──感情ではなく、国益の“設計図”として読む(事なかれ外交の終わり) 高市早苗首相は2025年10月21日に第104代首相として指名され、就任直後から外交の“温度差”がはっきり出た。中国には硬い。一方で中国以外(韓国も含む)とは関係改善と連携強化を前に出す。これは「好き嫌い」では説明がつかない。説明できるとしたら、国家の損得勘定=国益の設計として、だ。 この話をややこしくしてきたのは、日本の中に長く残っていた「中国とは波風立てず、経済で繋がっておけば何とかなる」という発想だと思う。いわゆる事なかれ主義、先送りの外交。ただ、その路線はもう成り立ちにくい。なぜなら中国は「将来の脅威」ではなく、すで…