今日は、旧約聖書の霊的プロセスの中で「エステル記」を取り上げたいと思います。エステル記は、聖書の中でも特に特徴的な書で、神の名が一度も出てきません。しかし、その沈黙の中にこそ、神の深い導きと守りが隠されています。これは、私たちの人生でも同じ──神が見えない時、沈黙しているように感じる時こそ、心の奥で静かに働いておられる霊的プロセスが進んでいるのです。エステル記は、神の“隠れた導き”を学ぶための書です。 1. ペルシャの宮廷 ― 神が見えない環境エステル記の舞台は、異国のペルシャ。神殿も祭司も預言者もいない場所です。• 神の臨在が感じられない• 祈りの文化がない• 霊的に“遠い”環境• 神の沈黙…