Turandot(3幕5場、未完)
ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ。 カルロ・ゴッツィの戯曲をもとにアダーミとシモーニが台本化。
タタールの王子カラフが、美しいが冷たい心をもったトゥーランドット姫の課した3つの謎を解いて、彼女と結婚する。 主要曲に「誰も寝てはならぬ」「氷のような姫君の心も」などがある。 3幕の「リューの死」を作曲した時点でプッチーニが他界し、その後を草稿をもとにフランコ・アルファーノが完成させ、1926年ミラノ・スカラ座で初演された。
温かくなったような、それでも風が冷たくて…三寒四温の時期になりましたが、皆様はお変わりありませんでしょうか?花粉もそろそろで、気が気ではない方も多いかもしれませんね。 さて、ご主人様は先日、文楽公演にお出かけになりました。随分楽しまれた様子でしたよ。演目は「妹背山婦女庭訓」「いもせやまおんなていきん」です。いつも漢字が読みにくいのですが、これは大変、有名な人形浄瑠璃です。今回は通し狂言。お好きな方はきっと、通しでご覧になるのですね。ご主人様はその第二部をご覧になりました。 文楽は語り手の太夫、三味線、人形の三業と呼ばれる技芸です。内容は割愛いたしますが素晴らしかったです。これからも語り継がれる…
東帰の姫君 歌劇と戯曲・西洋と東洋のクロスオーバー オペラ「トゥーランドット」 劇作家・魏明倫 川劇《中国公主 杜蘭朶》 主な登場人物 あらすじ ポイント オペラ「トゥーランドット」 イタリアのオペラ「トゥーランドット」の舞台は中国。 美しくも冷酷なお姫さまが異国の王子によって本当の愛に目覚める物語です。 こちらはメトロポリタン・オペラ(MET)ライブビューイングの予告映像 youtu.be 新国立劇場のサイトはこちら プッチーニのヒロインたち。トゥーランドット|オペラの扉2022 劇作家・魏明倫 西洋の歌劇が東洋の戯曲へ。 劇作家・魏明倫(1941-2024)による換骨奪胎の素晴らしい舞台と…
NHK-BS(4K)プレミアムシアターが放映したウィーン国立歌劇場の「トゥーランドット」。 2023年12月にプレミエとなった公演のライブ収録。アスミク・グリゴリアン、ヨナス・カウフマンというスター歌手がキャストに名を連ねたことから、シーズン・プログラムの発表段階から大きな話題になった注目公演。チケットはこの第一キャストが出演した全公演が早々に完売。まさに、同劇場23-24シーズンのハイライトだったと言えよう。 実際観てみると、これは今最も旬で、なおかつ最先鋭のプロダクションであった。 あのさぁ・・・。だからこういうのを日本に持って来いっつうんだよ。バカの一つ覚えじゃなくってさ。こういうのが、…
英国ロイヤル・オペラの来日公演。ぽん太は日程の都合で今回は「トゥーランドット」だけを観劇。 さすが演劇の国イギリス。演出や美術が見事で、ひとつの「舞台」を見たという満足感がありました。もちろん歌手も素晴らしく、パッパーノが指揮するオケも迫力満点でした。 トゥーランドット役のフンデリングは代役でしたが、声量があり堂々たる歌声でした。カラフのジェイドも伸びやかで声量豊かな声で素晴らしかったのですが、お待ちかねの「誰も寝てはならぬ」は、イタリアオペラのような色っぽくてねっとりした感じがなく、ドイツオペラみたいな端正な歌い方で、ちょっとがっかりしました。 リューのラングワナシャは体格の良い黒人女性で、…
ロイヤルオペラ来日しますね。今からとても楽しみにしています。 www.nbs.or.jp 演目はリゴレットとトゥーランドットです。私はお金はFly Awayとなりますが、両方とも参戦します。 やはりソプラノに注目してしまうのですが、リゴレットはジルダ役がNadine Sierra(ネイディーン・シエラ)です。 彼女は間違いなく今をときめくソプラノで、有名歌劇場でバンバン歌いまくっています。若手で一番売れているといっても過言ではないでしょうね。その声は柔らかく、息はどこまで保つんですか?と驚くフレージングです。それに加えてアイコニックな容姿も人気の要因かなと思います。 続いて、トゥーランドットの…
イマーン・ビーシャは、ヨルダンの首都アンマン生まれ。2歳の娘が「キラキラ星」を歌うのを聞いた両親は、彼女の才能に気付いた。 彼女は、6歳からイタリア語でオペラを歌い始め、2017年、8歳のときに『アラブズ・ゴット・タレント』で優勝し、賞金13万ドルを獲得した。 アラブ世界で広く認められたことから、彼女は同年、ヨルダンの王宮における独立記念日の祝賀会で国王から功労勲章(金メダル)を授与され、史上最年少の勲章受章者となった。 彼女の父は、ヨルダンのチェルケス人(アディゲ・Circassian )で、アラブ首長国連邦(UAE)に本社があるアイスクリームメーカーのオーナー。母親は、アメリカ人。 チェル…
◯「題名のない音楽会#〜フィギュアスケートの見方が変わる音楽会」 音楽や歌のイメージを伝えるのに、指揮者のように、手の動きを使うことがよくあります。ホワイトボードに線で描いたり、楽譜の音符をつなげたり、視覚化して、わかりやすくするわけです。 毎年、楽しく見ているのが、この番組で、今年、第6回を迎えるシリーズ「フィギュアスケートと音楽」です。 今回は、北京での12/7〜10の「フィギュアスケート・GPファイナル」#に合わせての特集でした。 私の記憶に残る浅田、荒川、羽生選手らの名演技に、そのときの音楽を新たに演奏して、実際にリンクを滑ったトレースとともに再現してくれました。 昔は、よくスケートリ…
2025/02/03更新 次々と仮面を変化させる驚きの技「変臉」。 日本では一般的に「変面」という名で知られています。これは四川省の伝統劇「川劇 chuan ju せんげき」でみられる芸能です。 こちら川劇の《白蛇伝》金山寺の場面。 打楽器の音色、台詞まわしや衣装をはじめ立ち回りから変臉や吐火の芸など京劇とは味わいが異なります。 youtu.be 京劇《白蛇伝》はこちら 今回は地方劇「川劇」を題材にした中国映画『變臉 この櫂に手をそえて』と川劇の舞台をご紹介します。 京劇と地方の演劇についてはこちら 映画 『変臉 この櫂に手をそえて』 物語 キャスト 名優・朱旭がうたう京劇《借東風》《春秋筆》…
2023年2月25日 二期会 東京文化会館プッチーニ トゥーランドット指揮 ディエゴ・マテウス演出 ダニエル・クレーマー(ステージデザイン等 チームラボ)管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団田崎尚美(トゥーランドット)、樋口達哉(カラフ)、竹多倫子(リュー)、ジョン・ハオ(ティムール)、牧川修一(皇帝アルトゥム)、小林啓倫(ピン)、児玉和弘(パン)、新海康仁(ポン) 他 チームラボが手掛けたスペクタクルな舞台が話題になっている本公演だが、私にとっては、ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版を採用した上演を初めて聴いた、というのがポイントだ。 ベリオ版は、2002年ザルツブルク音楽祭で上演された…
プッチーニ(Puccini)が作曲した歌劇、トゥーランドット(Turandot)の中のアリア、誰も寝てはならぬ(ネッスンドルマ Nessun dorma)をカタカナにしました。歌唱はイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)です。アーティストの歌い方や癖をそのままカタカナ化するようにしていますので、本来の発音と差異がある場合があります。できるだけ忠実に再現するよう努力していますが、カタカナでイタリア語を表現するには、無理がありますことをご理解下さい。また、人の聞こえ方はそれぞれ異なります。アとエ、ルとレなど、微妙な「音の幅」については、ご容赦下さい。…