「HTC One M8」レビュー--エレガントかつ超高性能な最新主力スマートフォン

http://japan.cnet.com/news/commentary/35045999/

デザインの面では、HTC One M8は今後登場するすべてのスマートフォンのスタンダードを作ったし、初代HTC Oneのデザインを継承していることは言うまでもない。この新しいHTC One M8は、とにかく美しいデバイスであり、実際、2014年に筆者が目にしたものの中で(Galaxy S5とソニーの「Xperia Z2」を含めて)、もっとも魅力的なスマートフォンだ。

実際、HTC One M8は、2014年に世に出た主力スマートフォン(Galaxy S5とソニーXperia Z2を含む)の中で、Snapdragon 801を採用した最初のデバイスだ。Galaxy S5には2.5GHzのプロセッサが搭載されるが、ユーザーにはほとんど違いがわからないだろう。
Snapdragon 801を製造した支配的なモバイルチップメーカーであるQualcommによれば、801はGALAXY Note 3やLGのG2に搭載されているSnapdragon 800よりも25%高速なグラフィック処理性能を持っている。

M8で写真を撮影するたびに、2つ目の視点からの、奥行きを検知するレンズを通じて、光学データが取得され記録される。その結果、HTC One M8では写真を撮影した後で、焦点を変更することができるようになった。例えば、手前にある被写体に焦点を合わせ、同時に背景の被写体をぼやけさせる処理を事後的に行うこともできる。

日常的な使い方をした時の使い勝手も、このテストの結果を反映したもので、M8はさまざまな機能を軽々とこなしてみせた。アプリやメニューの起動、終了、切り替えなども目にもとまらぬ速さだった。一言でいえば、HTC One M8は恐ろしく高速だ。

テスト中はバッテリは丸一日持ち(午前8時に電源から切り離し)、充電が必要になったのは午後10時だった。

手元にHTC One M8が届く前に、上記の記事を読んだ際は、ちょっと誉めすぎではないか、という印象があったのですが、手元に届いていじっているうちに、そういう印象は一変しました。この記事は誉めすぎでも何でもなく、HTC One M8の特徴を在りのままに紹介している、と。
私も、最初にHTC Desire(今思うとこの製品名にはしみじみと感じるものがありますが)を入手して以来、いろいろとスマートフォンを買っては使ってきましたが、このHTC One M8は、実に素晴らしく、大げさでも何でもなく、感激しています。
スマートフォンのデザインというのは、プラスチックむき出しっぽかったり、色が安っぽかったり、あまり好きになれないものが多いですが、HTC One M8(私はガンメタグレイを選択しました)は、実に美しく、すっきりと洗練されていて、人前で出すことがまったくはばかられない、出せばその場にいる人の注目を引く可能性が高い、従来のスマートフォンと一線を画するものです。まずは、この点が特筆ものでしょう。
最新、最強のCPU搭載で(私が入手したアジアバージョンでは、欧米版の2.3GHzプロセッサが2.5GHzに強化されています)、また、別の記事によるとタッチパネルの性能がかなり良いとのことで、動作、挙動は目に見えて速く、従来、iPhoneに比べてもっさりとした印象を受けやすかったandroidの面目が一新されています。従来のandroid機に慣れ親しんできた人ほど、使ってみると驚きが大きいでしょう。
カメラ機能は、最新の他のハイエンド機に比べて画素数が低く、他のレビューではネガティブに評価されている傾向がありますが、私が試してみたところでは、iPhone5sに比べて、ややくっきり感で劣るかな、という程度で特に大きな差はなく、むしろ、上記の記事で紹介されているような、背面のツインカメラをうまく使って手前にある被写体に焦点を合わせるといった機能は、うまく活用すればかなり便利ではないかと思いますし、そういう特性をうまく生かして使える可能性を、今後、いろいろと試してみたいと考えています。
バッテリーも、省電力モードで使うと、朝から使い始めて普通にいじって使って、その日の深夜の時点でまだ4分の1ほどバッテリー残量がありましたから、よほどヘビーな使い方をしない限り、丸1日は十分もつレベルだろうと思います。
日本で発売される見通しがないようで残念ですが、現行のハイエンドスマートフォンとしてはかなり魅力的な、「買い」の1台であることは間違いないと思います。

2014年04月11日のツイート

XP26万台の使用停止要請=自治体、更新間に合わず−総務省

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014041100447

新藤義孝総務相は同日の閣議後記者会見で「更新が完了していないパソコンは不正アクセスによる情報漏えいを防ぐことが困難になる」と述べ、未更新のパソコンの使用停止を自治体に呼び掛けた。

既に方々で繰り返し指摘されているように、サポートが終了したWindowsXPを使い続けることによるリスク増大には深刻なものがありますから、本来であればサポート終了までに買い替えなどの手を打っておくべきで、今になって上記のような呼び掛けが出ていること自体が、リスクが顕在化してしまっている現れと言うしかないですね。
使い続けるなら、せめてネットから完全に切断してスタンドアローン状態で使うしかないと思いますが、今時、そういう状態でPCを使うメリットは相当低いと思いますから、残念ですが、新OSをインストールできない限り(古いPCがほとんどのはずですからそれも難しいでしょう)、使えないゴミと化した、と考えるしかないでしょう。
ニュースを見ていて気になったのは、どこかの役所の人が、個人情報をPCで保管していないので大丈夫だと呑気そうに言っていて、では、遠隔操作されたり「踏み台」に使われて知らない間に他のPCを攻撃する道具に使われたりしたらどうするのか、ということになります。テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電製品のような感覚で、まだ動くから使える、と考えるべきではない、というのは今さら言うまでもないことでしょう。
気になるのは、こうしてXPが使い続けられてしまうことで、ネット上での様々な攻撃が誘発、助長、激化されないかということで、当面、気味の悪さ、居心地の悪さを払拭できそうにありません。実に困った事態になってしまったとため息が出る思いです。

有期刑20年に厳罰化=改正少年法がきょう成立

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041100067

現行の少年法は、犯行時18歳未満の少年について、無期刑とすべき場合10〜15年の有期刑に減刑できると定めているが、改正法はこの上限を20年に延ばす。また、不定期刑で現在最も重いのは「5年以上10年以下」だが、改正法では「10年以上15年以下」を言い渡すことができるようにする。

従来の少年法は、少年の可塑性を重視し、上記のように刑を軽減していましたが、凶悪重大な事件については、軽減が行きすぎて軽きに失していた面があって、そこを是正した今回の改正には評価できるものがあると思います。ただ、少年は、その可塑性故に、良い方向へ大きく変わる可能性も持っていますから、長期服役になった場合も、服役の在り方で少年院での処遇の良い面を取り入れたり、仮釈放について機械的、画一的に運用するのではなく服役状況が良好で改善更生が顕著な者には思い切って早期の仮釈放を認めるなど、少年の特性に沿った運用が求められるのではないかと思います。そういったところも、今後、運用面でうまく取り入れてもらいたいと思います。