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かんむり座

(サイエンス)
かんむりざ

[英] Corona Borealis
かんむり座は、北天にあるトレミーの48星座の1つ。
初夏の日暮れのころ、うしかい座の東隣りで小さな半円形を描いている。大きな星座ではないが、半円形がはっきりしているので、見つけやすい。
かんむり座の半円形の中ほどに輝いているのは、2.2等星の「ゲンマ」で、「宝石」を意味する。地球から距離74光年のところにあり、太陽の50倍もの明るさで輝いている。
アラビア名では「アルフェッカ」とよばれており、これは「欠けたものの明星」という意味。半円形のかんむり座が、一部が欠けた「貧乏人の皿」と見立てたことからきている。
ちなみに日本では「車星」「太鼓星」「鬼の釜」という風変わりなよび名がある。

恒星

  • α星:ゲンマ、かんむり座で最も明るい恒星で、唯一の2等星
  • ο星

神話

アテネの王子テーセウスは、クレタ島の王女アリアドネの糸車の助けを借りて、迷宮の牛の魔物を退治することに成功した。そしてアリアドネを妻にむかえると、故郷に向けて船出した。ところがテーセウスの夢にアテナ女神が現れ、「アリアドネを妻にすると災いがおこる。アリアドネを島に残し、急いで船出せよ」と告げた。テーセウスはそのお告げにしたがって、アリアドネが眠っているあいだに船出してしまった。目を覚ましたアリアドネは悲しみのあまり、海に身を投げようとしたが、そこへちょうど酒の神ディオニュソスが通りかかった。ディオニュソスはアリアドネをなぐさめ、自分の花嫁にむかえることにして、7つの宝石で飾った冠を贈った。このとき贈られた冠が、後にかんむり座になったと伝えられている。

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