんがやってる居酒屋へ入って軽く飲む。そういえば我ら、電車内からとある特定の人へ向かってとてもむかついていて、いや、むかつくとゆっても別に直接何をされたというわけでもないのやけど、なんか、こう、一応人前に出てパホーマンスをやっている人間として、舐めてる人間に出くわすとそれなりにファッキンな気持ちが膨らむのであーる。とはいえ、わたしたちはその方の舐めたやり方に怒りを覚えているのやけど、その方を支持していらっしゃる方も結構いらっしゃるのは事実なので、これはただの趣味の問題? なのかもしれない。しかしあんな無意味なものがウケる世の中なのかと思うと絶望的な気持ちにもなる。むかつくけど、こういうファックな気持ちは今度コントやラップに込めよう、ということで飯田さんはこれからザギンでお仕事なので、早めに帰路。

2.9木

朝から普通に労働。最近不眠症がほんとにひどくて夜全然寝れなくて、その分電車ではよく眠れておかげで朝から寝過ごす。目覚めたら終点代々木上原。乗り換え駅はとっくに過ぎている。とはいえいつも早めに家出てるので引き返しても遅刻はせず。その他は特筆すべきことはなし。

2.10金

朝から普通に労働。昨日タッグを組んでいた相手がインフルやったと発覚。焦る。わたしは持病が自己免疫疾患という種類のやつで、免疫抑制剤という薬を常に飲んでいるせいで、あらゆる病に超感染しやすいと言われている。本来あんまり菌が飛び交っている場所へは行ってはあかん、という説もあるのやけど、そんなことをゆっていては労働も出来ないし、労働出来なければ家賃も払えないし莫大な医療費も払えない。なので構わず菌の巣窟のような満員電車にも乗りまくるし、大都会で労働している。こうゆうのは気の持ちようやから、大丈夫大丈夫意外とうつらへんもんや、と普段は思ってるのやけどしかし、狭い空間で長時間タッグを組んでいた相手がインフルやったと聞けば、やはし焦る。帰って熱を計りまくる。3時間おきぐらいに計る。こうみえてとても気が小さい人間なのである。せやけど何回計ってもお熱は安定の35度台。あっ意外と大丈夫かも。

2.11土

しつこくお熱を計りまくる。なんかお熱計ることに夢中になってるだけのような気もしてくる。何回計っても安定の35度台。しかし念のため今日は堂々と引きこもりましょう。おうちで読書。

クラウドガール

クラウドガール

姉妹が自殺した小説家の母親の呪縛に煩悶しているお話やった。金原ひとみはいつも、現代っ子の、中でもチャラくてバカっぽい渋谷のクラブで遊んでセックスに明け暮れているような少女を題材に用いるけど彼女たちのほんまの闇をさらっと描いてわたしのような正反対のところにいる人間に超わかりやすく教えてくれるから新刊は毎回読んじゃう。今作も面白かったけどでも金原ひとみは『マザーズ』がいちばんすごかったなあ。

少年聖女

少年聖女

鹿島田真希は確か敬虔なクリスチャンで、それも高校生の時に自分の意志で入信したという筋金入りな感じなのをなんかのインタビューで読んだけど、これも信仰が絡む、とゆってもベースは恋愛というものが如何に醜悪なものかを結構古臭い書き口(←褒めている)で描いたお話、とわたしは思った。ショーパブで働く男装の少女と、彼女に惹かれていく蒲鉾工場員の男の恋愛なのやけど、わたし男装の少女でもないし蒲鉾工場員でもないのにどっちの精神もめっちゃわかるわ〜って思って、恋愛ってとっても醜くてめんどくさくて困る、でも囚われてしまうね。

これはまだ読み始めたばっかりやけど、わたしの好きな埼玉愛犬家殺人事件について、ボデーを透明にして殺された被害者のヤクザ親分が書いた本なのやけど、この著者がヤクザ親分な上に初っ端から「俺はチャクラが開いてるから人間の本質が見える」とか書いてて、何かとすぐ瞑想するし、今のところ事件本というよりただのオモシロ本。わたしは完全無宗教で全く神を信じたことがなくて、だからそういう信仰とかチャクラとか出てきたら、疑うか半笑いで楽しむ、みたいな歪んだ読み方をしてしまいます。

2.12日

いや〜眠れない。時間はあるのに眠れない。どうやったら安眠というのは訪れるの? 泥のように眠りたい。眠れないので最近すぐユーチューブみる癖がついてて、わたし野性爆弾くーちゃんが好きなのやけど、くーちゃんはまじで天才と思ってて、作るコントもいかれてる面白さやし、美術も、手作りお面とか小道具のクオリティが半端やない、そしてめっちゃシンプルにおもろい名曲の歌もいっぱい作ってるし、ロケ番組がめちゃくちゃおもろい。トーク大喜利も全部おもろい。寝転んだままおなかちぎれるぐらい笑ってくしゃみしたら、またしても肋骨がバキっときて、あっもしかしてこれ、また肋骨捻挫? うそでしょ〜。寝転んだらどの態勢も痛いから余計に眠れなくなってしまった。あほすぎる。今日は昼からI田さんが来て、月末にI田さんが出るお仕事の相方として呼んでもらえることになったのでその相談、という名目で普通に楽しく家で飲んだ。いや、ちゃんとお仕事の相談や打ち合わせもしました。夜には今年の頭に大バンドでやったライブの映像を3曲分、撮影&編集してくれたサカイさんがyoutubeにアップしてくださった。大バンドライブの映像がネットに乗るのは初ですので、ぜひ見ていただきたいです☆豪華に3カメで撮ってくださってたので美女揃いのメンバーたちの抜き映像もありますぜ。こちらから〜

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2017-02-06

1.30 〜2.5日記

09:51

1.30月

なんかすごく良い天気であたたかい。昼から自転車ころがしてI田さんちへ行く。まずはふたりでひいこら内職。我らのコントDVDですが、あれ手作りなのでブックレット(とは名ばかりの文章が載った紙切れ)を折り込んで入れ込んで、盤面にマッキーでタイトルを書いて、というのを自分たちでやっていて、今日は200枚分ほど作った。で、そのあと母親教室でお披露目する新コントを相談しながら作る。I田さんがすごいおもしろい設定を発案してくれて、純喫茶SMショウをやることになった。普段はわたしはなんとなくいつもM役側になりがちですが、今回はわたしがS役! ふたりで身近にいるモヤモヤ苛々する対象をノートに書きだしていって、それらのワードを使ってこてんぱんに言葉責めします。結構おもしろいコントになったのではないかな! それから新曲ラップの練習。今回の曲は振付がしっかりあるので、ふたりともひいひい息切らしながら踊って歌った。いい運動になった。運動したあとはお勉強の時間。お勉強? というか今週の母親教室では今までのようにだらだら雑談ではなく、しっかり日本史と照らし合わせながら、なぜ我らがこのような出来栄えに育ったかということを検証しいくはじめての試み。ところでI田さんは打ち合わせしながらのメモがすごい上手! 手際よく高速でメモっていくI田さんを見てすげーと漏らしたら、これは塾教育の賜物ですね〜とのことでした。わたしは塾に行かなかったたちなのですがあのスキルは身につけたかった。途中から家飲みしながら、夜までずっとしっかり打ち合わせして帰宅。

あ、本日の夕方、メルマガの最新号が配信されました。「誕生日抵抗日」という真面目なエッセイと、映画「まんが島」の熱烈なオススメ文を書きました。こちらから、登録無料なのでぜひ〜。http://www.mag2.com/m/0001664038.html

1.31火

朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。

2.1水

飯田さんと共著の小説『裸の村』の文字校正ゲラをねっとり読みまくって赤ペン入れ。我ながら、なかなかおもしろい小説に仕上がったぜって気がしている。別件で某誌の連載のゲラ戻しの件で、ちょっとひと悶着。わたしはたとえ相手が友人知人であれど、仕事のやりとりの場合はわざと仕事っぽくやりとりするようにしてて、何故ならこれまでにも友人知人の延長で遊びののりでやりとりしていたら全部がなし崩し的になあなあになっていき、仕事をしてくれなくなっていったしょっぱい記憶があるからで、今回の悶着もだんだんそんな予感だったのでこれはいかん流れやど! とちょっといじわるかもしれんけど釘を刺そうと試みた、糠に釘になってなければいいのやけど。夜はコントのセリフ覚えに精を出す。

2.2木

朝から病院デー。いつものように血を注射器4本分抜かれ、おなかに高級お注射を打ってもらったりしていたのやけど、わたしのお気に入りの看護婦さん、今日ひさしぶりに見たら、名札の苗字が変わってて、白髪がものすごく増えていた! どうしたんやろ急に! 離婚して気苦労が?! もしくは結婚して気苦労が?! どっちかわからへんけどこんな短期間にあんな髪真っ白なるのはなかなかや。と勝手に余計な心配をする。診察終わって会計待ってたら、「受付終了5分前なのに、もう終了の札をだしてるけど、どういうことだ!」と言っておっさんが殴り込みに来た! えええー! 見たところ太り気味のサラリーマン風情のスーツのおっさんやねんけど、すごい剣幕でずっとダダ捏ねていて、おかげで受付&会計業務が全ストップして、みなさんで謝罪劇をはじめたので、結果的にものすごーく待たされた。無駄に待たされた。病院終わって大量のお薬も受け取った、今日は夕方から銀座でちょっと某オーディションにお声かけてもらって伺うので、いったん足立区帰るのもめんどいから、この近辺の喫茶店でも行って時間つぶそ、とまずは病院近くの喫茶ヘッケルン。ここはキュートなおじいちゃんマスターとおばちゃんがやってる小さい喫茶店で、手作りプリンが有名。コーヒープリンのセット注文。手作りプリン、ほんとに素朴な、茶わん蒸しぽい卵感のプリンでおいしかった。コーヒーもおじいちゃんが一杯ずつサイフォンで入れてくれてとってもおいしい。カウンターでプリン食べてコーヒー飲んで、読書でもしよと思ってたけど、結構繁盛してて混んできたのであんまり長居せずに早めに出た。そうそう、このお店、壁に「寝ないでください」とマジックで書いた黄ばんだ画用紙が貼ってあって、トイレにも「きれいにね✿」ってマジックで可愛く書いてあった、こういう感じ好きやわ〜っと和んだ。虎ノ門から新橋の方へ歩き、新橋駅前ビルの地下にあるパーラーキムラヤという喫茶店へ。ここはわたし東京でいちばん好きかもしれない喫茶店。椅子も赤くてかわいいし、メニューも豊富でデザートも大きさもお値段も手ごろでね、いいお店。昔Rちゃんが汐留に住んでたときによくここで待ち合わせてだらだら長時間居座ってお茶していた思い出の喫茶店。Rちゃんは結婚して西へ嫁いでしまったのでしばらく会っていません。元気かな。さっきプリン食べちゃったから今日はアイスコーヒーだけ頼んで、夕方までコントのセリフ覚えたり、オーディションのセリフ覚えたりした。夕方から銀座の某所へ、ちょっと厳重な守秘義務があるので詳細は全く書けないのやけど、某企画のオーディション。去年末もオーディション的なやつ伺ったけどそのときは他の人と出くわさなかったのであんまりオーディション感なかったけど、今回は大部屋に何人もかわいこちゃんたちが待機してて、順番に呼ばれて隣室でカメラと監督さんの前でオーディション、て感じで、なんかこういう環境にくるのはじめてなのでどきどき。というか、わたし以外、こう、なんというかいかにもタレントさんや女優さんやモデルさんちっくな、小顔で華奢な美人さんばっかりで、わたしひとりちんちくりん不細工が紛れ込んでてちょっとウワーンて感じの気持ちになった。オーディション自体はわりと楽しく終了。終わって夜は駒場東大前、アゴラ劇場へ、K井さんに連れてっていただいて庭劇団ペニノの『ダークマスター』を見た!いや〜ヘンテコなお芝居やった。開場して客席、すでにもう匂いがすごい、劇場ではなくって、ごはん屋さんの匂い、たぶん油の匂いがぷんぷんしている。ステージには台所のセットがあって、お芝居が始まるとそこでまじで役者さんが料理をしまくるんである! 火を使って鍋を振って、時にはフランベまでして、オムライスナポリタン、ヒレステーキ、コロッケ定食、肉野菜炒め定食、なんかが本当に作られて、役者さんがまじで食べる。それから客席、一人片耳ずつみんなイヤホンが配られており、それを装着して観劇すると、耳からダークマスターの指令が聞こえてくるシステム。なんか所謂普通の演劇の概念はぶっつぶされているような状態で、なんともヘンテコな体験やった。終わって、打ち上げにお邪魔させていただいて、初演時のお話きいてたら、K井さんはこの『ダークマスター』の初演時ダークマスターに任命されてマスターをやる役をしてらしたのやけど、初演時はもっとすごくて14品目も料理しないとあかんくて、おかげでフライパンを両手で振るというテクが身についたらしい。ほんで演劇といえどほんまにそんだけ料理するので、仕込みがまじで本物の洋食屋ばりで、開場の4時間前に入って、自らキャベツ切ったり仕込んでらしたそう。すごい! マスターは耳からのダークマスターの指令を聞き、カメラで動きもずっと監視されている設定なのやけど、これ、実はわたし自分の労働時の体制と一緒やんってあとあと気が付いた。労働中はインカムを耳につけてて、下の階の店長や社員からの指令が聞こえてくるし(マイクもついてるから逆にこちらから指令も送れるのやけど)、防犯カメラわたしの動きはどこかで監視されているシステムやし、結構一緒やん! とか思った。おはなし伺ってたら、ペニノ主催タニノクロウさんは脚本ていうのをちゃんと書くようになったのは最近らしく、初演時は料理の順番とかの段取りがズラーと書かれた紙だけ渡されて稽古はじまって、セリフなどは口頭で伝えらえて決まっていくという作り方をされるらしく、そそそそんな演劇があるのか! と色々目から鱗な感じやった。32歳にして、また新たなおもしろいものを知りました。ペニノ、これからも見たい。

2.3金

朝から普通に労働。わたしはたいへん影響されやすい人間なので、インカムをつけると早速ダークマスターごっこがやりたくて仕方がなくなり、しかしそんなんが通じる相手なんて労働先にいるわけがないので歯がゆい思い。厨房内で働いてるときなんかは、勝手にマスターになった気になって妄想に浸ったりしてニヤニヤしながら働いた(注:周囲に怪しまれない範囲です)。労働も、ちょっと観点を変えると途端に愉快になるものです。労働終わって帰宅し、夜は明日の母親教室のコントの練習をひとりで家でやった。

2.4土

昼に飯田さんが我が家にやってきて、新作コント「純喫茶SMショウ」の練習。何故かいじめられたり何かとM役になることが多いわたしですが、今回はS役で、飯田さんを縛ってコテンパン言葉責めしまくるのやけど、やってみると楽しくて、新たな快感が芽生えかける。しかしわたし大阪弁でサディスティックに言葉責めしまくると、女王様というよりミナミの帝王な響きになってしまって、これはどうなのやろう? というか大阪弁ていうものがたぶん、女王様には向いてないと思う。大阪弁コッテコテで言葉責めするとどうしても柄悪いアウトローみたいに聞こえるのです。大阪には難波秘密クラブという有名なSMクラブがあるのやけど、あそこの女王様は果たして大阪弁コテコテでやってはるのやろうか? とか気になりだした。コントと新作ラップの練習もして、トークも打ち合わせもして電車に揺られてよるのひるね入り。到着すると店主かどちゃんがドヤ顔で座っておられ、そう、お気づきの方がいらしたかどうかわかりませんが、よるのひるね、ちょっと綺麗になったのです。かどちゃんは掃除婦をやとって時々掃除してるみたいで、それから異臭問題も改善するべくハッカを振ったりしてるそう。確かにちょっと綺麗になったかもね☆ 今回はお客様少な目やったので、客席もぎゅう詰めでしんどい感じじゃなくわりとゆったり見ていただけたのではないかな。もう8回目になるこの母親教室、今回は飯田さんとわたしたちの祖母の代からのエピソードと時代時代の事件などを照らし合わせた年表を飯田さんが作ってくれて、母親→子への脈々と継がれる何かしらを検証したり実験的なスタイルでお届けしました。終わってふたりで足立区に帰り、打ち上げと称して白木屋で反省会。そう、真面目な我らは結構いつも、今日はどうやったのやろうか……と反省会をしている。2時半くらいまでおしゃべりして、明日もライブなので早めに帰宅。

2.5日

昼に飯田さんが来訪。本日のライブのコント部分を通し稽古的なのをする。ラップもギンギンでやる。今日は楽しいライブになりそうである。雨が心配ddやったけどぎりぎり持ちこたえてくれて、ふたりで神保町。コントの立ち位置などを決めてリハ。ラップはぶいぶいでやりたいので音なども入念気味にリハ。対バンのひさつねあゆみさんがいらして、ひさつねさんはテレビモニターやらファミコン? みたいなレトロなゲーム機器とかをいっぱい持ってきてらして、何をやりはるんやろ! リハ終わり、近所にある我らがベローチェでお茶しながらセリフ合わせ。そろそろ開演って時間に試聴室戻ると、すごいお客さんぎゅうぎゅうにおる!しかも酔っ払いの感じのお客さんが多い模様。ひさつねさんもライブ中にがんがんお客さんに突っ込まれてて大変そうやったけど、切り返しも上手やった。しかしパフォーマンスはアバンギャルドすぎてわたしはちょっと???て感じやった。のやけどでもなんか、色々考えた。我らIKAZUGOKEまずは飯田さんの紙芝居、「虹川虻子」や「ポケモンGOに捧ぐ」それから「富士山」。飯田さんがはじめて作った紙芝居らしいけで、もう何度目か拝見してるけど、観客黙らせて引き込むパワーがすごくて、さっきまで突っ込みいれてきてたチャチャ入れてくる酔っ払いたちも次第に黙ってゆき、その光景がかっこよくて感動した。その後わたしのソロをちょっと歌って、ふたりでコント。広い場所でコントやるのはやっぱり楽しいし、ラップもがんがんに踊れてゴキゲンだった。物販もまあまあ売れた! ありがたい! 向かいの中華屋さんで、本日カメラマンしてくださったS井さんと、見に来てくれたU崎さんと4人で軽く打ち上げ。そして足立区に帰ってまたまた昨日とおなじ白木屋で4時過ぎまで飲んだ。

2017-01-30 1.23〜29日記

1.23月

朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。

1.24火

朝から普通に労働。I田さんが一昨日貸した『夫のちんぽが入らない』を早速読んでくれてブログに感想文まで書いてくれていて、おなじ本を読んでも観点が違うなあと色々おもしろい。ちょうど次号の特選小説連載の原稿の件で、担当編集O高さんと、イラスト担当I田さんとでメールやりとりしていて、O高さんが、そういえば『夫ちん』読みましたよ! と興奮気味に書いておられて、そこから3人でものすごく踏み込んだ性の話で盛り上がる。わたしはこだまさんの夫さんの情けない感じがちょっとイラっとする部分があったのやけど、ふたりはわりと夫さんの気持ちもわかるという感じで寛大。ほかにもかなり踏み込んだ、というかわたしがなんでも包み隠さず綴っているように見えるんであろうこの日記にも書けないレベルの性の話で熱い三者メールが弾む弾む。(ちゃんと連載コラムのやりとりもしています)

1.25水

実は心配事があって気持ちが沈んでいる。けどそれはこんなところにぶちまける話でもない。昼から渋谷映画美学校試写室で守屋文雄監督の映画『まんが島』のマスコミ試写会に伺う。わたしマスコミの人間ではないのであんまり試写にお声かけていただけることもないのやけど、この『まんが島』は宣伝のH谷さんにもメールいただいて、それから偶然労働中にこの『まんが島』会議をしている役者さんたちに遭遇して試写状をいただいたりしてて興味深々やったのやけど、いやはや素晴らしかった! 待ってました〜という感じの映画やった。髭も髪も伸び切った汗臭くて泥臭いおっさんたちがこれでもかってぐらい肉迫してくる107分、たいへん元気が出た! おっさんたちは無人島で、蛇やヤギに原稿汚されたり食われたり身体も噛まれたり、食べ物もないし紙も墨汁もなくなって、石を叩いて削って煮て墨汁を手作りするという原始人のような暮らしをしながら、命がけで漫画を描いている! その漫画執筆シーンの迫力というか臨場感もすごかったし、おっさんたちは汚いのにすごいまばゆく輝いていて、人生を棒に振ってでもやらないといけないことがある! と信じて疑わないそのまなざし、情熱、ああ、わたしには全部ないけどすごくまぶしくて、これはきっと男の子にしかないものなのやろうって羨ましくもあって、この興奮は30日夕方発行の北村早樹子メルマガhttp://www.mag2.com/m/0001664038.html)でこってり書くので、そちらをお楽しみにです。映画は3月25日新宿ケイズシネマから公開はじまるそうです。予告編↓

D

1.26木

『まんが島』に元気もらったはずが、朝から心身ともにあかん。痛い痛い病が左手にどーんと出てお薬もなかなか効かないし、ひさしぶりに頭痛もぎんぎんやしどうしてくれよう、うーんって電車を何本も遅らせてこれ以上遅いのに乗ったら遅刻っていうぎりちょんのやつに乗って労働へ。痛いわ〜ってでも出勤してみるとそんなんもゆってられず、新人さんとタッグでランチのラッシュを乗り切らないとあかんという試練。いや〜がんばった、わたしがんばったで。よぼよぼと帰宅して、頭痛をとばすために寝たろと思うも寝転んでいても眠れず。起きてメルマガの原稿を書いたり、くたばったりしながら、夜、やっぱり眠れず。ひさしぶりに3時ごろ、深夜徘徊に出る。めっちゃ寒いけどどうせ家の中も寒いし布団かぶってても寒い。でも拘置所のまわりを歩きながら、独房はもっと寒いんかな、布団もぺらいやろうし、塀の中で坂口弘さまも眠れぬ夜を過ごしているかもしれへん、とか思って、あと麻原も、木嶋佳苗ちゃんはきっと男から差し入れられた良い毛布にくるまってるやろうからよく寝てることでしょう。そんなことを思いながら、しかしこの辺はこの時間、誰もおらへんしほんまに真っ暗。ちょっとわたしですら怖い感じ。びびりながら帰った。

1.27金

メルマガ用の原稿二種をしこしこ書く。結構はかどる。曲も作ろうかとピアノ触ったけどあんまり乗らなくてあかん兆しやったのであきらめる。最近漬物にはまってて、元から漬物は好きやねんけど、スーパー行ったら漬物コーナーで目がランランになって散財し、常に冷蔵庫にタッパ3つ分くらいストックしている。去年までは一人の時はお菓子ばっかり食べてたけど、今年からは漬物ばっかり食べる予感。大根1本分とか一回で平らげてしまうからね。塩分すごそうやけど、お菓子ばっかり食べるよりはましかな? 一応野菜でしょ。自分で漬けたりした方が経済的やったりするんかもしれんけど、ぬか床とか育てられる気がしないし、市販のやつの方がケミカルな何かしらのうま味成分がきいててやっぱりおいしいし。眠れぬ夜に漬物をかじってyoutube見るという腐った夜の過ごし方をしている。すごい気になるyoutuberを発見し、自らを金髪の異端児と名乗っている、自意識過剰の兄ちゃんなのやけど、わたしの好きな西成の、ずっと気になってるけど潜入する勇気はなかった場所にがんがん潜入していってて、某キチ〇イ教会の日曜礼拝とか、無料シェルターとか、炊き出しに並んでおかゆたべたり、釜ヶ崎相撲大会に出たり、空き缶拾いしたり、活動はなかなかおもしろくて、でもいかんせん喋りがめっちゃチャラいギャル男な感じでむかつく、見れば見るほどイライラする、のやけどなんか見てしまう、というスパイラルに陥って、夜な夜な漬物かじりながら見ています。ああ腐ってるねわたし

1.28土

お昼に池袋でC子せんせいと待ち合わせして、デパ地下へ。今日は最近ご出産した漫画家DショックT下さんのおうちへこんにちは赤ちゃんをしにいくので、お乳によさそうなお土産をふたりで選ぶ。調べてみると授乳中のお母さんはお乳が詰まるから食べられないものが結構あるみたいで、バターや生クリームなどの油分はよくないからケーキとかは×、もち米あかんから和菓子もむずい、とかで悩んだ挙句、ちょっと高級そうなドレッシングとジャムを購入。それから綺麗なフルーツゼリーも買って、C子せんせいはお寿司も買って、西武池袋線に乗る。某駅でおりてとことこ歩いて、Dさんちに到着。ちょうどお風呂上りにお乳をあげているところやった。赤ちゃん、小さい! まだ生後10日なのに、髪の毛がすんごいふさふさ。髪の毛だけじゃなく、背な毛もふさふさで可愛い。知らんかったけど赤ちゃんは生まれたての時は背な毛とか結構色んなところに産毛がしっかり茂っているらしい。そして次第に抜けるらしい。どうでもいいけどわたしはもう三十路ですが結構背な毛があって、というか20代後半くらいから突然背な毛が濃くなって、しかも抜けていかないし、結構コンプレックスなのです。赤ちゃんはとっても大人しくて、どきどきしながら「大阪のおばちゃんですよ〜」とか言いながら抱っこさしてもらった。赤ちゃん、あったかい! Dさんから妊娠中のおはなしや出産時のおはなしを聞いたりしつつ、でも結構ひさしぶりに会ったけどDさんは赤ちゃん産む前も、産んだ後も、変わらず今までの面白くてかっこいいDさんのままでなんだか安心した。数か月前にM下Kみさんちにこんにちわ赤ちゃんしに行ったときも、Kみさんは以前と変わらずいつものKみさんのままでとっても自然に母親をしていて、そうか、わたしのまわりのかっこいいおねえさんは、自然現象として孕み、産み、育てていらっしゃるんやなあと思うと、自分がこんな、「産まず嫁がずのIKAZUGOKEです☆」とか名乗ってるのがちょっと恥ずかしくなった。けど、わたしはきっとこれからもIKAZUGOKEでしょう。Dさんが搾乳をするところを見せてくれて、搾乳というのは搾乳機というちょっとオトナのオモチャ感のあるお乳搾りマシンをおっぱいに装着し、哺乳瓶にためていくことで、搾乳前・搾乳後のお乳まで触らせてくれて、すごくパンパンやったおっぱいが、搾乳後はふわふわのやわらかおっぱいになってて、すごーっと感動した。ところでDさんは昔、牧場で牛の搾乳をするバイトをしていたらしいです。にゃんこのフジくん(実は写真集デビューもしている)にもはじめてご対面。とても凛々しい顔立ちで、身体がとっても長かった。4時間ぐらいおしゃべりして帰路。

1.29日

昼にI田さんと一緒に高円寺円盤へ。T口さんのところへ行って今年出る本の特殊装丁のミニチュア本を見せてもらい、文字稿のゲラをいただく。わ〜ミニチュアでみると可愛い! これは本当に形からすごくおもしろい本! もう堂々と発表してもいいらしいので書きますが、3月25日についに出ます! 飯田華子・北村早樹子 共著の小説『裸の村』(リクロ舎)。呪いの歌のCD付です。去年飯田さんと往復書簡のように書きっこしていた小説がついにやっと、出まーす! 装丁は本当に超特殊版(T口さんが長年あたためていた企画らしい)で見たことがない形の本だと思います。中身もきっとおもしろいはず! わたしたち自分で作ったお話なのに、書きあがったあとふたりとも魘されたり金縛りにあったりして、ホラーってわけではないのやけどちょっと本当に怖いお話です。乞うご期待!! 円盤を出て、いや〜やっと出るね、うれしいね〜ってことで近くのタイ料理屋さんにぷらっと入って乾杯。タイのおでんを食べた。不思議な味やった。『夫ちん』の話などもしたりして2時間ぐらいおしゃべりし、もっとしゃべりたいことはあったけどわたしは夜渋谷に行かねばやったので今日は泣く泣くお別れ。夜は渋谷映画美学校試写室(今週来るの二回目)で去年劇伴音楽&主題歌を作らせてもらった映画『息衝く』の関係者初号試写会に行った。上映前からなんかすごい緊張感で、これから深刻な裁判でもはじまるんですか……って感じのピリピリした雰囲気。木村文洋監督がいつもの上ずった声で「どうも、監督の木村です」と挨拶。(知ってるよ! 全員関係者やねんから!と心の中でツッコむ。)上映時間130分。なかなかに長い一大巨編やな〜と改めて思った。音楽作る上でDVDで見ていたときと全然印象が変わった(実際編集で変わってるからもあるんやけど)ものすごく登場人物が多くてそれぞれにドラマがありまくりの群像劇なのやけど、寺十吾さんだけ別格で出てきた瞬間に見てる者みんなの心をわしづかんでいくあの存在感、すげーと思った。そして笑いの出る感じの映画ではないと思ってたんやけど、寺十さんのところですごく笑いが起きていた。わたしも声出して笑った。あと最後の直前の衝撃の展開も笑っちゃいけないの? て感じやけど声出して笑ってしまった。劇伴曲は、去年の秋千本ノックばりに作ってはボツ作ってはボツで絞りに絞ってレコーデイングした曲たち、の結局使われてたのはさらにその半分ぐらいやって、あっれれ〜という気持ちもあったけど、まあ監督の判断ならしょうがない。なにはともあれ、無事8年がかり?ぐらいの映画が出来上がってよかったね、てことでみんなで打ち上げへ。主演3人も寺十さんもいなくて残念やったけど、西山真来ちゃん(前作『へばの』の主演で今作も出ている、しかもわたしと同い年)と久しぶりにあっておしゃべりできてうれしかった。撮影のT橋さんやプロデュ―サーK原さんと裏話がおもしかった。川瀬陽太さん(やり手やけど嫌味な政治家役)とも最後おしゃべりできてうれしかった。終電で帰宅。