Don Giovanni
スペインの色事師ドン・ファンを題材にしたモーツァルトの歌劇として有名な作品だが、ガッツァニーガが先にオペラにしたものをモーツァルトが再びオペラ化したもの。
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Mozart - Don Giovanni (1979 Joseph Losey Film)
Mozart: Don Giovanni
Gazzaniga: Don Giovanni / Bruno Weil
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youtu.be まずあの歌劇を初めて聴き、CDの対訳を読んだ時、何か勇気をもらった。 とにかく大悪党なのである、あの主人公は。 だが、男らしい、雄々しいといえば雄々しい、いさぎよい、あっぱれな人生ではなかったか。 そう思わせるのは、やはりあの騎士長の亡霊との問答であった。 たとえ地獄に堕ちようとも、悔い改めない。何ともリッパな覚悟、たいした根性であった。 あのドン・ジョヴァンニの姿、そして幕が下りるまでの沢山のアリア、二重唱や三重唱の美しさ、血流の止まることのない音楽に、すっかりトリコになってしまったのが二十歳の頃。 あの頃は、自堕落したかった。凶悪な人間、とまでいわないが、自分の悪行の代償…
今日も暑かったですね。この時期でこんなに暑いと、7月後半から8月にかけて、いったいどうなってしまうのでしょうね? さて、本日の午前中は、昨年に引き続き、町内会の盆踊りの指導員を引き受け、来てくださった皆さんに盆踊りの指導を行いました。昨年から参加してくれている方も多く、初めのうちは踊りがうまくいかなかったようですが、体が覚えているようで、1曲が終わるまでには多くの人が踊れるようになっていました。みんなで踊るのはとても楽しい気分になりますね。ただ、暑い!熱中症に気をつけて、こまめに休憩を入れながら練習を行いました。自分もここのところあまり体を動かしていなかったので、いい運動になりました。また次回…
悪の華 Les Fleurs du mal (1861) 憂鬱と理想 SPLEEN ET IDÉAL 15. ドン・ジュアンの地獄落ちXVDON JUAN AUX ENFERS HTML の問題 改行と段落の違い 終了タグの省略 要素 RUBY の使い方 作品の感想など カローンは乗っていなかった 牛の大群 ダンディ 詩人は何を見たか 悪の華 Les Fleurs du mal (1861) Charles(シャルル) Baudelaire(ボードレール)/萩原 學(訳) 憂鬱と理想 SPLEEN ET IDÉAL www.youtube.com www.youtube.com www.you…
今週23日(土)はベートーヴェンの第九公演に出演予定の私。 hiratea.hatenablog.com この公演、メインの第九の前に、 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」より序曲が演奏されます。 私、勘違いをしていました。 今まで演奏したことがあると思い込んでいたのですが、 それは、「ドン・ジョヴァンニ」の別のアリアとか数曲を弾いたことがあったということで、 実は序曲を弾くのはこれが初めて。 それにしてもですよ、華やかなオペラが始まるのに、ニ短調でデモーニッシュ(悪魔的)に開始されるなんて、 当時の音楽社会では、極めて珍しかったのかなあ? 私はこの始まりがとっても好きですけれどもね。 とこ…
見に行くのは何十年ぶりかしら、フランス文学のゼミでモリエールのドン・ファンを読んだとき、先生に誘われて映画のドン・ジョヴァンニを銀座のヤマハホールで見て以来、数えてみたら39年ぶりに、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』を見てきました。 佐渡裕の指揮、デイヴィッド・ニース David Kneuss の演出、兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏、見に行ったのはドン・ジョヴァンニ役のジョシュア・ホプキンズ Joshua Hopkins を中心とする外国人メンバー中心のキャストの日でした。 私の個人的な好み、古楽器の切れ味のよい速めのテンポの演奏への好みからすると、佐渡氏の棒の紡ぎだす音楽は、好みとはい…
神戸まで出向く 今日は神戸までMETライブビューイングを見るために出向くことにした。演目はモーツァルトのドン・ジョヴァンニという定番ものである。三宮まで車で突っ走ると、駐車場はakippaで確保済み。 神戸国際会館 現地到着は11時頃で、上映は11時55分からなのでとりあえずは昼食を摂っておくことにする。入店したのはたまたま見かけた「がんこのトンカツとカレー」。回転寿司で有名ながんこが最近は和食全般のレストラン展開をしているが、その一環の店だろう。「ロースカツカレー」を注文する。 がんこのトンカツ店の模様 ロースカツはいわゆるトンカツ定食用の厚切りのものであり、食べ応えあり。カレーについては比…
ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか』(7) 今回は、第2章 哲学のあらまし の続き(p.50~)である。 「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」という問いを巡り、思想家の見方は3つに分かれて現在に至っている、とホルトはいう。次の3つである。(緑字は、傍点の代わり) 楽観派…世界の存在には何らかの理由があるはずであり、それを見出せるだろう。 悲観派…世界が存在する理由はあるかもしれないが、確かなことは決してわかるまい。何故なら、恐らく私たちに見えるのは現実のごく一部でしかなく、その背後にある理由がわからないからか、現実に背後にある理由は、宇宙の本質を看破するためでなく、あくまで生き残るた…
イマイチ調子いくな~いもんで Mozart: Don Giovanni, Nos. 16 & 17 - Terfel, Gleadow, Schwartz; Honeck, VFO モーツァルトを聴いて気分転換した
この辺りで、モーツァルトの作品群の中でももっとも華やかなジャンル、オペラを取り上げたいと思います。 モーツァルトがはじめてオペラを作曲したのは1767年、わずか11歳のときのことです。 この作品は「アポロとヒアチントゥス(Apollo et Hyacinthus K.38)」で、ザルツブルクのベネディクト派大学の祝典用として書かれました。 K.38は、我々のイメージするオペラというより、音楽付きのラテン語喜劇といったものですが、それにしても、登場人物のキャラクターや感情・思想などをきちんと把握した上でなければ適切な作曲は絶対にできないことを考えると、11歳という年齢でそれを成し遂げたモーツァル…
概していえば、『ドン・ジョヴァンニ』 第32投。540ページ、1753行目。 On the whole though favouring preferably light opera of the Don Giovanni description and Martha, a gem in its line, he had a penchant, though with only a surface knowledge, for the severe classical school such as Mendelssohn. 概していえば、『ドン・ジョヴァンニ』の類の軽いオペラやその系列の珠玉で…