コーヒー(珈琲)のグレードの一つで、生産段階から焙煎まで品質管理が徹底された、風味などが素晴らしいコーヒーのこと。
日本では日本スペシャルティコーヒー協会が具体的に定義づけしているが、現時点で国際的に明確な定義はなく、SCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)やSCAE(ヨーロッパスペシャリティコーヒー協会)が毎年定義を改良修正しており、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の概略的な定義では、
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底している事が必須である。(From Seed to Cup)
出典:スペシャルティコーヒーの定義 « SCAJについて | Specialty Coffee Association of Japan
としている。
スペシャルティコーヒーは、コーヒー全体の流通量の5%とも言われ、主にコーヒー専門店やカフェで提供されている。