東洋水産CMから考えるキャンセルカルチャーについて、追記しておきます。 <もし被害者性の訴えを無条件かつ一方的に「やさしく(優しく、易しく)」受け容れ、他者への暴言や私刑を行使する「免罪符」の様に扱うのなら、「被害者」は容易に「加害者」にも転じ得る。現に「被害」を訴えていたはずの藤井セイラ氏はじめCM非難側の発信には、「集団での仲間外れを呼びかける子どものいじめのようだ」「キモい、陰湿などの言葉は論理的批判ではなくただの悪口や誹謗中傷」に類した、「加害者性」を指摘する批判も数多く向けられている。 「被害者性」は尊重されるべきだが、他者を叩く棍棒にしてはならない。その暴力に吊るし上げられる関係者…