近年、猛暑が当たり前になりつつあるフランス・パリ。 エアコンの使用が増える一方で、その熱が外気をさらに温め、都市の気温を上昇させる「ヒートアイランド現象」や、温室効果ガスの排出によって地球温暖化をさらに加速させるという悪循環が問題になっています。 そんな中、パリ市が注目するのが「エアコンに頼らない冷房対策」。その中心にあるのが、セーヌ川の水を利用した「冷却ネットワーク」です。 なんとこの仕組み、すでに800以上の建物に導入されていて、あのルーヴル美術館や国民議会も対象。しかもこの冷房は、地球環境にやさしく、エネルギー効率も抜群なんです。 今回は、パリの地下に広がる「冷房ネットワーク」の秘密に迫…