Dan O'Bannon 脚本家、映画監督
USC在学中にジョン・カーペンターと知り合い、カーペンターのデビュー作『ダーク・スター』にスタッフ&キャストとして参加。卒業後アレハンドロ・ホドロフスキーの『砂の惑星』の映画企画に特撮監督として参加するが中止。友人の脚本家、ロナルド・シャセット夫妻の元に転がり込み、『エイリアン』を共同で執筆する。デザイナーとしてH.R.ギーガーを薦めたのも、オバノンである。
「スペースバンパイア」(1985年制作) 名前が安易ですよね。中学生でも分かる簡単な単語をつなげただけの、B級映画臭がプンプンするタイトル。 原題は「Lifeforce」なので、日本で付けられたタイトルです。 ややこしいのは、原作の本のタイトルが「the Space Vampires」なんです。 そういう意味でタイトルを付けた日本の配給会社に罪はなさそうです。 が、この映画は「名(日本語タイトル)は体を表す」みたいに、大作なのにB級映画みたいな扱いになっちゃいました。 (あらすじ) ハレー彗星を探査するために飛び立った宇宙船「チャーチル号」は、彗星の近くで巨大な宇宙船を発見する。その中には美し…
★★★☆☆ あらすじ 宇宙船に乗り込み、新天地を探す乗組員たち。 感想 いかにも昔の特撮映画といった感じのローテクな映像が、なんとも言えない良い味を出している。三人の乗組員が任務をこなす狭苦しいコクピットだったり、ヌードポスターを貼り過ぎてぼかし処理をされている休憩室だったりと、セットや小道具にちゃんとこだわりが感じられる。しかし、ぼかし処理はオリジナルからなのか日本公開用なのかは分からないが、この処理をした人は余計な事させるなよ、ときっとイラっとしたのだろうなと思うと笑えてくる。それからピコピコとした効果音もグッと来た。レトロフューチャー感。 物語は、宇宙船乗組員たちのとある一日といった感じ…
ぷらすです。 今回ご紹介するのは、巨匠ジョン・カーペンターと「エイリアン」の脚本などで知られるダン・オバノンの長編デビュー作『ダーク・スター』ですよー! アマプラでたまたま見つけて見たんですが、タイトルからシリアスな作品かと思ったら、ポンコツ船員たちが宇宙で繰り広げる、ゆるふわ日常系SFでしたよw 画像出展元URL:https://www.amazon.co.jp/ 概要 銀河開拓の旗艦ダーク・スターの航海を描いた、J・カーペンターとD・オバノンの学生時代の作品をリメイクしたSF。脳だけ生きていて冷凍室から指揮する船長、ビーチ・ボール状エイリアン、思考する爆弾等の魅力ある小道具と忘れ得ぬラスト…
光差し込まぬ漆黒の地下室。 そこかしこに穿たれた井戸の様な穴。 覗き込むとそこには実験の“失敗作”がうねうねと蠢き。 そして、部屋の中を徘徊する何者かの気配。 久しぶりに闇の世界の怖さを感じました。 「ヘルハザード/禁断の黙示録」 (1991年/ダン・オバノン監督) 原題は「The Resurrected」(蘇えった死者)。原作はラヴクラフトの「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」。何をどう間違えるとこのような邦題になるのでしょう。 謎の実験に没頭するチャールズ・ウォード(クリス・サランドン)を案じた妻クレア(ジェーン・シベット)の依頼によりウォードの身辺調査を始めた私立探偵マーチ(ジョン・テリ…
近所のスーパーの惣菜コーナーに壁と楽しげに会話をしているおばさんがおりました。 私には見えませんでしたが、惣菜ケースの中か、その向こうの壁の中あたりに、「お友達」がいたのでしょう(別の日には野菜売り場でダウジングしながらキャベツに話しかけてました)。 さて、他人には見えないものが見えてしまう、という設定の映画はよくあります。シャマランの「シックス・センス」が有名ですが、多分あれの元ネタになってるのが、 「ゾンゲリア」(1981年/ゲイリー・A・シャーマン監督) 脚本は「バタリアン」のダン・オバノン。ハーレクイン・ロマンスか安物ポルノか、という出だしがホラーに一変する瞬間は、かなりの衝撃。 眼に…
『あ、頭に当たったのに死なないぞ!』『映画と違うじゃないか!』なるほど、こういう続編もアリか。「バタリアン」(1985年/ダン・オバノン監督)嘘八百なハッタリかまさせたら世界一と謳われる東宝東和の配給だったので、こんなすっとこどっこいなタイトルにされてしまいましたが、原題は「The Return Of The Living Dead」。つまり、ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の続編です。しかも、「ナイト・オブ~」は実話で、映画化に際しては軍の機密(死体蘇生の原因)を守るため、若干アレンジされている、という設定のメタ続編。位置的には「ゾンビ」の兄弟筋に当たるわけですが、「ゾンビ」が…
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.449 【スペースインベーダー】(1986年作品) 今回はチラシとパンフレットです。 《解説》 あのバンパイアを放った暗黒の宇宙から 再び戦慄すべき恐怖がいま、地球へ――! 巨大な円盤に乗って火星から地球へ襲来した恐怖のインベーダー。地底に帝国を築く彼らの正体は?その企みは?今、地球最大の危機が迫る! 昨夏、日本中の精気を吸い付くして大ヒットを記録した【スペースバンパイア】に続く鬼才トビー・フーパー監督のスペース・シリーズ第2弾!フーパーが子供の頃に夢中で見た古典SF映画の名作【惑星ア…
どうも、『どんでの映画の日々』です。 ”エイリアン2をどうしても見たくなる”って時期が年に3回ほど訪れるんですが、2022年初が来ちゃいましたね(笑) 映画見るだけでは飽き足らずこんなPS4のゲームも買ってしまいました! エイリアンファンにとって必見ですよ! エイリアン:ファイアーチーム エリート PS4版価格: 4207 円楽天で詳細を見る ってことでもちろん今回はエイリアン2をご紹介!いってみましょう! ※ネタバレは極力避けたいですが一部ネタバレを含みます 概要 スタッフ キャスト あらすじ 感想 2作目って成功するんだね この作品独自の武器が魅力的 あの小道具が生む恐怖感がいい 死に様が…
最近見た映画、またはだいぶ前に見たけど感想を書きそびれていた映画について、ここらでまとめて感想を書き記しておきます。今回はドキュメンタリー映画編。 『ホドロフスキーのDUNE』(フランク・パヴィッチ) 2013年 未完に終わったアレハンドロ・ホドロフスキー版『DUNE』映画化の顛末を描くドキュメンタリー。ホドロフスキーが想定したスタッフ(メビウス、ダン・オバノン、H・R・ギーガー、音楽はピンク・フロイド)、キャスト(サルバドール・ダリ、オーソン・ウェルズ、ミック・ジャガー・・・)で実現していたらさぞかし凄い映画になっただろうなと思うが、やはりこんな企画無理だったろうなとも思う。しかしこうしたド…
前回は学生映画みたいな「アタック・オブ・ザ・キラートマト」のことを書きましたが、今回は本当の学生映画「ダークスター」です。 (あらすじ) 宇宙の彼方で、人類進出の邪魔となる惑星を破壊する任務を負って航行する宇宙船ダークスター号。しかし船長は死に、変な宇宙生物が徘徊。自立型コンピューター搭載の惑星破壊ミサイルは自我に目覚め、自爆しようとしていた・・・ この映画の製作は1974年。「スターウォーズ」より前です。 南カリフォルニア大学の学生が作った映画です。 何でそんな学生映画が有名かというと、スタッフが凄いから。 当時は無名でしたが、監督が「ハロウィン」のジョン・カーペンター、脚本が「エイリアン」…
「アタック・オブ・ザ・キラートマト」・・・ (あらすじ) 人類に積年の恨みを募らしたトマトたちが、無差別に人間を食べ始めた。しかし、立ち向かう政府、軍隊は間抜けな人材の宝庫だった・・・ 80年代にSFマニアだった人には、一種の憧れを持って語られる映画です。 アメリカ公開は1978年。日本未公開。 当時のSF雑誌「スターログ日本版」等で、カルト的な映画と紹介され、「マイナー映画まで網羅したこと、本当のSF漢」と勝手に自任していた僕のような子供たちに、妙な憧れを持って強く記憶された映画。 「アメリカには、日本で公開されなていない、すげーB級映画があるらしい」 放課後の放送室で同じB級SF映画ヲタク…
お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] www.imdb.com 第2次世界大戦中の1943年。連合国空軍の女性大尉モード・ギャレット(クロエ・グレース・モレッツ)は、最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶ任務を上官から下される。フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ彼女は、男性乗務員たちから侮辱的なことを言われ、銃座へと押し込められる。その機内で、モードは右翼にまとわりつく謎の生物を発見する。 シネマトゥデイより引用 今回はネタバレスレスレの誉め解説モード
www.nhk.or.jp1987年の『ロボコップ』でSF映画に大きな影響を与えたポール・バーホーベン監督が、フィリップ・K・ディックの短編『追憶売ります』を原作に映画化した作品。 謎の女性と火星の夢を見るダグ・クエイドが、トータルリコール社の思い通りの夢を見られる機械を使用したことから、謎の組織から追われることとなる姿を描いています。 主演を務めるのはシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー。 記憶を取り戻す前後で二面性を持つ主人公ダグの役柄を演技力で魅せる一方で、彼らしいド派手なアクションで盛り立てているのが見所となっています。 また、(明確な答えはあるものの)見る人によって異なる…
www4.nhk.or.jp1987年の『ロボコップ』でSF映画に大きな影響を与えたポール・バーホーベン監督が、フィリップ・K・ディックの短編『追憶売ります』を原作に映画化した作品。 謎の女性と火星の夢を見るダグ・クエイドが、トータルリコール社の思い通りの夢を見られる機械を使用したことから、謎の組織から追われることとなる姿を描いています。 主演を務めるのはシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー。 記憶を取り戻す前後で二面性を持つ主人公ダグの役柄を演技力で魅せる一方で、彼らしいド派手なアクションで盛り立てているのが見所となっています。 また、(明確な答えはあるものの)見る人によって異な…
こんばんは、「どんでの映画の日々」です。 最近は暇すぎて映画ばっか見てしまっていますね。Amazonプライムで過去のドラえもんの映画40作品が一挙配信しているので旧ドラえもんの映画を見まくっていますが… 懐かしく、そして大人になって見ると新たな気づきもたくさんありました。 すっかりはまってしまったので明日、映画館で上映している「映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争2021」を観に行きます(笑) 記事を書くのでぜひ見てください! www.youtube.com しかし今日のメインはドラえもんではない(笑) 前回の自己紹介の記事でも書いた通り、記念すべき映画初ブログは・・・ バタリアン [DVD] ク…
■ 目 次 プロローグ トータルリコール Transformers エピローグ 糸屯ちゃんのおまけ - Blog Ranking Lists プロローグ おはようございます MCの白石です本日のテーマも、怒涛の 洋画セレクション です では、わたくしの方からお送りする洋画のご紹介をさせて頂きますトータルリコール Transformers です! それでは、皆さん 楽しんでってくださいね (✿╹◡╹)bワープ!!. . . . ...............................................き、きえるぅぅぅ。。。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:... ( ̄:;..::;…
1982年 アメリカ 109分監督:ジョン・カーペンター出演:カート・ラッセル もう一つのエイリアン映画。 ★★★ 本作の原作は「影が行く」という短編小説で、1951年に「遊星よりの物体X」として一度映画化されている。さらに2011年には再リメイク作が作られている。しかし一番有名なのはカーペンター監督の本作だろうな。 ノルウェーの南極観測隊が氷の中から巨大UFOを発見する。実はそこには10万年前に地球にやってきた”それ”がいたのである(原題は単純に「The Thing」である)。”それ”はノルウェー隊を全滅させると、犬の体内に侵入してアメリカ基地にやってくる。ここから”それ”との戦いが始まる。…
ドゥニ・ヴィルヌーヴの『DUNE : デューン 砂の惑星』 昨年のドゥ二・ヴィルヌーヴ監督最新作『DUNE : デューン 砂の惑星』が3月22日からレンタルがスタートすることが決まりましたね! 現存する数々の創作物、SF作品に影響を与えたとされるデューン。 原作はなんと50年前の作品です。映像化は不可能とされていた小説でしたが数々の試行錯誤の末、今回満を持して2度目の映画化がされました。 というのもデューンはこれまで、名だたる映画界の巨匠たちが「我こそは」と映像化を試みてきたが、その結果はどれも著しいものではありませんでした。 かつては1975年に、後にカルト映画界の巨匠として知られるアレハン…
S原:今回は、ちょっと変わったアニメです。 Y木:あーこの映画、DVD持ってるで。というか、これスマッシュヒットしたんか…? (あらすじ) あらゆる時間、空間、次元を蝕んでいく悪の化身“ロック・ナー”。そのロック・ナーをめぐる、[グリマルディ]、[ハリー・キャニオン]、[デン]、[キャプテン・スターン]、[B-17]、[美人は危険]、[ターナ]の7つの物語。アイバン・ライトマンをプロデューサーとして、コミック界を代表するアーティストたちが集結。そのアニメーションと見事に融合しているのが、スティーヴィー・ニックスらを始めとする80年代を代表するロック・ミュージシャンたち。 S原:あなたにしては、…
※この記事は、2022年1月に更新しました。 辞書で調べると、どんでん返しとは「物語の筋が、意外な方向に大逆転すること」と載っています。巧妙に張られた伏線。予想もつかないラスト・・・映画ファンは裏切られるのが大好きです。 1.定番中の定番(サスペンス中心) 2.ショックに口ぽか~ん! 衝撃のホラー 3.隠れた名作(マイナー系) 3つのテーマから各10本ずつ、合わせて30本、どんでん返し映画を集めてみました。 なお、オチをバラしてしまうのは、映画会社や脚本家さんの利益を侵害する行為だと考えます。ネタバレはしません。 【サスペンス中心】定番のどんでん返し映画 10本 1.『ユージュアル・サスペクツ…