日本で30年以上のスパイ活動か 2024年11月、警視庁公安部は、アジア系ロシア人の男が日本人に成りすまし、約30年以上にわたり日本国内で諜報活動を続けていた疑いがあると発表しました。男は1965年頃に福島県で失踪した男性の身分を乗っ取って「背乗り」し、ロシアの対外情報局(SVR)の指示のもと、日本でスパイ活動を行っていたとみられます。 公安部の捜査によれば、男は1970年代以降、日本人としての身分で東京都内の貿易会社に就職。国内外を行き来しながら、政治、経済、軍事に関する機密情報を収集していたとされています。表向きは日本人の商社マンとして生活し、さらには日本人女性と結婚して家庭を築くなど、日…