小学校の学習発表会を観にいく。一年生は、いまだに定番らしい「おおきなかぶ」を劇化しての発表。人数は30人足らずとややさみしいが、それぞれに役を持ち声を出している。微笑ましい限りだ。多くの人が知っているストーリーは安心して観ていられるし、脚色や工夫も楽しく受けとめることができるのが良い。 さて、もう何十年も前からこの話を読んだり見たりしているが、今回初めて浮かんだ大疑問(笑)がある。「なぜ、ここには『父』や『母』が登場しないのか」周知のようにおじいさん、おばあさんと来て、次が孫、そして動物たちと続いていく。「大きなかぶはぬけました」のハッピーエンドなので、最後まで出てこない。 想定してみよう。一…