ホツマ二十一アヤは長編。連載中の『わたしのほつまつたゑ』(清藤)は、今回その後半の解釈となります。地鎮祭や棟上祭の原初が明かされます。楼門や鳥居、羅生門の語源や深意が、次々と語られて、息つく間もない驚きの連続となるアヤですが、「大国主」の正体が示される部分には、「あれれ?」と意外に感じた方も多いと思います。馴染みの深い七福神の二大スター、恵比寿と大黒。アカデミズムの通説では、鯛を釣り上げる姿の恵比寿が「唯一の日本古来の神」で、大黒は、ヒンズー教シヴァ神が、大国主命=素戔嗚尊の息子の大己貴命(おおなむち)と習合したものと解釈されています。 ホツマ伝承を読み解けば、恵比寿は、カシマタチ(国譲り)に…