出社の朝、思うように準備が捗らずいつもより家を出るのが遅くなってしまった。そのうえ電車の遅れなどで遅刻するかもしれないというかなり際どいラインに。社会人として速やかに遅刻する可能性がある旨を上長に伝えるべきであるが、遅刻をしない可能性もあるわけでその可能性に賭けた。出社に刺激をの精神である。 結果、ぎりっぎりのぎりで間に合わなかった。 が、オフィスに到着してみると上司や同じ島の姐さんが小型の暖房機器を囲んでやいやい言っており、その暖房効率について議論を繰り広げていた。「あ、おはよ」と上司。遅刻していることを気づいているのか気づいていないのか、相変わらずゆるい。それなら寝た子を起こすような真似し…